鳩羽紫



 助けを求める声がきこえたような気がした。
「……?」
 雲水は手をとめて周囲を見回してみる。まず思いついたのは家の中から両親が呼んでいる可能性だったが、目に映る範囲では窓があいた形跡はなく、とくに異常な気配もしない。今日は法事も葬式も入っていないから来客はないし、金剛家の敷地は広いので外の道路からの物音とも思えなかった。広すぎて手入れが細部まで行き届かない庭の緑ばかりが、うるさいくらい存在を主張している。
 首を傾げていると、か細く甲高い悲鳴がふたたび耳に入る。近い。
 やたら生育のいい百日紅の木陰に導かれる。そこで藻掻いていたのは灰色の羽毛をまとった鳥の雛だった。まだ生まれて間もないらしく成鳥の姿を想像できなかったが、おそらく境内でよくみかける鳩の雛ではないだろうか。柔らかい下草にうけとめられたおかげでケガはないようだ。手をかざして初夏の日差しをさけながら頭上を探してみれば案の定、百日紅の枝の隙間に小枝を編んでつくった鳥の巣らしきものが覗いている。
 雲水はしゃがみこんで無力な雛に手を伸ばした。しかし触れる寸前で躊躇する。もし雲水が気づかずにこのまま放置されれば確実に失われたはずの生命だ。それがこの雛の運命というか、寿命だったのかもしれない。自然淘汰されようとしている野生の動物を気軽に助けてもいいものなのか。
 そこまで考えて、雲水はひとり苦笑した。
 どうせこの可哀相な雛の姿をみてしまったからには見捨てることなどできやしないのだ。壊れ物を扱うように、そっとすくいあげる。意外と鋭い足の爪が手のひらをひっかいてこそばゆい。ふと、もし弟ならこんな時どうするのだろうと思った。
 中学に入ってから阿含は変わった。とくに外見が派手になったのでそう思うのかもしれない、家での態度は小学生のときと大差ないこともあれば妙に不機嫌でよそよそしいこともあった。もともと気まぐれで情緒不安定気味な子供ではあったからその辺はあまり心配していなかったのだが、まったく知らない表情をみせる瞬間に気づいてしまえば、やはり以前と同じように弟を理解していると自惚れることはできない。
「脚立あったかな」
 雛をどこに置いておけばいいのかわからず手にもったままガレージに行き、反対側の手で古ぼけたスチール製の脚立をかついで戻ってくる。百日紅の下に立ててみると、なんとか届きそうだった。
「親鳥に襲われたりして……」
 わざと言葉にして不安を紛らわせ、雲水は脚立をのぼった。おそるおそる巣を覗きこむ。そこには手の中の雛とそっくりなもう一羽が、身じろぎもせずにうずくまっていた。
「おまえたちも双子なんだ」
 呟きながら静かに隣へと転がりこませてやる。せまい巣の中で互いを押しのけるようにして己の居場所を確保し、身を寄せあい大人しくなった。もう拾った雛がどちらであったのかもわからない。どうして巣から落ちてしまったのだろう、兄弟ゲンカでもしたのだろうか。巣から追いだして殺してしまいたいほどの怒りにかられたのだろうか。
 雲水はかぶりを振った。感傷的にすぎる。
 不意に、脚立がおおきく揺れた。心臓が跳ねあがる。必死にしがみついて視線を落とせば、金色の頭がこちらをみあげてニヤニヤと笑っていた。その腕が脚立を動かしたのは明白だ。内心を見透かされたような気がして、心臓がまたひとつ強い鼓動を打った。
「危ないじゃないか!」
「なにしてんだよ」
 阿含の問いには答えずに脚立からとびおりる。
「おまえこそ土曜日のこんな昼間に帰ってくるなんて珍しいね」
 動揺を隠すために饒舌になっているのを自覚する。阿含は人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべながら、ハ、と息を吐いた。そして雛の声に気づくまで雲水が使っていた道具を地面から拾いあげる。
「おぉこれは! 伝説の高枝切りバサミ!」
「……なにが伝説なの……?」
「てめぇも人として通販番組ぐらい押さえとけよな〜」
 そういって弟は3メートル近く伸ばされた竿状のそれを縦にしたり横にしたりして遊び始めた。
「振りまわすな。危ないから返してよ」
「い〜じゃん、おれにも使わせろって。どれ切んの?」
「もう終わった」
「え〜、そんじゃこうだ!」
 とめる暇もなかった。いきなり目の前の百日紅にハサミを向け、バチンと耳障りな音を響かせてかなり大振りな枝を切り落としてしまう。柔らかく茂った塊が雲水と阿含の間に騒がしく落下してくる。
「阿含ッ!」
 雲水は慌てて鳩の巣を確認した。最悪の事態はまぬがれたようだが、枝葉に覆われていた巣が外から丸見えになってしまっている。ほっと胸を撫でおろしながら弟を睨みつけようとするといつの間にかすぐ隣に立っていて、思わず一歩後ずさってしまう。そして傷つけてはしまわなかったかと慌てて様子をうかがえば、妙に無表情な顔をして阿含はこちらを一瞥し、視線を頭上へと逸らしてしまった。
「さっきアレみてたワケね。たまごでもあった?」
「……もう生まれてるよ」
 双子の雛の姿から赤ん坊の頃の自分たちまでをも連想し、こんな状況にも関わらず、つい顔がほころんだ。
 いきなり阿含が鳩の巣にスチールの竿を叩きつける。長すぎて枝にひっかかり、命中はしなかった。舌打ちがきこえる。
 あまりのことに雲水は声もでない。
 阿含の頬を平手で張った。当然殴り返されることを予測して口内を切らないように歯を食いしばる。しかし反撃は顔には来ず、両手で胸を突きとばされた。予想外の方向からの衝撃に無様にも尻餅をついてしまう。
 そのまま無言で睨みあった。息のつまる数瞬後、阿含がふて腐れたような呟きをもらす。
「てめぇが悪いんだ」
 雲水はカッとなった。
「居直るんじゃない! どういうつもりなんだ!?」
 弟は悪さをしてもその責をごまかしたことはなかったはずなのに、それは雲水の買いかぶりに過ぎなかったのか。弟は変わって、しまったのだろうか。
「べつに」
「べつにじゃないだろ! なにが気に入らないんだよ!」
「……雲水が、」
「おれが? おれがなに?」
「……」
 胸の奥が冷えていくのを感じた。
「そっか、おれが気に入らないんだ……」
「っ違う!」
「そういうことだろ。だったら直接おれを殴りなよ、八つ当たりしないで」
「ちがう、ちがうちがう!」
 阿含は両の拳を握りしめ、幼児に退行したような仕草で何度も首を横にふった。金色の髪が陽光をきらきら反射する。やがて阿含はうつむいたまま動かなくなった。風が吹いて庭の木々が鳴動する。
 前触れもなく居間の窓があけられた。阿含の肩がびくりと跳ねる。中から母親が顔をだした。
「雲水、お茶にしない? あら阿含いたの」
 阿含はその言葉を最後まできかずにきびすを返し、門のほうへ走り去ってしまう。
「阿含!」
 立ち止まりはしないだろうと思いながらそれでも雲水は弟の名を呼んだ。やはり、立ち止まらなかった。

