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最新の日記


ナーガ登場予想?

2005/08/31(水) 夕食後 

 画像は砂糖を焦がすところから作ったキャラメルアイス。分厚いハードカバーのフランス菓子の本に載ってたのでそのレシピに従ったら、ハーゲンダッツの三倍は濃かったです。砂糖160g、生クリーム100g、牛乳が500ccに対して、卵黄を六個も使います。たぶん牛乳が800か、もしかしたら1000でも大丈夫じゃないかと。最後にはタネを牛乳で薄めてました。湯で溶いたインスタントコーヒー(左上)をかけていただきます。なかなか美味しかったです。
 同じ本にビールのアイスがあるから挑戦してみるつもり。どうでしょうね、基本的にタネを作る段階で鍋で煮るのでアルコール分は飛ぶみたいですが。うちはだれもビールを飲まないのに貰い物が山ほどあって始末に困っているんです。肉料理に使ってみたりもするんですけどね……。

 いつもジャンプの感想を更新したあとは、いろんな感想サイトさまを巡っています(もうすぐ発売の15巻の表紙とかもみました。集A社のサイトでISBNを入力するとまだ未公開なのにでるらしいです。黄色い……)。

 アイシ関連のこんな記事をみつけました。現実の高校アメフトにおける関東大会の組み合わせです。
 東京大会3位の場合、関東大会の最初で神奈川1位のチームと当たるらしい。つまり、いきなりナーガと対戦です。もし本誌で泥門が敗者復活戦にも負けたら東京4位としてプレーオフになり、そこで勝ち進んだ場合は関東大会の決勝でナーガに当たると予想されます。
 急にナーガの登場が現実味を帯びてきて非常にめでたいんですが、どうなんですか、これ。「はやく登場してほしい」という気持ちと、「ラスボスとして勿体ぶって登場してほしい」という気持ちのせめぎあいです。個人的にはラスボス説を捨てたくないので、リンク先の管理人さんとは違い、私は次の三位決定戦でも泥門が負けることを祈るしかありませんッ(酷
 えっと、三位決定戦はスパイダーズとキック合戦になるんですよね?
 いままでのスパイダーズは一桁の点数でぎりぎりキックで勝っていると印象づけられています。つまり守備力が高くて攻撃はキックのみなタイプのチームなんでしょう(てゆうか、そういうタイプじゃないとキックがメインウェポンにはなりえない)。そんな相手に敗北することはなにを意味するでしょうか。守備が強いチームといえば王城ですから、王城との予備戦みたいになって、ここに勝てないようじゃ王城なんて絶対に無理という結論に至り、チームの建て直しを計るとか。もともと泥門が攻撃型なのはキッカーがいなかったからだけどもう武蔵も戻ってきたことだし……流れとしては不自然じゃないかも。いまの泥門ならスパイダーズなんて楽勝みたいに思われてますし、ここで意外な形で苦戦するというのもアリなんじゃないでしょうか。
 あくまでアイシ世界が現実と同じであることを前提にした話ですけどね。でも最初のトーナメントを組む段階で対戦する順番なんていくらでも操作できるんですから、いまさら現実とは違うとかいいだすことはないんじゃないかと思います。

 ところで皆さん、ストロング金剛ってご存知ですか。ハゲでマッチョな外見をなさっている元プロレスラーです。





ジャンプ39号の感想

2005/08/29(月) 夕食後 

 もしかして初めての月曜更新!?

●ワンピ
 スパンダムのダメっぽさが素晴らしい。パンダのファンサイトを久しぶりに覗きにいこうかな。きっと彼女たちはあらゆる意味で大喜びしているはずです。CP9の強さを数字で表すあたりは巧いなぁと思う。カリファの相手をするのはナミで決まりっぽいですね。カクの性格が好みです。フランキーとロビンが妙に似合いだと思ってしまいました。性格や背景もね。今後はこのふたりに注目しよう。裁判長。裁きをする者にあたまが三つあるってのは古代からの概念だと思いますが、ワンピっぽい描き方になっていて面白かったです。
●ナルト
 この作者は……描きたい絵やシーンがまずあって、それを演出するために逆算的に話を作っていく、ということをカカシの外伝を使って編集部が解説してたのを思いだし、それはできる人なんだろうと思うんだけど、この戦いではそれを行き当たりばったりにしか考えてないのかなぁって感じ。お疲れ気味なのか?
●ブリーチ
 あまりにもベタな展開で、なんともいいようが……織姫の能力はかなり好きなんで、久しぶりに「私は拒絶する」がきけたのはよかったかな(久保氏の言語センスが端的に現れた発動セリフです)。今回のシリーズは人間界に死神?の存在が知れ渡るような方向で話が進むのでしょうか。ちょっと期待。
●アイシ
 秋大会が始まる前から予想されていた結果になってるー! でも予選の上位三校が関東大会に進めるというのは参加校の少ないアメフトならではの部分ですから、それを使うのは当然という気もします。モン太がペナルティもらいそうになって鉄馬に助けてもらったのは人情話としてはいいけど、これまで実際の試合とは比べものにならないくらい反則をとられる描写をしてこなかったのを思うと、微妙だな。先週も書いたけど退屈なシーンはすべてカットしてきたアイシだから、ちょっと動くだけで連続してイエローフラッグが飛んで試合が停滞しまくるという(アメフトではありがちな)場面を描くことは、今後もないと思いますけどね。プレイが始まってないハドルの段階で反則とられるのも珍しくないスポーツだってのは描いておくべきだった気もします。西部を関東大会に残したということは、キッドの過去とかは再戦したとき(泥門相手とは限らず)までとっておくってことか。引っぱるなぁ。
●ボーボボ
 シゲキXはやっぱり人間型じゃないほうがいいです。さみしい。
●ムヒョロジ
 この世界の師匠と弟子の間柄が密着しすぎているのが、素で気持ち悪くなってきました。ヨイチが証拠物件を容疑者の関係者に横流しする場面をみて、この組織の腐敗には主人公サイドも含まれているのだなぁと思いましたし、ロージーはムヒョがモトカノ(いやモトカレ?)を忘れてないのを悲しんでいるようにしかみえないし、もう今井さんだけがオアシスですよ。今回も彼女は美しかった。いちご100%でいえば外村妹のようなポジションでしょうか。レギュラー化を切に望みます(でも次回から出なさそう)。
●銀魂
 沖田と神楽の話はけっこう好きです。よっちゃん結構いいヤツだね。この世界によくいる親父キャラと同じような性格してる。将来はそうなるってことでしょう。
●リボーン
 ヒバリさんに負けフラグが立った! まさか、そんな展開がありうるなんて……この作者は同じことをくり返しているようでいて、マンネリを避けようという意思もたしかに感じられるんですよね。
●もて王
 大木姉弟レギュラー化? しかしこの使われ方は少し物足りない。あいすが良い味だしてます。阿久津くんには引率の先生あるいは保父さんの貫禄がでてきました。矢射子とちょっと似合いかも(そういう展開になることがないのは知ってます)。今回のツボは「氷ぶどうソーダ練乳金時」略して「ぶソーれん金」ですかね。オチもなかなかでした!
●ムヒョロジ号外
 読者から投稿された怪談話の第二弾。ぬるすぎて全然ダメ。海辺でカーセoクス中に幽霊に覗きこまれた、くらいの話があれば、いろんな意味で面白いんだけど(笑)。
●ミスフル
 ジャンプの人気投票の応募総数って平均どのくらいでしたっけ。セブンブリッジが自分のスタイルを捨ててきましたね。納得の内容だけど、負けフラグも立ちました。
●みえるひと
 ……この作品を方向づけそうだということで注目してきたアズミの話が決着したわけですが、正直ダメかなと思いました。ママがまだ陰魄になりきってないのがわかる描写にはなんのヒネリもないし、明神との戦いはただの肉弾戦になってるし、明神がママを陽魂に戻す方法も(技の名前がついてるけど)ただ切りとっただけだし、成仏しそうなママとアズミの会話も、アズミというキャラを失うのはちょっと……みたいな作者や編集部の意向みたいなものを先に感じとってしまったし、その会話のやりとり(言い回しなど)にもたいして目を引くセンスのようなものも感じられず、感動シーンのはずなのに記憶に残りません。マズイ。読切での手法は連載に向いてないとして現在のような形になったのでしょうか。残念だなぁ。
●タカヤ
 ちょっと……生理的にうけつけない雰囲気になってきました。読むのをやめてしまうかも。渚ちゃんがこの手の話にはありがちな引き立て役じゃないのは好きなんですけど、春歌ちゃんがその役を担当かぁ。「なんでこんなことに一生懸命になれるのよ!」「女にはわかんないさ(ふっ)」みたいな扱い。男の子にだってそういう考え方をする人はいるのに格闘マンガ的にはナシなのかなぁ。べつに格闘の面白さを主題にするのは構わないんですが、ほかの生き方と共存不能っぽいのが好みじゃないんですよ。>格闘マンガ全般
●バカ in the CITY!!
 ネタは面白いですね。作者のプロフィールで「取り柄:毎月の電話代が安い」とか、こういう表現ができるだけでギャグ作家としての基本的な素質があるようにみえるし。この絵柄はジャンプ的にアリなんでしょうか? あまりギャグは得意分野じゃないので私には判断つきません。いちおう支持で。ツキミちゃんの授業参観ネタは、ママだけじゃなくパパもこきおろしてほしかった(笑)。
●テニス様
 手塚ゾーンとそのコピーの樺地ゾーンで打ちあいになったら、両者とも同じ場所に突っ立って動かないの? それは(テニスの試合としては)つまらない。どんな能力戦になるのか楽しみです。モノマネ師に対する必勝法といえば「なにもしない」ですよね。常識で考えれば(テニスの試合としては)不可能ですが、このマンガならどうとでもなりますよね。楽しみ〜。
●ネウロ
 笛吹は自分の職場でいじめられて逃げてきたんでしょうか。今回の犯人は明らかに愉快犯系ですよ。やはりこの世界での犯罪の動機は金や痴情や怨恨などというわかりやすいものではないのです。素晴らしい。ラスト一コマだけ登場した犯人は首輪にネコ耳です! 来週に期待!
●Dグレ
 マホジャとその主(名前なんだっけ)のやりとりは死亡フラグとうけとっていいのかどうか微妙なところ。ラビがミランダの影に隠れて泣いているところが可愛い。ラビは年上好きっぽいけど、7才の差(ですよね?)は許容範囲内でしょうかね。アレンが生き返るどころか死んでなかった理由はチョットどうなの(寄生獣を思いだした)。でもそういうところを突っこむ作品じゃないとも思ってるんですよね。
●ハンター
 せめて状況がわかるていどの絵を描いてほしい。本来なら静寂と緊張に支配された、かなり演出面での完成度が高い回であったはず。残念です。
●デスノ
 掲載順が……でもメロの本拠に突入した回のアンケートはまだ反映されてないですよね? SPKのハルに焦点があたって嬉しいです。こういう展開になった瞬間すかさず彼女の根本的な考え方を書くあたり、隠すところと隠すべきでないところがハッキリわかってるんだなって感じがして頼もしいですね。論理的な思考ができそうな女性キャラってことでハルには期待です。ついにメロとニアが接触して次回が楽しみ。すでに私はメロが主人公だと思っています(笑)。彼が銃床につけてるアクセサリーと同じ形のペンダントトップをもってるなぁ。中心にアメジストがついてるやつ。救世軍のバザーで買いました。なんか笑える(ぇ
●こち亀
 高い技術力を駆使してアホなもの作っちゃう話は、わりと好きですよ。
●切法師
 やっと膿泥児が他の雑魚と区別できるような話をやってくれました。ヴィジュアルがよくないよ。こういう背景や思考の敵なら、もっとこう、美女系で描いたらよかったんじゃない? そしたら仲間になることも不可能じゃありませんでしたよ。倫太郎はあてもなく仲間を探すとかいってるし……ホントに押しのない主人公だなぁ。まとめに入ってきたと思えなくもない展開でした。
●カイン
 こっちはまだ終わってないことに驚き。これ以上なにを描くつもりなんだ? ストーリーはもう手の施しようがないので、コマ割りとか演出面の良さを感じたいところ。うん、その辺はちゃんとしてるんですよね。大ゴマの使い方とか、キャラが少しずつアップになるところとかさ。巧いですよ。
●じゃんぷる
 怒れメロスはいつも面白いです。「彼女が言った最後の言葉が『努力しても好きになれなかった』だったから」いや怒るところじゃないよソレ。なんて誠実な彼女なんだ。