 そのまま夜になっても阿含は帰ってこなかった。夕食後に自室からこっそり頻繁に抜けだしているのは知っていたが、あからさまに無断外泊したことはまだなかった。両親はついにこの日が来たかと半分あきらめたような顔をして、話題にも出さないようにしている。
 二階にある自室の窓から、露わになった鳩の巣を眺めた。夕方頃にはもうカラスに発見されて親鳩が必死に牽制していたのを思い出す。鳩はけっこう気性の荒い鳥だときくが、それでもカラスに対抗するのは無理があるだろう。雛がいては引っ越すこともできない。雲水は何度目かの溜息をついた。このまま放っておけばどういう結果になるか目にみえている。鳩の親子の平穏が脅かされているのは間接的には自分のせいでもあるのだろうから、なんらかの手をこうじて助けるべきだろうか。するとしたらどうするのか、鳥小屋でも作ってやるのか、それともいっそ餌をやって飼ってしまう? キリがない。どこまで責任をとるべきなのかわからない。やはり不用意に関わるのではなかった。だいたいなぜ張本人の阿含は夜遅くまでふらふら遊びまわっているのに自分ばかりがこんなに胃を痛くしなければならないのか。理不尽だ。
 階下で電話が鳴りだした。根拠もなく弟からだと確信する。部屋を飛びだし階段を駆けおりて、居間にいる両親よりも先に受話器をとった。
「金剛です」
「うんひゅ〜い? おれおれ、カワイイおろうろの阿含くんれすよ〜ぉ」
 かなり呂律が怪しかった。酔っぱらっている。雲水の声が自然と低くなる。
「なんの用?」
「迎えにきてぇ」
「自力で帰ってきなよ、バカ」
「しゅぐそころ公園にいっから! おにいひゃんが来てくんなきゃ帰んら〜い」
「そっ……」
 一方的に通話が打ちきられる。怒りにまかせて受話器を叩きつけた。思ったより派手な音がして我に返る。
「雲水?」
 居間から心配そうに様子をうかがっている母親に事情を説明した。
「すぐ戻るよ。鍵もってるし、先に寝てて」
「遅いから気をつけてね」
 すでに入浴を済ましていたのでパジャマ姿だった。急いで部屋に戻って着替えを済ませ、家の鍵と念のため財布をポケットに突っこんで公園に走る。住宅街の隅にある小さな公園だ。主な利用者は近所の母子であり、夜間にアベックや不審者がうろついているような場所ではない。もう暖かいこの季節なら一晩くらい野宿しても死なないだろうし呼び出しを無視してもいいような気がしなくもないのだが、どうしても捨て置けないのは性分としかいいようがなかった。なにしろ物心ついた頃から世話を焼いてきた相手なのだ。
 街灯の下のベンチによく見知った姿がだらしなく横たわっている。雲水はベンチの足を蹴りつけた。
「起きろ」
「……あ〜、うんひゅいら〜」
 うつろな目をした阿含はあっちこっちに傾きながら身をおこし、右隣をばんばん叩いた。
「しゅわれ」
「帰るんだろ?」
「いいひゃら、しゅわれ!って……」
 目が据わっている。べつに迫力負けしたわけでもないが、話がこじれそうなので仕方なく雲水はベンチに腰をおろした。そうしたら酒臭いので、顔をしかめて阿含と反対方向に少しだけ尻をずらす。気づかないのか気にしないのか、阿含はただ雲水の顔に視線を固定し、猫のように凝視してくる。
「それで? 話でもあるの?」
「……なんれ来たワケ?」
「おまえが来いっていったんだろう!?」
 なんだか馬鹿馬鹿しくなってきた。雲水は深呼吸をひとつする。
「迷惑だったのか、ゴメンね」
「んなこといっれない! なんれ!? なんれわかんないんらよ!」
「わかるわけないだろ、おまえじゃないんだから」
「……やっぱ違うんら……」
「は?」
「なんれおまえ同じじゃないんらよ、むかつく!」
「今さら……双子だって他人なんだよ」
「んなの当たり前ら!」
 ……わけがわからない……。酔っぱらいの戯言につきあっても時間の無駄らしい。