 懸賞でブリーチのガシャポン?のフィギュアが当たりました。ボトルキャップみたいなの。レア含む全9種とか書いてある。こんなの申し込んだっけか……? とにかくめでたい。しかし本命以外のものが当たるなら換金できるようなブツがいいと思う私の瞳にはもう子供の頃の輝きはありません。
 ではまた来週。





秋の風

2005/08/27(土) 夕食後 

 やるべきことがまだ終わってない〜! もっと頑張れ、蝶がんばれ>俺
 画像は一ヶ月くらい前かな、雨のなか人様の畑に侵入してまで撮ったノウゼンカズラ。うちの庭にもあるんですけど、宿り木?系で……また父がそういうの気に入らなかったらしく巻きつかれているほうの木が可哀相だといって大部分を切ってしまいました(何度もいうように理屈は通じない人です)。勘弁してよー。

 やっと涼しくなってきたから障子貼り&ふすま貼りの残りを再開しようとしたら、今日は週末なんですね。客間のソファに父が陣取っている。目の前でなにかすると、ひたすらダメ出しせずにはいられない人なので、同じ空間では作業できません。困ったなっと。

 しょうがないから部屋に戻ってジャンプのアンケートハガキとか書きました。噂(2chの情報。笑)によるとアンケは実質的には金曜が〆切で、その中からランダムに千通を抜きだして集計され、年齢が高校生以上の場合は無視される、とのことなんですが(表の順位投票だけ?)、本当なんでしょうかね。
 アイシールドの人気投票……賞品が寂しすぎる気がしませんか。キャラ一覧みたいなのもないし、その辺のエサもフォローもなくても得票できるという自信の現れでしょうか。ついでだから書きますが。たぶん阿含はそれなりに票を稼げるんじゃないかと思うので、問題は雲水です。2〜3票の差が順位を大きく左右するような低位になるはずですよ(自虐)。だからきっと個人レベルの小さな組織票だって意味があるはずです。そう願って5枚ほど書きました。控えめですね(書くのに飽きたんです)。さらにデータブックのベストチームの投票で神龍寺に3枚。こんなもんでしょう。

 ポストに行く途中、お祭りに向かうであろう女の子の群れに遭遇。浴衣の子もいましたが、それ以外の子はみんな長いジーンズ姿で……小学校高学年か中学生くらいかな。たぶん小さい頃は短いスカートを履いていたんじゃないかと思うけど、このくらいの年齢で女っぽい色やデザインの服を身につけるのに抵抗を感じる彼女たちの気持ちが少しわかる。懐かしさを伴ってだけどね。





涼しいですねぇ

2005/08/26(金) 入浴前 

 やるべきことが終わってない〜。
 画像はうちの墓の一部。柵で囲ってあるところは、むかし土葬だった頃に埋めた場所だそうです。この辺に頭があるから踏まないように、とかいわれるけど、そんなこと気にしてたら掃除も草むしりもできないので、がしがし歩いてます。神道の卒塔婆は角柱型なのですよ。ほかにも何本もあったけど、腐って現在は隅っこに横たえられています。背後の小屋みたいなのは、なんか、お堂? 荒廃しまくりでした。絶対だれも管理してないよコレ。

 今日は、春にサクラの写真を撮ったお城にいって、お祭りの一部をみてきました。24日が前祭りで25日が本祭りで今日は後祭り。通常は三日間だけど明日は250周年記念のパレード?があるようです。メインの日が台風の影響をうけなくてよかった。でも私はその辺はもう子供の頃から見飽きているので、後祭りで行われる無形文化財の踊りだけを見物にいったのでした。たまに雨がパラついてたけど、大丈夫でした。
 以下、愚痴なので反転。後から来て、ギャラリーの最前列に立つオッサンって、なに考えてんの? 自分の周りで小さな子を連れた人たちがしゃがんで踊りをみてるのとか、目に入らないのかなあ。しかも落ち着かない人でやたら左右に体重移動するもんだから、後ろにいた私を含めた数人はそのたびに動かなきゃならなくて、局地的に空気が刺々しくなってました。死んでいいよ。おかげで肝心の鹿子踊りとかいうのに集中できませんでしたし、すぐ帰ってきちゃいました
 てゆうか、街にでたついでに振込しようと思ったのですけど。ど田舎なので都市銀行なんてもちろんありません。ローカルな信金やら興銀やらなにやら5軒以上まわりました。口座はもってないので窓口からの振込になります。ろっぴゃくさんじゅうえんとか、ありえないと思いませんか? ATMでも420円です。しかも談合でもしてるのか、どこの銀行でも同じ値段ですよ。結局、地元の農協で525円で送金しました。JNBか新生銀行にでも口座をもつしかないでしょうか。
 そして帰り道。家の近所で葬式があり、葬列にぶつかってしまいました。火葬場まで徒歩でいける距離なので霊柩車じゃないんです。大きなリヤカーのようなものに霊柩車のような飾りつけをして、それに棺をのせてゆっくり歩いていくんですよ。まさに葬列。初めて見ました。鐘やら太鼓の音もきこえたような……なんとも物寂しく不吉なリズムで。どうゆう儀式?なのかな、この辺って曹洞宗だったと思うけど……。

 話は変わってジャンプ系。武装連金についての文章がちょっと興味深かった。ここ。この作品に限らないネット上でのファン活動について少し触れられていたので、リンクを貼ってみます。
 堅くない話もしよう。ネウロの名物、弥子ちゃんの好きな食べ物。実際に作って写真をとって食べてレポートしているサイトさまがあります。ここ。たまに知らないメニューも出てくるけど、これはコミックスのネタなのかな。美味しそうです。

 そんなこんなで、また明日〜。





ジャンプ38号の感想

2005/08/23(火) 朝 

 あたまが感想モードのうちに続けて済ましちゃいます(なんか義務みたいだけど、いろいろ得るものがあるんです)。

●スクラッチ
 これ斜めから光あてるとバッチリ見えますよね? 当然のようにAコースです。前回はハズレでも金魚の代わりにヒトデみたいなのが描かれているのに引っかかってBコースでしたが、今回のハズレは文字だけなんじゃないでしょうか(ハズレは引かなかったから未確認だけど、そう見える)。せっかくだから応募します。ほしいものそんなにないぞ……。
●アイシ(巻頭カラー)
 見開き扉の左上隅にいるのは石丸かな。イラストでの見せ方でまで個性がでてる!
 本編は相変わらず熱いです。これは退屈な部分を丸ごとカットしてまったく描いてないから、試合中ずっと盛りあがってるようにみえてるんだと思う。アメフトの試合ってけっこう冗長な時間も多いですもんね。プレイの戦術的な側面をいちいちキャラたちのドラマに結びつけてくれるし。巧い、とか、あたま良い、って印象です。
●ナルト
 話が一歩しか進んでない……。サソリの大腸ロープの使い方がマヌケすぎ。クナイでも投げとけば済むような効果しかでてないし、要するにサクラの活躍を描きたかったんだろうけど、それならそれで紐状でなければならない使い方(サクラに巻きついて拘束するとか)くらいしてほしかったですね。
 今回の戦いのテーマはなにか考えました。ちゃんと練られた話であれば、サクラがサソリと戦ったことでなにかしらの成長をするはずです。サソリの過去や思考はサクラと接点がなさすぎますし、むしろチヨバアの戦いをみてサクラがなにかを学ぶという形なのではないでしょうか(自分の戦いから得るわけじゃないところが、やっぱり脇役ポジションだな)。つまり、以前は味方だった相手、大切な相手を殺そうとするチヨバアをみて、サスケと実際に会ったときどうするかを具体的に考えるようになるのかな〜と思います。もしかしたら今までのように救うことばかり考えるのではなく、殺さなければならない可能性も検討するようになるかも。そこまで話が進めば面白いです。ただ最近の戦いはホントに単なるバトルでしかないときがあったりするこの作品ですから、どうでしょうね。
●ワンピ
 フランキー一家&大工さんたちの戦いがよかった。アニキのために〜という彼らのナイスガイぶりはもちろんですが、根性だせば強引に勝てちゃうんじゃなくてちゃんと工夫して勝ってます。圧倒的に強い個人の戦いにはけっこう飽き気味なんで、こういった集団戦をもっと描いてほしいなぁ(地味だけどね)。
●ブリ
 夜一さんはナニしてんの? こないだも妙に胸元があいてましたよね。こういった形でたつきちゃんが登場するとは意外でした。完全な巻きこまれ型じゃないですか。このシリーズでのプリンセス役は彼女なのかな。人間界に被害がでてますので死神さんたち早く降りてきて仕事してください。一護がかなりケガしてから勿体ぶって駆けつけてきそうな予感。
●ボーボボ
 表紙かわいい。ってか表紙連載は一週だけでしたね。今回のツボは「人質だったブーブブさんが急にこのエリアのボスとなった!」。ほかの作品では許されない展開だよ(笑)。「お前ら今から殺し合え」もステキ。シゲキさん変身しないでほしかったな。
●タカヤ
 ……これが子供にウケる理由は理解してるつもりです。キャラたちが人生を楽しんでるのは好ましいです。ちょっと暴力推奨しすぎなのは気になるけど、それほど他人に強制もしてないですし。
●ムヒョ
 今井さん頑張ってる! というかホントは前田さんもこういった行動をとって当然の立場なのではないか? 雑魚と主要キャラの扱いがハッキリ違うから、今井さんは雑魚じゃないってわかって嬉しいです(笑)。エンチューのストーカーぶりは、そこはかとなく小物っぽくてこの作品らしいですね。しかしロージーの「献身ぶり」ですか……ただそばにいるだけでなんの役にも立ってないからねぇ、嫌味でいってるんですか今井さん。新キャラが「噂はかねがね」といったときもロージーのどんな噂をきいてたっていうんだと想像してしまいましたし、もうロージーが関わるだけで笑いを誘います。すごいキャラ立ちだ。いまいち彼に思い入れできないのは彼の事情が具体的には描かれないからなんでしょうね。たとえばタマネギ頭の少年には絶対服従しなきゃいけないようなトラウマが幼少時にあるとか、ムヒョに出会った瞬間こんなことを言われて恋に落ちた(笑)とか、そういう理解しやすい動機の説明がないんだなロージーは。
●もて王
 大木姉弟はレギュラー化するのかな? どっちが父親似で母親似なのか気になります。やっぱりナーガの彼が好きだ(あんがいじゆう、どんな字だっけ)。「徐々に奇妙な感じになったー!」って(笑)。徐々に、がジョジョとかけてあるんだって最初は気づかなかったぞ。今回はオチが弱かったですね。オチなんかどうでもいいタイプの作品かもしれませんが。面白かったです。
●銀魂
 前回にひきつづき一話完結の日常ギャグで、やっぱり面白い。今回よろず屋の三人がボケで初登場のゲストキャラがひとりでツッコミを担当ですよ。太刀打ちできるわけないって。庶民には戦も事故と大差ないという銀さんの言葉とかさ、シリアスな話が一本できちゃうようなテーマを軽くギャグにしちゃってます。
●デスノ
 パパの死についての月の気持ちは先週のアレで終わりですか。もう黒確定だな(笑)。ニアの顔が久しぶりにちゃんと可愛くなってて安心(でもメロのほうが好き。どっちか女だったら面白かったのに)。マッツーに死相がみえてきました。
●みえるひと
 あまり話が進んでないけど、良い感じです。触れない相手(しかも幼児)を好き勝手させないようにしろっていわれても、ひめのんだって困るよね。いくつかの小ネタに、なんか余裕を感じました。
●リボーン
 おお、今回はちゃんと話らしい話がある! そのぶんギャグ成分が薄まってますが、たまにはそういうのもやらないとね。これで獄寺のツナへの態度が少しでも変わればいいんですが、変化なしだとやっぱりキャラが成長しない物語ってことで、いつもと同じになってしまいます。どうかな。イーピンとランボのケンカが可愛かったです。イーピンがランボを泣かす形なんだ(笑)。
●ネウロ
 笹塚さんはホントにイイ。べつに今回も冷たくみえないけど、人の心の機微には疎い人間だからな私……。珍しくまともなトリックっぽいものがありましたね。こんな小さな電池と同じサイズの爆薬であの威力はないんじゃないかと思いますが(現代世界の技術的には)。メガネずり落ちた笛吹さん可愛いじゃん。
●こち亀
 婦警さんたちがルールを気軽に無視するのがよろしくない。彼女たちに限らず本来ならそんなことしないんじゃないかと思うようなキャラが、話の都合でそういったインモラルな行動をよくとりますよね、この作品。いくらネタが面白くても前提がそれでは楽しめないってことが多いです。
●スマッシングショーネン!
 うーん、フツー。リズムが単調で盛りあがりにかける。設定は面白いと思います。キャラたちもわりと好感がもてるし。「つきあうためにしてたの?だったら持たなくていいよ」という台詞とか。いちばんの問題は主人公よりヒロインばかりが目立っていることではないでしょうか。支持はしない方向で。
●Dグレ
 ミランダさん性格はあんまり変わってなくてよかった。アレンとティキが遭遇したとき余計なギャグを挟むのが気に障るという意見がいくつかの感想サイトさんであって、でも私はそう感じてなかったんですけど、今回のミランダさんが海に飛びこんじゃうくだりで「あー、これかな」と思いました。ラビとブックマンのやりとりは好きです。こういう指摘ができる大人が一行にいると話に幅がでます。ラビが自分に非があると認めたのもよかった。役目を忘れちゃうヤツは嫌ですから。掲載順は大丈夫でしょうか。
●ハンター
 いまさらだけどサブタイに機種依存文字を使うのは許せん。絵は先週よりマシかな。スーツで迷彩しようとするノヴがなんかマヌケだ。あ、いま気づいたけど、ノヴって名前はドアのノブからの連想かな。あくまでもアカズさんの名前を教えないつもりか冨樫……ビゼフ長官はなかなか面白い位置づけです。
●ミスフル
 先週の予想(影)が当たりましたよ、やりぃ!
●カイン
 先週ルゥランの存在価値が否定されたって書いたんだけど、どうやらそうじゃなくてルゥランがカインに新機能をつけたみたいですね。だれだっけ総帥だっけ? 彼の指示で。何度もいうようだけど、だったら伏線を張ろうよ。なんで手術してる描写してんのに、そのとき「アレはどうだ」「うまくいきましたデス」とかいう会話のひとつもさせないのか。あと今回、同じような攻撃でカインはダメージをうけずティエンには効いてるようにみえるのは気のせいかなぁ。扉をみて今回が最終回かと思いました。次回かな?
●切法師
 うーん意外性のない展開。いや話を丁寧に追って心理描写してるから、それは構わないか。もう少し読者の興味を即物的な手段ででもいいからひきつけておこう、みたいな意識が作者さんにほしいです。商売っ気というか。純文学じゃないんだからさ。
●ジャガー
 クワガタに喜ぶ描写にノスタルジィ。私も虫はけっこう好きで、子供の頃はこんなノリでしたよ。懐かしいなぁ。理性が好奇心に負けちゃって、あとで冷静になって青くなる話でした。妙にリアルな心理描写はいつも通りで面白いっす。ハマーのジャケットで秘境探検なみに楽しめちゃうという発想がスゴイ。