 肩で息をしていた阿含が不意に両手で顔を覆って前屈みになった。
「うわ、吐くのか?」
 思わず背中をさすろうと手を伸ばす。
「触んなッ!!」
 ものすごい勢いで、はたき返された。雲水は引きつれたように痺れる指を握りこむ。それなりに胸も痛んだ。昼間のやりとりからもわかっていたことだが、どうやら阿含は兄と距離を置きたがっているらしい。それは正直いって淋しいことだけれども、そういう時期がきたということだろうか。むしろ遅いくらいなのだ、世間の一般的な兄弟の基準からすると。雲水は眉間の皺をわずかに深くする。
 それはともかく触らせてもらえないとなると、強引に連れ戻すことができない。嫌がろうが暴れようがもう背負って帰るつもりでいた雲水は、ちょっと途方に暮れた。
 視界の端でなにか小さなものが縦に移動する。なにげなく目を向けて、雲水は呆気にとられた。阿含の瞳から滂沱と涙が零れ落ちているではないか。
「なぜ泣く……?」
 弟は泣き上戸ではなかったはずだが。というか泣きたいのはこっちなのだが。
「うっさい、あっちいけ……っ」
 阿含は左の二の腕で顔を拭きながら右手をふりまわした。拳が雲水の肩にぶつかる。ベンチの右端まで追いやられてしまった。夜の公園に弟がしゃくりあげる不規則な呼気だけが響く。涙はとどまる気配をみせず、いっそ感心させられるほどだ。あたまでも撫でてやりたいところだったが、また拒まれるのが怖くて手をさしのべてやることができない。いま言葉をかけても涙と共に流れてしまうだけだろう。無力感を噛みしめながら雲水はただ隣に座って弟が泣きやむのをまった。
 空には夏の星座が散りばめられている。ふと時間が気になった。公園に時計はない。阿含は携帯電話をもっているはずだから、尋ねればわかるのだろう。いつしかうつむいて微動だにしなくなった弟をそっと呼んでみる。
「……しょんべん」
 阿含はそう呻いてふらりと立ちあがり、近くの木陰に歩きだした。
「あそこにトイレあるよ」
「だりぃ」
 意外としっかりした足取りだった。どうやら酔いがさめてきたらしい。発音も鮮明になっている。
「あ゛ー、すっきりした」
「そこで手を洗え。ついでに水も飲め。ハンカチもってる? ないんだね? おれの使ってホラ」
「ガキ扱いすんな!」
「13才はまだガキだ、呑みすぎだよ」
「てめーだって正月とかけっこう呑むじゃんか」
「今日は正月じゃない」
「……わーってるよ……」
 阿含は兄から微妙に距離を置いてベンチに座った。そのまま腰を落ち着ける様子をみせたので、雲水は慌てて立ちあがる。
「さ、帰ろう。いま何時?」
 阿含は目を合わせない。
「ねえ阿含ってば」
「……おまえさあ、若いのに淡泊だよな」
「なにそれ」
 また弟が知らない顔になっていた。無表情なのに瞳だけが妙に底光りしている。
「おれがなに考えてるかわかんねぇだろ」
「……うん、わかんない。教えてくれるのか?」
 阿含が大人っぽく苦笑した。これまた珍しい表情だ。ついまじまじと覗きこんだら、そっぽを向かれてしまった。
「自分で考えろバーカ。たぶん雲水にもわかるようになるよ……たぶんな」
「ふうん?」
 ようやく阿含は帰る姿勢をみせた。公園をでてふたりで夜の住宅街を歩く。あまり夜中に出歩いたことのない雲水にとっては新鮮な光景だった。冷たく湿気が多い空気は粘性を帯びているようにも感じられて、それでも不快ではなかった。きっと弟はもっと様々な色の世界を知っているのだろう。現状に不満はないのでべつに羨ましいとは思わないが、離れていく片割れに裏切られたような怒りを抱く。勝手な思いこみだ。要するに、依存しているのは自分のほうなのである。
 家に着くまで双子はずっと無言だった。不思議と気まずさはない。自室のドアをあけて雲水は「おやすみ」といった。阿含はやはり目を合わせずに「ああ」とだけ返した。そして互いのドアが閉められた。