 うむ満足。一休みしたら、やることやろう。





赤マルジャンプ夏の感想

2005/08/22(月) 朝 

 マジメに書こうとするとなんだか偉そうになってしまうのは、仕様です。ご容赦くださいませ。

●カラブリミックス
 Vジャンプ連載中のブリーチ番外編の再録だそうです。6話分。1〜2ページのカラーで、脇役たちの日常が描かれています。基本ギャグです。まあ例によって久保的な馴れ合い空間で、本編では明らかに敵対してそうな人たちまでクラスメートみたいに仲良く会話してたりします。キャラ立ってるから面白いです、かなり。本編でもシリアスすぎるより学校生活なんかを読むのが好き、という人は楽しめると思う。これコミックスには収録されないのかな? 久保氏はコミックスのおまけをちゃんと書き下ろしてつける人だから、それも勿体ないような気もしますが。イラスト集とか出ることになれば、まとめて入りそうですね。カラーだし。
●武装連金ファイナル(巻頭カラー)
 本誌で打ち切られた作品の完結編です。まず一言。終わってないじゃん! 冬の赤マルに「武装連金ピリオド」を掲載予定だそうですよ。そこまでやらせるんなら打ち切らなきゃいいのに〜。内容は、やはり詰めこんだ感が否めません。それは仕方ないですね。秋水がチラッと出てた(笑)。人間は連金のちからを正しく扱うことができないから連金に関するすべてを滅する!というヴィクターの主張は、あれですね、連金を武器とか兵器とかに置き換え可能で、つまりは「るろうに剣心」でも同じようなテーマを扱っていたような。なかなか答えはでないというか正解なんかない類の問題でしょうけども、何度もやるからには、前回より少しでも発展させた結論に至らないと意味ない気がします……どうなるんでしょうね。続きをまちます。
●新増刊ザ・レボリューション発売決定のお知らせ
 なんつーか……ヒーローズみたいなもんですか? すべて増刊とか別冊というシリーズで統一することはできないんかなぁ。うざい。武装連金の和月と、いちご100%の河下さんと、かずはじめ氏(おお!)と、藤崎竜が新作読切を掲載予定だそうです。発売は9月30日。河下女史の読切はどうやらいちご100%の外村妹の話みたいで、それはちょっと楽しみです。
●妖怪学校オルフェノ・ライフ
 よく覚えてないんだけど、本誌でエクセル・サーガみたいな読切を書いた人でしょうか(違うかも)。今回はっきりと子供向けの話を書いた、とご本人も言ってますね。芯から悪い人はいない世界。人間に迫害されて殺されても「人間と友だちになって彼らから優しさを学びなさい」と穏やかな笑顔でいいのこす妖怪さん。だから読んでいて不快な後味にはなりにくいです。疲れないってのは長所ですね。もの足りない人も多いと思いますが。印象に残ったのは友だち作りについての考え方かな。主人公はチビのせいでイジメられっ子なのですが、うっかり迷いこんだ妖怪の学校ならふつうに友だちができそうだと知って、さっさと転校を決めるんですね。この手の主人公の成長としては、いじめっ子に対して自分の特技等をアピールして(つまり男をみせて)見直してもらうとか、新しい環境に行ったとしても、いじめられる要素になっていた部分を改善していこうとするのが、定番の物語だと思うのです。しかしこの主人公は、気の合わなかったクラスメートになど全く執着しません。自分を変えようともしません(まあチビは治しようがないですけど、ほかに自信をもてるなにかを身につけよう、みたいな方向では努力しないのです)。ただ新しくできた友人を大事にし、そこでうまくやっていこうとします。この考え方は個人的に馴染みやすいですし、今時の子供は塾やスポーツクラブ(?)などで学校とは違うラインの人間関係を作る機会がありますから、現実にも即しているのではないでしょうか。
●剛腕!“エナメル”ケンマ
 このタイトルからするとケンマくんが主人公なんですか? 視点は駿平というイジメられっ子(またかよ!)で、中学で不登校だったけど高校では頑張っていこうと意気ごんでます。この高校が20年前くらいの不良の巣窟って感じ。意識的にそういう描き方をする場合でも服装の端々が現代っぽかったりするもんなんですけどねぇ……ここは本格的に時代が違います(制服のデザインが変なのもあると思う)。絵は主線が太くて輪郭がハッキリしてて見やすいです。ケンマは駿平と同じような過去をもってるのに入学した時点でほとんどレベルアップ済み、というキャラです。不登校してたときの修行成果をいかしてライバルを倒し、駿平はそれをみて改めて自分もがんばろうと決意する話、かな。ケンマはこの話のリアルタイムではあまり変化しないので、彼が主人公だとすると話の組み立てが……かといって駿平が主人公だと、肝心の「決意する」部分の描写が(ケンマを描くために)軽く流されてるし。脇役が主人公を喰ってしまっている感じです。でもそんなことは気にならないほどケンマのキャラが楽しくて印象に残ったので、全体的には面白かったです。
●サムライスラッシュ(センターカラー)
 絵は良いです。刀でバスだの校舎だのを盛大にぶった切ったり、女性の服を下着だけ残して切ってサービスシーンを作ったりして、画面としては派手なんですが、内容(ストーリー)的に見るところがありませんね。虎市の言葉が本当だったと知って、かつみが彼を見直すところがクライマックスなんでしょうけど、それまで虎市はなんの罪もない人々を根拠もなく攻撃して迷惑をかけまくってるんですよ。そのなかにたまたま本当の悪人が混ざっていただけで、単なるラッキーパンチでしょ? 感情移入しようがないです。
●キャッチクラブ
 マンガのテクニックの部分が全体的に未熟すぎてなんともコメントしにくいんですが、先のサムライスラッシュに比べたら、作者には書きたいこと主張したいことがあるんだなってわかる分、好感度が高かったです。
●ふぁんしぃ討魔伝
 ほのぼの系ギャグっていうのかな。絵と話が自然に合ってると思う。絵が可愛い。内容は、設定を説明するのがスムーズじゃないのが、まず気になります。もっとうまくできるはず。あと細かい会話での小ネタが弱い。淡々とするにしても、もっと言い回しとかにクセがないと。ギャグ作品としては「薄い」、という印象でした。
●闘魂パンダーランド
 こないだのヒーローズにもあったギャグ作品のシリーズ。前回に比べるとイマイチかなぁ。でもこの作者はけっこう好きです。安定してる。
●本誌連載陣の番外編
 ブリーチ:さっきのカラブリと同じ感想しかでてこない。ムヒョ:ネウロが登場するという話でしたが……あまり一発ギャグは得意じゃないようです。ネウロ:ムヒョ?が登場。こっちは得意なほうですよね(笑)。いちご:最終話に登場しなかった唯のフォローでしたが、内容がないよう!
●オウルサムス
 う〜ぅん。シリアスな話は突っこみどころが多い。主人公たちが周囲から不必要に嫌われているようなのが気に入りませんでした。嫌う根拠とか弱いし(少なくともこれだけ人数がいて違う意見の人が存在しないのは変だ)。こういう形のキャラの魅せ方ってどうなんですかね。結局は主人公たちだけが正しい、特別だ、みたいな。残念ながら好みじゃないです。
●HAND'S
 今回の赤マルでいちばん面白かったです。絵は好き嫌いあるかもしれません。キャラがみんな大げさなくらい表情豊かで、しかも不自然じゃない。話も最後まで一気に読めました。主人公が女の子に告白したら両思いだったんだけど彼女の父親がヤクザの組長で、ハンドボール好きの父親に認めてもらうために(というか殺されないように)主人公が自分はハンドボール選手だと偽り、本当にハンドボールを始める話。どのキャラにも好感がもてました。テンポも凄く良い。まあハンドボールという競技への愛情は感じられませんが、子供がスポーツを始めるきっかけとしては普通こんなもんでしょうしね。父親が最後にまともな人になっちゃったのが残念かな。
●なぞなぞの魔法!
 那須雪絵の「月光」をさらにほのぼのさせたような感じ?(たとえがマイナーだ) なぞなぞに答えてもらうことによって発動する魔法というアイディアは面白いんですが、せっかくの設定を生かしきれてないような……クライマックスでは、まず出現させたいものが主人公の頭にあって、それを答えさせるためのなぞなぞを考える、という形になっていて(私はそう思った)、それがなんか面白くなかったんです。重力を無視して横に飛ぶのも納得いかない。たぶん「碇」と「怒り」をかけたのでしょうけど、それだと異世界の人間が日本語を話すことが前提になるし。エリューと紗英が主人公っぽくて、ふたりともこの話のなかで成長するんですが、成長前のふたりがちょっとお馬鹿すぎる気がして……親しみやすいといえなくもないかな。個人的には思い入れしにくいです。でも全体としては空を飛んでいる描写とかなかなかよかったですし、エリューが自分の世界に戻るときに「お礼のなぞなぞ。その友だちと最初に見た花は?」といって答えさせ桜を満開にさせるところとかも、ベタですが感動的でした(人によって正解が違うような質問は“なぞなぞ”として成立しないだろう、とか突っこむのは野暮でしょうか)。エリューがじつは王子という設定は意味不明。なんの必要があったのかしら。
●トラ!!
 サッカーマンガ。こういう素人がいきなりスポーツを始めて、しかも自信たっぷりで、そのスポーツを長くやっている選手たちをないがしろにするような言動をしたり、クラブのルールを無視したりする主人公って、少年たちには感情移入しやすいんでしょうか? ありがちとはいえ、いきなり印象悪いんですけど。その後の展開がよかっただけに、惜しいです。主人公は親がいなくて子供の頃から水商売系の店でバイトしてるんですね。貧乏とか働いてるという設定はまあ珍しくないですが、そういった夜の仕事を恥ずかしく思ってたり自分には合わないと困ってたりするのではなく普通に馴染んでいて、ホステスさんたちとも仲良く友だちづきあいできている主人公は、けっこう良いのではないでしょうか。わりと好きなタイプです。あとは脇役たちをもうちょっと個性的に描いたら面白かったんじゃないかと思います。
●ストレングス
 男の子にとっては重要な「ちからとはなにか」というテーマの作品。いろいろ詰めこみすぎです。絵はDグレ系で素晴らしく美しいですね(キャラだけでなく背景もがんばって!)。まず主人公の名前が記憶に残らない。一度だけ自己紹介した後、だれにも名前を呼ばれないから。次に、テーマを投げかけてくるリデルという少年が、やたらと家業を手伝って年不相応に一人前になろうとしてるんですけど、べつに親が病気なのを無理してるとかいった理由があるわけでもなし、共感できません。子供の頃は遊ぶのがいちばん楽しいに決まってると思う(友人の描写が一切ないので村には子供が彼しかいないのでしょうか。それなら納得)。さらに、主人公が自分の強さは医者として人を助けるという信念だといって非暴力を貫くような姿勢をみせていたのに、結局は敵をぶん殴って倒しちゃったのが……良薬は口に苦し、心の治療には相手を殴る必要があるときもある、って……それなら最初から殴ればいいじゃん、強いんだから。なんのために血まみれにされて骨を折られるまで無抵抗でボコられてたんですか、理解不能。テーマに対してちゃんと結論をだしているのは評価できますが、主人公が体現してみせた結論(ちからをふるうときには信念に基づいていなければならない)と、彼をみてリデルが至った結論(自分のできる範囲で精一杯の努力をして、ほしいちからを得ようとしたほうがいい)のあいだにはかなりの隔たりがあるように思うのは私の気のせいでしょうか? とまあストーリーをもう少し整理すれば面白かったのにな〜と思います。
●JIKANGAE(ジカンガエ)
 ……なんでテロリストが道ばたで壁に計画書を書いたりするのか、とか。主人公が拾われたときに着る物がなかったのはわかるけど、その後もずっと全裸の上にマントひとつなのはどうなのか、とか。シリアスなのかコメディなのか読者にわかりやすく描いたほうがいいのでは。絵柄に独特の雰囲気があって、それは確立されてる感じです。見づらい部分も多々ありますが、けっこう好きな世界です。ただ次回作を読みたいかってきかれると、べつに期待したくならないんですよね。なにが足りないのかしら。
●weisse Maria
 ジャンプのドイツ版みたいな雑誌があるそうで、そこでの受賞作品です。もちろん作者はドイツの人。もう根本的なノリが違うので、なんともいいようがないです。うーん、マンガという表現方法でしかできないコマ割りとかアングルとかスピード感とか心理描写とかあると思うんですが、それらを活かそうという意思がそもそも感じられない気がします。小説でも絵本でも構わないような感じ。それはチョットねぇ。

 うわー、長! でもこれからジャンプの本誌のほうも買いにいきますよ。





ローカルお祭り(さらに追加)

2005/08/21(日) もうすぐ翌日 

 暑いうえに雷つきの夕立がくる毎日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 画像は地元(我が家から半径1キロ以内?)のお祭り風景。いちおう伝統行事の大名行列のようなものがあります。大通りとかないから普通の住宅街を練り歩くんですよ。お遍路さんみたいな格好したおじさんたちが歌い、それにあわせていろんなものをもった男の子たちが、なんというか、スクワットしながら歩く?みたいな。踊りの一種かな。昔からの行事だから女人禁制です。どうなんかなぁ。少子化も大変みたいです。
 一枚目は「鉄砲もち」という役目の小学生たち。彼らはただ歩くだけ。先頭のほうに低学年のちっちゃこい子がいてハァハァ。二枚目と三枚目は中学から高校生くらいの子で、たしか「棒ふり」とか呼ばれてたような。ものすごく体力を使うと思います。腰が痛くてトイレにいけなくなるらしい。二枚目、右手前の裃姿の子は眉毛がなくていかにもヤンキーな顔つきしてて面白かった(笑)。四枚目と五枚目はその練習風景。周囲で見守ってるおじさんたちは歌の担当です。映ってないけど、棒のほかにも、草履とか、飛脚がもつような箱を担いだ子もいて、棒ふりさんとは違う動作で踊ってました。
 これらの役目もねぇ、道を歩いてる人みんな顔見知りみないな田舎だから、あまり拒否権とかはないです。一応お小遣いもらえるけど、おじさんたちは若者が地域の行事を積極的に支えるのは当然の義務だと思ってるしさ。でも最近は子供たちの「バイト料あげろ!」という要求をのむしかなくなってきたようで、がんばれ若者。おじさんたちも「予算まで組んでるんだから背が低かったり太ってたりして見栄えがしない子には目立つ役やらせない」とか、けっこうキツイこといってたりします。
 これとは別に子供御輿というのがあって、女の子はそっちで頑張ってました(私も子供の頃やりました)。中学生の女の子が御神輿を担ぐのではなく徳利とお猪口をもっていて、近所の人がご祝儀を渡したりすると、酒をついでくれるんです。で私もいただいたんですが、この彼女たちが浴衣姿に(自分たちの趣味で)歌舞伎のようなメイクをしていて、限りなくコスプレに近い状態でした。メイクに2時間かけるそうだからもうコスプレということでいいと思います。ノリがさ(笑)。来年は写真を撮らせてもらおうっと。
 いろんな世話役をする氏子さんたちが最終的にうちにやってきて飲み食いするんですが、あらかじめ人数とか教えてくれない(というか気軽に変動する)ので、多めの食事を用意してないといけないんですよね。酒を飲むのが中心であまり食べないのもわかってるけど皿数を並べないわけにもいかないですし。2〜3日はその残り物ばかりを処理する我が家の食卓です。ツライ……。
 このお祭り道具をしまってあるところの鍵は行事の保存会の人と私の父がもってるんですが、掃除とか一切したことないです。しなきゃいけないんじゃないのかなぁ。

 まだまだリンクの整理をしようと巡回中。
 数ヶ月前から、とあるサイトさまにいくたびに「このトップ絵カワイイ。とくにこの部分が……」と何度でもメロリンするので、拍手からコメント送ろうかな〜と思いつつ日記を開いたら、トップ絵のまさにその部分をカワイイというお言葉をくださった方へ、というお返事がありまして……私もう送ったっけ?それとも同じことを伝えた人がいただけ?それにしてはピンポイントすぎるんだけど。まずい、ぜんぜん思い出せない!ということがありました。夜中に巡回してますからねぇ。真実はだれにもわかりません(無記名でばっかりコメント送るからだ!)。

 ここ数日のを除いて、拍手とメルフォのお返事をつけました。メールのお返事もちょっとまってください、スミマセン。息抜きに赤マルジャンプの感想を書きたいんです。





念能力診断

2005/08/18(木) 丑三つ時 

 こちらのサイトさまでHUNTER×HUNTERの念能力の系統&性格診断というのがありまして、面白そうなのでやってみましたところ、もっと思いやりの気持ちを高めたほうがいいなどとアドバイスされてしまいました。いわれなくてもわかってますとも! というか、この手の自己診断はエニアグラムなどの有名どころから始まってありとあらゆるものを試してきたつもりですが、それらと同じような結果になったということは、けっこう信頼性の高いテストなのではないかと思いました。
 でまあ、二次元キャラになりきって診断するというオタク的行動にもでるわけです。以下、その結果。

・雲水:具現化系「自罰タイプ」
・阿含:変化系「プレイボーイタイプ」
・一休:変化系「思い込みタイプ」

 けっこう、そのまんまっぽいです(笑)。阿含は「順応・抑制する子供」というポイントがゼロでした。雲水は「養育性・母性」が意外と低かったですが、それは私のイメージだけかも。一休はなぁ、原作での露出が少なすぎて、よくわかってないんですよね。
 ヒソカの分析によると強化系は単純一途、操作系は理屈屋・マイペース、変化系は気まぐれでうそつき、具現化系は神経質、放出系は短気で大雑把、特質系は個人主義者・カリスマ性あり、となってます。

 さらにアイシの主要キャラで診断してみたんですが、なんか不具合があるのかな? まもり、進、鉄馬の結果がでなかったです。おそらく数値が極端に偏りすぎたせいではないかと思いますが。→再トライしたらまもりはでました。下に追記します。

・セナ:具現化系「おふくろさんタイプ」
・ヒル魔:特質系「孤高の人タイプ」
・まもり:強化系「世話焼きタイプ」
・武蔵:強化系「がんこおやじタイプ」
・栗田:強化系「お人好しタイプ」
・モン太:一休と同じ
・十文字:武蔵と同じ
・石丸:セナと同じ
・雪光:強化系「ワーカホリックタイプ」
・小結:放出系「イライラタイプ」
・瀧兄妹:放出系「自由奔放タイプ」
・桜庭:栗田と同じ
・高見:特質系「忍の一字タイプ」
・大田原:変化系「昔の親分タイプ」
・ルイ:小結と同じ(えー?
・筧:雲水と同じ
・水町:変化系「昔の親分タイプ」具現化系「空想家タイプ」の中間かな
・キッド:高見と同じ
・陸:操作系「コンピュータタイプ」か、特質系「孤高の人タイプ」か迷う

 こんなとこかなぁ……けっこう偏ってるのがわかります(これだけの人数がいて誰にも該当しなかったタイプが12も残ってる)。セナとか雪光とかルイとかキッドとかちょっと違うって思うしね。用意された全タイプのうち特質系がやたらと多いし、実際それに該当する人は少ないと思うんですが、それらを削除すると残りの選択の幅がえらく少なくなってしまうようです。
 こういう遊びは大好きなので、とりあえず面白かったです。ちなみに私はヒル魔さんと同じタイプでした。それは絶対なんか違うよ……いや陸のほうが近いかも。

 このサイトさまって冨樫氏の故郷を訪問したりしてるんですね。私は高校の三年間をそこに通いましたから寂れ具合をよく知ってます。言葉を選んでレポートしておられる(笑)。
 その街のお祭りが今年で250周年で記念事業をいくつかやってるんです。画像はお祭りの山車に使う人形の頭部の展示。こないだの史跡巡りの一環で、人形師さんの個展みたいなのに行ったのです。なかなかよくできてました。山車自体はそれほどでもないと以前から思ってたんですけどね。





雨の終戦記念日

2005/08/15(月) 夕方 

 なんてゆーんですか、お盆って忙しいですね。終戦記念日ということで、それらしいフラッシュ(音がでます。歌詞と映像が合ってるので音声ONで)をみて涙を流しましょう。……なんか重くてフラッシュ繋がりにくいようです。同窓にしてみたけど……何度も試せば出るかも。
 こんなリンクを貼っておいてなんですが、日本の某有名神社が発行してるリーフレットとか読むと、そりゃ反日デモだって起こるわ……というような内容で、呆れます。「過去、日本は、独立を守るため戦争をせざるをえませんでした」という論調で、日清戦争だの日露戦争だのでまだ勝っていた頃にアジア各国の首相たちが日本を応援するようなコメントをしていると引用したり、まったく戦争責任をとる意思がないかのようなことばかり書いてあるんですね。日本に不都合な事実には一切ふれません。ここまで客観性がないと説得力皆無に思えるんですが、まさか鵜呑みにしちゃうようなピュアな人が存在するんでしょうか。

 まあいいや。
 画像は我が家のインテリア(?)。古い物らしい。仏壇とソックリな神棚の上にあります。神道式の仏壇は白木を使っている(黒く塗られていない)のが特徴だそうですよ。線香や木魚もないです。京極夏彦『巷説百物語』の映画等で又さんがもっているような小さな鐘はあります。むかしのヨーロッパの貴族が召使いを呼ぶときに鳴らす鐘みたいな。音は澄んでいて綺麗ですね。

 霊とか見たことありません。
 うちの両親は福祉系の仕事をしてまして。職場の近くで家が売りにだされたので老人用のグループホームに使えないかという話になって、職員たちが下見にいったことがあるんだそうですよ。で、そこ、出るらしいんです。みんなして「なんか寒い」とか「あの部屋にお婆さんが座ってる」とかいって具合が悪くなったそうなんですよ。前評判を知らない人でもそうなったみたいだし、本当になんかいそうです。しかし、うちの母だけは「いい家だなぁ。内装にお金かかってる☆」とニコニコしていたそうで。空気読め。というか鈍感で幸せです。おそらく私も同じ反応をすると思われます。
 そもそも我が家は寺(&墓場)の跡地に建てられているんです。真言宗のお寺が明治初期に廃寺になったらしい(曹洞宗の寺と真言宗の寺が隣りあってたのもスゴイが)。庭を掘ると、どこのだれのものともしれない墓石がでてきたりします。縁もゆかりもない人の墓石なんだろうけど捨てるわけにもいかないから、庭の木の根本にまとめて並べてあります。お盆にはお供えまであげたりして。……江戸時代とかって土葬ですかね? 祖母が元気だった頃は庭に野菜を植えていたような……もちろん食べたような記憶も……まあ、気にしませんけど!(笑顔)
 友だちが大学生のときバンドをやっていて、スタジオ借りるお金がもったいないからって町はずれの空き家に不法侵入して練習場所にしていたそうなんですが、屋内の壁一面にお札が貼ってあってかなり怖かったそうです。それはイヤかも。でも気にしないで使ってたそうですけどね。デスメタル系だし(笑)。

 最後に病気自慢を反転で。
 墓参りの後で近所の親戚に挨拶にいったりしたんですが。まあまあ暑いなか、よく冷えたビールをだしてもらって、薬のんでるから酒はダメなんですよ〜などといいつつ「ひとくちだけ」と笑顔で頂いたところ……ありえないくらい不味かったんです。もちろんビールに問題があるわけではなく、私の体調がアカンのです。生理中でもあったんですが、それにしても酷い。なんとかしないと





辛気くさい日々

2005/08/13(土) 10時のおやつ 

 画像はこないだの藩主の墓所。基本の造りはぜんぶ同じなんだけど細かい装飾に当時の建築の流行がうかがえるのだそうな。墓石は京都から運ばれてきた御影石だそうな(ここは山形)。参勤交代で江戸にいるときに亡くなった場合は江戸にある菩提寺に葬られて、この墓所には遺髪等が入れられているらしい。そっか、出張先で死んじゃうこともあるのか。殿様も大変ですね。

 ここ三日くらいメインで使ってるデスクトップPCが起動しなくなってアワアワしてました。
 去年だか一昨年だかにも同じことがあって、まず本体を修理にだしたら「症状が再現されません。モニターの故障かも?」との返事だったので、入れ替えにモニターを送ったら「やっぱり異常なし」といわれて、なにがなにやらわからん!としばらく放置して予備のノートPCで過ごし、数ヶ月後、試しに電源を入れてみたら何事もなかったかのように起動したんですよね。熱暴走かしら。あるいは特定の日付で動きだすウィルスにでも感染してんのかなぁ。でもそういうのって年も指定されてるよね。てかノートン先生いるし。
 とにかくコンセントも抜いた状態で三日ほど休ませたら、治りました。なんだったのやら。