 翌朝、カラスのけたたましい鳴き声で無理やり覚醒させられる。激しい羽音もきこえる。眠るのが遅かったのであたまが重い。隣の部屋で阿含が怒鳴り声をあげたのがきこえた。だんだん意識の焦点があってきて、雲水は飛び起きた。音高くカーテンをひいて窓をあける。
 百日紅の枝に鳩の巣はなかった。視線を落とすとやはり、地面に転がっているのがみえた。雲水はパジャマのまま部屋をでて玄関でサンダルをひっかけ、巣のもとに駆けつける。雛の姿は跡形もない。今頃はカラスの胃のなかで消化されつつあるのだろう。周囲に灰色の羽根が散っていたが、親鳥の死体までは見当たらない。もうここには戻ってこなければいいと思う。
 後悔はしても仕方ないので、しなかった。どうすればよかったのか、とるべき方法があったのかどうかはわからない。ただ自分はなにもしなかったという事実があるだけだ。見守るだけではなにもしないのと同じだ。関わる気があるなら責任を負わなければならない、だからこの結果は自分の責任だと受けとめる。
 すでにカラスは飛び去っていた。雲水は平常をとり戻した庭の緑で目を慰める。なぜか弟の涙がこころを通りすぎた。



◆タロットカードでシナリオ作成!レポート

過去 …… Queen of Disks:包容力・勤勉実直・頭の鈍い・情に脆い
現在 …… Wands8 "Swiftness":迅速
山場 …… Knight of Cups:優雅・感受性・熱狂・享楽的
未来 …… Swords7 "Futility":無益
支援 …… Cups6 "Pleasure":喜び
敵対 …… Ace of Cups:水・多産性・生殖性・生産性・幸福

→これまで勤勉実直にやってきた主人公だったが迅速にならなければならず、生産性を無視して喜びを優先し熱狂的に行動したところ、無益な結果を招いてしまった。

 タロットの神様が雲水を不幸な目に遭わせろと仰っておられる……。
 鳩ノ巣の元ネタは数日前の朝日新聞の投書欄(笑)。この手の投書欄っていうのは本当につまらない毒にも薬にもならん2ちゃんねるに晒す価値すらないような意見しか載ってないのですが、たまにガツンと骨にくるポイズンクッキングな投書が紛れているので、よくチェックするのです。や、鳩ノ巣はべつにポイズンではありませんでしたけどね。




●メルフォ or 拍手コメントへのお返事
>阿含の幼稚な愛情表現は何だかリアル
 この年の阿含は子供っぽくて難しかったです。まだ仰るような「努力と忍耐」というレベルまで達してないつもりでした。ひとつ前の「いびつなシャム双生児」では阿含視点なので同年代の子供とは明らかに差があるように描いたんですが、この話のような雲水視点になると阿含もちゃんと子供にみえるように……気分が変わりやすくて飽きっぽく、恋してる相手に対する執念のような強い意思はまだそんなに発生していない感じで。友だちと遊んでるほうが楽しい年代で。うまくいってない……? わたし的なテーマは同い年だろうが相手と精神的な成長速度が一緒じゃなくて、そのせいで理解しあえない部分がある(どちらが悪いわけでもなく)ということでした。でも自分の感情を制御できない子供特有の言動をリアルと感じていただけたので本望です、苦手な分野なので。ありがとうございました!
(2005.09.27 追記)

【 2004.11.23 up 『金剛兄弟すき子さんに15のお題』→1.生まれたヨー  無断転載禁止  低温カテシスム 管理人:娃鳥 】  .


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