 障子の張り替えに手間どってます。ホント貼るのは一瞬なんだけど、剥がすのが……。あとデカイの二枚と中くらいの二枚です。中くらいのは夏は使ってないし、剥がれやすい紙なのがわかってるんで、問題はデカイの二枚か。でも部屋が露骨に明るくなって気持ちいいです。この勢いでふすまの張り替えもやってしまおうと思ってます。
 先日は地元の盆踊りがありました。その日はなんか神社にもお参りする人がいるので、うちは遊んでいられないんですが。裏の山にあるお堂(?)に続く石段に蝋燭が灯されて、まあまあ不気味綺麗でした。デジカメで撮ろうと思ったけど暗すぎてよくわかんないしフラッシュ焚いたら意味ないかな〜と思い、見送りました。
 その日あたりから涼しくて、夏はもう終わり? 室温が26度とかになったりしますが。また冷夏で野菜が高騰したりするのかなぁ。ろくにTVも見ない世捨て人なので日本列島どうなってるのやら……。

 こないだのジャンプ感想を書いてからアイシの検証サイトさんとか巡ってました。リンクしたいけど、まともなサイトなだけあって公式サイトに繋がってるんですよね。後ろ暗い身の上(笑)としては躊躇います。ワンクッション置けば大丈夫かな。ここ。カテゴリーの「正体予想/その他」ってところが面白いです。ストーリー全体から神龍寺の存在がいかに重要に位置づけられているかを述べており、まっていれば必ず出る!との安心感が得られるので、ナーガスキーさんも一読の価値があると思います。

 今日はお墓参りにいくのに、あいにくの雨天です。





ジャンプ36&37号の感想

2005/08/09(火) 早朝 

 アイシについて思うところがあったので私にしては早めに書きます。あ、アイシのトレカがDXs!!の懸賞で当たりました。315円のものですが、やはり嬉しいですね。今日はラッキーデーだ!

 表紙。複数の作家の絵を並べると、肌の色が統一されてないのにいつも違和感を感じます。セナの肌がオレンジだ。日焼けしているという描写なのかしら。
 ワンピ(巻頭カラー)。綺麗だなぁ……コート羽織ってる鳩が可愛い。フランキーの髪は青というか水色?なのか。スパンダムは紫か(笑)。フランキーの鼻が灰色になってる。この部分は金属だったらしい。人間も変な肉体的特徴をもってるのが珍しくない世界だから、気づかなかった。本編はエニエス・ロビーの一般兵をなぎ倒す主人公たち。前回はツッこまなかったけど、この一般兵さんたちは職務に忠実なだけの役人さんで、客観的にみると主人公たちが酷いですよね。ふだんダークヒーローとして描かれているわけではないから違和感があります。でも一般兵をわざわざ良い人っぽく描写してるところをみると、目的が仲間を助けるという素晴らしいものであっても、じっさいに行動するとなると、だれにも迷惑をかけないように、なんて綺麗事にはならないんだという現実を、作者が意図して描いているような気もします。
 ブリ。この新キャラの子が強気で意地悪そうなのを強調するたびに、仮面の軍勢(病名)に身体を蝕まれて余命幾ばくもないようにみえてしまいますね。なにかしら意外性をもたせようとする久保先生のキャラ作りは好きです。一護は友だちいないのか? だれにも相談する気配がありません。チャドはそういうときのための友人だと思ってたんだけどなぁ。死神関係の事情も知ってるんだし。雨竜はスルーですか。どうやって能力を復活させるのかとか親父になにか具体的な条件や制限をだされるんじゃないかとか、そういうのは描写しないで読者には謎のままにして伏線とするって感じでしょうか(こういう構成を新連載陣の作家さんたちに学んでほしいと思ってしまいました)。とにかく展開が早くて面白いです。
 次はアイシだけど長くなると思うので、掲載順を無視して最後に。
 銀魂。私がこの作品に求めているのはこういう話なんですよ。本人たちは真剣なのに端からみるとバカバカしい、みたいな。そして最大の注目はジャスタウェイ型の風鈴です!
 ボーボボ。状況的にはビュティが足手まといになってるんだけど、そのせいでイライラしないのはスゴイな……首領パッチと天の助のバカップルっぷりが楽しい。
 ジャンフェス・アニメツアー。空知の応援イラストが相変わらずのノリで、なんか安心しました。
 ナルト(センターカラー)。カラーでグッズ紹介。商売上手です。でも違和感ないし、作者のそういう姿勢は好きなほうです。サクラは時間制限のある解毒薬を使ってから長々と話をしただけでなく、チヨバアの治療までやってますよ。作戦遂行に支障を来すほどの重傷というわけでもなさそうなのに。こういうところが緊迫感のなさを生むんですよ。カカシ先生の説明も4ページもかける内容じゃない。こんなところで下手にキャラ立てようとしなくていいんだって。展開が遅く感じるのはこういう部分なんですよね。作品内での時間経過がゆっくりだとか、そういうことじゃないんです。サソリの能力については、いいたいこともあるけどハッキリしてない部分も多いので様子見します。
 ムヒョ。エンチューとリオ先生の2ショットが意味不明にエロい。意識を失ってるはずなのに半眼の先生とか。いまさらだけどリオは、取引相手のオヤジにセクハラされてアレな服を強制されてたということになってるのに、自分で服を選べる現在も妙に胸元があいてますよね。その辺が納得いかないというか、あの過去話は後付けだったんじゃないかと思ってしまいますよ。あと彼女の不幸を「ツイてなかった」で済ますつもりかいな、ヨイチよ。対人間用の魔法律が効かないことでもう人間やめ気味なのを表現するのは良いですね。先週リオに使った段階でそういう性質の術なんだと示せればベストでしたが、コミックスでまとめて読んだら気にならないレベルじゃないかと思います。この顔ナシみたいな?ヤツ、エンチューを様づけしてるのをみて逆に嫌な予感にかられました。じつはエンチューはこいつにいいように利用されていただけだった、というオチがつくんじゃないかという……悪役に同情させようとするのはもう充分ですので、これ以上やられると萎えます。今井さんの再登場が嬉しい。ロージーのヘタレっぷりが描かれるたびに、ムヒョは今井さんやヨイチを助手にしたほうがいいんじゃないかとツッこんでる方がちらほらいるので、本当にそうなったらどうなるかを考えてみたんですが……ムヒョは魔法律の腕前はともかく、上司とか管理職としてはけっこう問題あるじゃないですか。そんなワンマンな彼がストレスを感じずに仕事をするために、ムヒョが世界の中心でムヒョのいうことには盲従するロージーの存在は非常にありがたいんじゃないかと思うんです。宮仕えならともかくムヒョは独立して個人事務所をもってるんですから、そういう理由で助手を選ぶのはアリですよ。能力はまあ少しずつ教育していけばいいかな、くらいの気持ちなのではないでしょうか。そう考えれば良いパートナーです。ムヒョは何歳くらいなのかな? ムヒョが精神的に成長して大人になってしまったらロージーの存在価値はなくなってしまいますね。捨てられないように頑張ってほしいものです。
 テニプリ←そろそろ略称をテニス様に変えようか検討中。今回は「短期決戦のはずがいつのまにか長期戦になっていた」というあたりが理解不能で……気にしたら負けなんでしょうけど。
 タカヤ。地上でも地下でもどっちでも構わないような話が進行中です。先週の見開き地下都市はなんだったのか。設定だけみせられても困るよね。今回はもう作者が筋道たててストーリーを考えるのを放棄したと思いました。戦うのに理由なんかいらないって、格ゲーならそれでいいけど、これマンガなんだよ。
 みえるひと。いい感じ。いい感じ。この展開なら来週バトルをするにしても人情話がメインになるでしょうし。その質と内容に注目。今週はアズミちゃんの動きがなんとも可愛かったです。
 もて王。新キャラのお姉さんが……作者が書き慣れてないタイプなのかな? 内容は面白いんだけど。パロネタは、わからない人は気づかないように描いたほうがいいと思うよ。「なんか懐かしいフレーズでたー!」とか、このツッコミはないほうがよくない? ボーボボはこういうツッコミを入れないから元ネタを知らなくても「なんか面白い」って思えるんだけど、この作品は「知らないから楽しめてないんだろうな」って考えてしまいます。余計な認識をさせてる気がする。
 デスノ。おおお、こう来たか! メロが生き残るにはノートを奪って逃げるしかないと思ってたけど、次長が死ねばノートをとり戻せなくても大丈夫ですね、たしかに。ここでメロが死ぬとは思ってなかったんでどう奪うのかってことばかり考えてました。でも死んだふりしてるヤツがいるなんて情報は先週の段階ではなかったですし……しかし今回のライトはもうアレですね。パパンの死後は顔に影がかかってて表情が読みとれなくなってるから、どういう心境なのやら。ホントに死んでしまって直前までメロを殺すことしか考えてなかった自分に嫌悪してるのか、それとも単に親の七光りを失っていろいろ不利だなぁと非情なことを考えているのか……どっちのライトも好きだから問題ないですけどね。
 リボーン。なんか焦点のぼやけた話だ。この作品にはありがちですが。結局だれを描こうとしたのかわからないっていうか。ビビりすぎてる子供ランボがよかったです。
 ウサギとカメとストライク(読切)。タイトルが「部屋とYシャツと私」みたいと思ってしまった私はもう若くないです。内容はとても良いですね! 絵は綺麗だし、演出やコマ割りも不備は感じず最後まで読みやすかったですし。主人公がやたら才能才能いってるのは鼻につきますが、わかりやすくするための演出のような感じです。この悪役や主人公の設定は長編では使えないと思うので、いろんな部分を短編向けにまとめたような……それを作者が意識してやってるかどうかによると思うんですけど、この作品だけでは判断つかないので長編を読んでみたいです。つまり、かなり期待できそうな人だと思いました。
 ネウロ。新キャラのいかにもキャリア組っぽい人はカマセ臭ぷんぷんしますね! 笹塚さん大好きなので、焦点が当たるのは嬉しいです。
 ハンター。最初のページの1コマ目。この画面を商業誌で晒せるのがスゴイ。コミックスではちゃんと直すんでしょうけど、そうやって二度手間かけてるから大変なんですよ。話はもう面白いとしか。アカズちゃんの名前プリーズ!
 Dグレ。なにこの掲載順。リナリーが職務を放棄するとかいいださなかったのは好感度高いですね。彼女の頭からスーマンの存在が消え失せているのが笑えますが。おまえさんがこだわったからアレンが突入してったような面もあるんだぞ? ヒロインの働きとしては充分ですかね。そしてミランダさん再登場。確実に美人度アップしてます。死者を助けることはできないけど壊れた船で海を渡るのはできます、彼女の能力なら。目的地についたら術を解除して船を壊れた状態に戻し、あらためて修理すればいいんですもんね。こういう制限が厳しくて役に立たせるには工夫が必要な能力ってハンター的で面白いです。修行してきたみたいだけど、変に便利になってないことを祈ります。
 こち亀。なんだろう、なんか微妙な感じ。時間があるときに書いておいた作品をひきだしの奥からみつけてきて載せました、みたいな。
 ミスフル。敵チームが仲良くて微笑ましいぞ。どっちが主人公なんだか。剣菱がヘルメットに気づいたのは……影ですかね? あとは音とか空気の動きとか思いついたけど、天竜を攻略できそうなのは影かな。
 カイン。この回想が、イイ話なんだろうけど、蜂はマジ危険だから子供が真似したらどうするのって思ってしまって素直にうけとれませんでした。そしてカインにいきなり自己修復能力が発現。ルゥランの存在価値が否定されました。彼女の祖父さんは無駄死にですか?
 切法師。やればできるんじゃんか! この話をせめて五話目ぐらいに描けばよかったんだよ! もう遅い? この掲載順ではもう手遅れですか? 村を救う方法ですが、村人にこの土地を捨てろと説得するような方向にいくのかなぁ。あるいは手はあるけど無茶な協力が必要だとか。私としては陰陽連の支部とかが近くにあるのを思いだして救助を求めにいく→仲間増員、というのを予想してたんですが。希望してたっていうか。組織に属している人間の考え方じゃないよね、この主人公。がんばれ〜。
 ジャガー。結局いつものノリで終わりました。や、面白いんですけど。

 本題(?)のアイシ。こぼれたボールをセナが拾い、陸と真っ向勝負して勝つ!という内容でした。セナの人生においてかなり重要な場面だと思います。
 セナのライバルは進であると描かれてきましたが、初対決でいきなり勝ってるんですよね。なのにずっと意識してるのはたぶん、幼い頃から思い浮かべてきたセナの個人的なヒーロー像と進が一致していたからではないでしょうか。モン太にとっての本庄選手みたいなものです。乗り越えなきゃいけないライバルではなく、生き様や存在そのものに憧れを抱く相手です。進を乗り越えなきゃいけないライバルと意識していたのは桜庭のほうでしょう。その話はかなり長くひっぱってましたから、そのあいだは他のキャラを同じテーマで描くとかぶってしまうということもあって(具体的なエピソードを変えればそんな同じにみえたりはしないはずですが、稲垣先生はそういうの気を遣ってそうですし)、セナにはライバル不在の状態が続いていました。でまあ桜庭が片づいてほとぼりが冷めたら唐突に登場したのが陸なわけです(アイシは伏線をかなり丁寧に張る作品だから陸の存在は予定されていたものではなかったに違いないと思います)。進と桜庭は体格やポジションはぜんぜん違いましたが、陸はセナと同タイプのプレーヤーとして設定され、しかも走りの師匠。明らかに乗り越えるべきライバルとしての登場です。
 セナは主人公ですから彼の成長を描く物語であるとすれば、陸は必要なキャラです。しかしですよ、セナは最初から成長する余地があまりない性格をしているようにみえるんです。子供の頃から小さくて弱くてイジメられっ子で、そのうえまもり姉ちゃんという庇護者がいたせいもあり、その状態に甘んじてもさして問題がなかったわけですが、なにかに責任転嫁しようとする気配は皆無です。弱かったのも逃げてきたのも自分の責任で、いくら周囲に選択肢を狭められたとしても自分の意思でそうすることを選んできたからこそいまの自分がある、そして自分を変えられるのは自分だけ、と最初からわかってる感じでした。子供っぽい性格ではないです。だからアメフトをやりたいといってまもりの手を離れた時点で、方向転換はほぼ完了。あとは状況によって後退することもときにはあるかもしれないけど、なにをするべきかは本人がわかっている(けっこう自己完結くんだよねセナ)ので、放っておいても勝手に前進できます。だからその後は(主にアメフト選手としてしか描かれていないけど、たぶん人生全般においても)ひたすら物理的に修行して強くなり結果をだしていくだけの流れだったと思うのです。
 これまでのセナは、いくら試合で良い数字をだしても周囲から注目されても、自分がスゴイことをしているとは実感してないような感じですよね。チームが勝つのは自分だけのちからではないし、アイシールド21は正体不明のヒーローとしてヒル魔がプロデュースしてきたもの、と普通に考えてそうです。そんな彼が初めて自主的にライバル認定した相手に正面から戦いを挑み(今回の「敵をかわすこととは逃げることではない」とわかっているのに陸のほうに突っこんでしまった描写)、そして勝ったわけです。ラスト、タッチダウンしたセナが天に向かって雄叫びをあげる姿が印象的ですね。自分だけのちからでスゴイことをした、できた、という達成感を生まれて初めて得たのではないでしょうか。
 そういうわけで、これによってセナの自己認識が変わるかもしれません(この性格なら変わらない可能性もありますが)。もうないんじゃないかと(私が勝手に)思っていた精神的成長あるいは退行があるのかも! ということで、今後のセナの動向に注目なのです。

 長い。アイシサイトの端くれとして語ってみました。ここまでお読みくださり感謝です。





いろいろ近況

2005/08/08(月) 10時のおやつ 

 地元の地域史研究会主催の史跡巡りに参加してみました。そのときの写真。藩主の墓所らしい。一般的には長屋のような建物の中に代々の藩主のお墓が並べて立てられているものなのですが、ここのは一戸建ての建物がいくつかあるうえに藩主だけでなく妻子まで一緒に入っているのが珍しくて国指定の史跡となっているのだそうです。位置的に市街から離れすぎていて観光客が立ち寄るような場所ではないのが残念。だれでも勝手に入れるし、扉に鍵もかかってないんですけど(不用心すぎ)。
 ちょっと前に一般向けの講習会みたいなのもありまして、うちはいちおう神社だから両親はそういうのには顔をだすようにしているんですよね。夏休みのグループ研究かなにかだろうと思われる中学生たちが十人以上きてました。一度参加して名前を書くと案内のハガキが送られてきます。べつに会員限定の催しではないけど田舎で同じ趣味の人なんて少ないので、やはり常連さんが多いみたいでした。そして分野は違えどオタク臭というものは万国共通だと思いました……。

 無線LANの問題は、あれから一悶着ありまして。
 父の説明をきいてもなにがなんだか意味不明だったところが、マニュアルを貸してもらって読んだら簡単に理解できてしまって、いままでの舌戦は一体なんだったのかといいたい。暗号化の問題ではなかった。それ自体はべつにうまくいくのに、父がさらに余計なことを……ふつうPC等のIPアドレスはDHCPサーバーとかいうのが自動的にわりふってくれるものじゃないですか。どうもその機能が父の好みじゃないらしく(というか自分の感覚でなんか信用できないんじゃないかと思ったものは、どんな証拠をみせられても信じないという人なんですよ。理屈は通じません)、パソコンが古くてその機能がついてないときは仕方ないから手動でIPアドレスを指定するようになってるんですけど、意味もなく執拗にその方法を使いたがって通常なら使用しているものを解除していたから、私のMacちゃんがうまく動作してくれなかったのです。しかも暗号化とは関係ないのに脳内で混線して、DHCPサーバーを利用するのはセキュリティ上よくないと勘違いしていた模様。
 会話が成り立たないはずだ……(凹)。

 ともかくネットにしばらく繋がらなかったので、そのあいだに網戸の張り替えや障子の貼り替えをしていた私です。うちでいちばん広い部屋は客間(お祓いしたりする部屋も兼)なのでそこを使ってやってたら、急に親戚の人が訪ねてきて……アポなしで5人とか来られても困るよ! 現に両親とも出かけていてなんとか父の帰宅が間に合ったからよかったものの、ここは食料等すべて週一で車で買い出しにいくような田舎であって、それらの備蓄がなくなったから母が出撃したのに、なにをだせばいいというのだ。
 大慌てで障子貼りセットを片づけて、お茶が足りないだのスイカひとつ冷えてないだの、かなりのピンチに陥りました。勘弁してください、ホントに。

 障子は中くらいなの四枚が終わって次はデカイの四枚をやってます。あとデカイの八枚と、夏は使ってない中くらいなの二枚かな。一面に糊がついていてアイロンだけで貼ったり剥がしたりできる障子紙が、通常の三倍くらい高いだけあって便利です。貼るのは簡単だけど剥がすのが大変なんだよねコレ。弟がいた頃は車庫の前にもってってホースの水をじゃばじゃば浴びせかけて剥がしたらしいですよ。私もそれやりたくて仕方ないところです。お盆までに完遂できるよう今日もがんばります。

 そのまえに、これから献血してくるのです。デジカメで撮っても怒られないかな?(笑)





主観的な宇宙で遊ぶ日々

2005/08/04(木) もうすぐ翌日 

 ちょっと前の写真。紫陽花は、この公園のある辺りの市の花だそうで、やたら植えられてます。

 八月の日記ログ画像は金魚になりました。私がホームセンターで売られていた黒い出目金をみて「ほしい」と駄々をこねたら母が「出目金は弱いんだよね」といいながらも買ってくれたんですけど、なにやら皮膚病のキャリアであったらしく、元から飼っていた金魚も含めて全滅の憂き目にあってしまいました。ごめんなさいママン、私が悪かったです。マジで。しかもその水槽を母が消毒しないでただ洗っただけで済ましてしまい、新しく買ってきた子たちも次々に死んでいきます。薬なんか効きゃしません。ジェノサイドです。
 そんな夏。彼らの冥福を祈って金魚の画像を選んでみました。黙祷。

 先日リンクを整理したときにサイトさまを軽く一巡し、更新があったところに改めてお邪魔するというのを数日がかりで行なっています(まだ途中)。日記までぜんぶ読もうとするのはやはり無理があるでしょうか。オエビは基本的に嬉しいけど微妙なときもあります。作品は好きだけど管理人さんの性格はちょっと合わないかも?という場合は日記等を読まなければいいんですけど、絵を見たいがためについ覗いてしまうというこのジレンマ。滅多にそういうことはないんですけどね。というか私も言いたい放題してるから、ここを読んでくれている人は少なそうです。暴言すみません。
 作者の人間性と作品を完全に切り離して考える、というのは一般的ではない?ですか?(同人に限らず) いや、友人が「このシリーズそろえてたけど、こないだの後書きがマジむかついたからもう買わない」とか、「雑誌のインタビューで初めて作者の写真をみてキモかったから、もう買わない」とか……そういう子が複数いたりするんですよ。この感覚がふつうだったりしますか? でもそんなこといってたら宮崎駿のファンとか務まらないですよね(有名な話ですが、宮崎監督は手塚治虫を快く思ってなくて……それは手塚先生が日本で初めてのTVアニメシリーズを始めるときに、どうしてもその仕事がほしくて、ものすごい安値で引きうけてしまったため、現在に至るまでアニメーターの報酬の相場が低いという悪因を残したからなのだそうです。それはわかるけど、手塚先生が亡くなった直後の追悼文で書いて批判することじゃないでしょう。まさに死者に鞭うつ所業ですよ。大人げないにも程があります。引きました。……でもファンです!)。
 作家とかアーティストって、変人やダメ人間やエキセントリックであることがデフォじゃないですか、わりと。そういうもんだと思ってるけどなー。

 今週のジャンプ感想でムヒョの部分を書いていて、もっと長々と言い募りたくなったんですけど、サイトで公開するよりは作者へのファンレターで書くことかなと思い、久しぶりに文具の入ったひきだしから便せんと封筒をとりだしてみました。PCで下書きして内容をまとめたあと便せんに手書きする、というのが私の郵政公社メールの書き方ですが。ここまでしなきゃいけない内容か?と我に返ってみたり。
 うーん。
 ムヒョロジはね……表面的な性格や言動はどうあれ、同じ人間なんだから根っこの部分は共通していると思う、だから必ず理解しあえるはず!という思想?を感じます。理想というか。それは前向きで少年誌にふさわしい気がしますし、読んでいて好ましいですよ。ただそのムヒョ世界における「根っこの部分はこんな感じ」という人間像がね、私自身とは明らかに違うもんだから……え、なに私、人間じゃない?(笑)とまあ、なんつーかケンカ売られたような気分になってしまうんですよ(被害妄想です)。
 それは理想であって現実じゃないにゃー。世の中には根本から価値観の違ってる人間なんていくらでもいるんだにゃー。そういう部分には触れあわず不可侵にしておいて互いを尊重するってのが、真に必要なことなんだにゃー。それが大人の態度なんだにゃー。妥協して歩み寄る姿勢ってのは、決して善や真実を放棄したわけではないんだにゃー。やるせねーけどにゃー。
 筋肉少女帯の『暴いておやりよドルバッキー』の口調にもなってしまいます。ネコの名前はドルバッキー。あるいはテブクロとかバントラインでも可です。泣ける歌だ懐かすぃ。……語尾はともかく、そういうことをマジメに言ってやりたくなってしまうってわけ。気がつくとムヒョロジの評が厳しめになっているのはそのせいでしょう。マンガとしてはかなり好きなほうの作品だからこそスルーできないんです(好意があればなにをゆっても許されるわけじゃないぞ自分よ……)。銀魂や武装練金も同じ匂いを感じる作品です。
 ホントにファンレターをだすなら良いと思う部分をあげまくったうえで、おまけのようにこれを書くべきかなと考え中。霊やらのクリーチャーデザインはホントに好みだし、難しいことじゃないです。最後は今井裁判官のレギュラー化を是非ともお願いします!と締めるかな。今井さんは今頃どこに……。

 父が頑張ったらしくてネット接続はとりあえず異常なし。よかったー。でも前例がありまくるのでしばらくは油断禁物です。





ジャンプ35号の感想

2005/08/02(火) 朝 

 繋がるうちに、ちゃっちゃといきます。ネタバレ注意!

 表紙ナルト。塗りがなんか荒いような……螺旋丸とか……いつもこんなもんでしたっけ? 敵キャラたちの目がそろって赤いのが吸血鬼系のモンスターを連想させます。
 ナルト(巻頭カラー)。うん、こっちの色は綺麗だ。テマリたんと弟の会話はいい感じですね。こういう兄弟は好きです。サクラのいまの活躍が“医療忍者として”修行した結果だと説明されてるのはうまいな〜と思いました。地味なポイントですけど、こういう辻褄が合うってのは重要ですよ。良い作品はこういうところがちゃんとしてる。しかし……今回だけではない感想ですが、ひたすらシリアスな戦闘、しかもストリートファイトではなく任務で、というのは、少年マンガというものと根本的に相容れないような気がします。効率的に敵を殲滅したり殺害したりする方法を追求すると、そもそも対等ではなく一方的に相手を叩けるような状況を作りだすことが最優先されてしまうでしょうし。士郎正宗作品ならともかくジャンプではダメでしょう、それは。ナルトがチームのリーダーの指示を無視して突っ走っちゃうのとか忍者として完全に失格だと思ってしまうわけですよ、そういう形の話にすると。ワンピなんかで敵味方のキャラが妙にマヌケ(読者の不快感を催すようなのではなく、人間くさい形で)だったり、ギャグが混ざるというのは、読者にその手のツッコミをさせないという意味で重要な演出だと思うんですよね。サソリがサクラとチヨバアの会話が終わるまで黙ってみているのも不自然だし。ま、そういう、作品を純粋に楽しむのに必要ないことをぐるぐる考えなくてもいいように、もう少し展開を早くしてほしいな、というのが常にナルトに望むことです。
 ワンピ。こんなに人間がたくさんいる場面で、コマの隅っこで話をきいているキャラまでそれぞれの個性にあった姿勢や表情をしているあたり、作者の実力と余裕を感じます。チョッパー可愛すぎ☆ ルフィの行動はですね、もうロビンが逃げようがなにしようが関係なくバスターコールされちゃうような感じですよ。つまりもう意地を張る意味なんかないからね〜という深い思慮に基づいて……ないんでしょうけど(笑)。
 アイシ。西部が有利な状況で時間をつぶすという展開になったからこそ、攻撃パターンが狭められて、パスコースを読むチャンスが生まれた……というのを読者に説明するくだりは、さすがに巧いです。ここにもっていくには自分たちが不利になるのがわかってて時間のかかるランを多用しないといけないんだし。やっぱアイシの面白さはこういう作戦を考えられるヒル魔の存在が大きいですね。そしてモン太の見せ場(レシーバーじゃなくてコーナーバックだろ守備のときは。とかいうのが野暮ですね)。ちゃんとこれまでの積み重ねがあるキャラだから素直に「よっしゃ!」って喜べるし。ホントに巧みなストーリー作りです。ひとついうなら溝六先生がなんのためにいるのかわからないってくらいかな(笑)。
 ブリ。また新キャラか〜、微妙。たつきちゃんとか、まず描くべき人はたくさんいるでしょうに。雨竜のほうに注目です。石田パパはかなりの子煩悩オーラがでてるのでそんな心配はしてないんですが。織姫ちゃんは死神じゃないしね(笑)。石田パパと一護パパはむかし絶対なんか因縁あると思います。
 ボーボボ。今週もトバしてるなあ!
 みえるひと。先々週だかのアンケートはもう編集部がバトル物やりたくてしょうがないって感じでしたが、私は「その他」に「ほのぼのファミリー路線で!」と書きました。エージの話は姫乃が幽霊という存在とどう関わっていくかについて考えるきっかけになったし、明神の能力や彼の幽霊社会(?)のなかでの位置づけも非常にわかりやすく説明されたと思うので、連載序盤のエピソードとしては悪くないと思いました。このまま次々と新たな敵が登場してバトルを続けられるとツライですが、現状では満足しています。
 銀魂。戦闘シーンの迫力のなさは相変わらずですねぇ。でも空知にはギャグとか台詞回しという武器があるし、戦闘メインだとは思ってないからべつに不満でもないです。次は夏っぽい話をしてくれるかな?
 テニプリ。絵的に面白すぎる! 飛びまくる向日はもちろん乾の足もおかしい! でもやっぱり今回の主役は向日だ! 点が入ってからも無意味に飛んでるのはどういうことなの! すっげ!
 ムヒョ。いくら白紙に戻したって本人の意思が変わらなかったら再契約しちゃうだけなんじゃない? まあリオ先生の場合は本人も契約後にビコの存在に気づいて後悔しちゃってるみたいだから意味あるけどさ、エンチューに同じことしようとしてたってのはどうよ。殺意を抱いてる人間の手から武器をとりあげて再び武器をもてないような環境におくってのは、衝動的な犯罪者とか魔が差しただけのヤツには効果あるだろうけども。家族の死、なんつーヘヴィな恨みがある人間をそう簡単に改心させられるとは思えないよ……それにソフィーとかの霊の場合は情状酌量の余地があろうとなかろうと問答無用で刑執行!って感じなのに、生きてる人間というだけでチャンスが与えられるってのも……ちょっと差別的っていうか……霊には人権がないという世界観なんですかね。けっこう意思疎通も可能なのに。
 もて王。パロ以外のネタも面白いので期待できそうな気もしないでもありません。新キャラの女の子は悠とキャラがかぶってないですか? 阿久津くんもわりとクール系だし、主人公だけが良い意味で表情豊かという印象。太臓を立てるために脇役をそんなふうに設定したんだとしたら巧いと思います。
 Dグレ。ティッキー! ステキ! もうティキしか目に入ってません! ……金のために仕事を請け負うというよりは人生に刺激を求めてスリルを楽しんでいるような感じだから、苦しむ姿が見たいというどうしようもない理由で隙を与えてるけど、それでアレンが死ななくても「さらに面白くなった」と思うだけなんだろうなぁ。妙に不幸な目にあいがちで鬱っぽいエクソシストたちに勝ち目がありますかね。なんつーか、ハンターのシズクなんかと同じ匂いを感じますね、ティキ。今後のアレンは全裸で水槽のなかに浮かんだりコムイ室長に改造されたりしそう。今回で左手のイノセンスを破壊されてしまったわけですが、きっと適合者がいなくて余ってる高性能なイノセンスが本部にあって、それでパワーアップしたりするんじゃないかと。
 タカヤ。地下都市はやりすぎ。建築部員が大工道具で戦う系のトンデモバトルはわりと好きなほうなんですよ。だから先週はけっこうよかったと書いたんですけど、学園ものってのは変なところで庶民的というか貧乏臭さがあったほうが読者がその世界を身近に感じられていいと思ってるので……微妙です。第一話から書いてることだけど、渚と翔が金持ちであることの必要性がよくわからんのですよ。新キャラの緒方くんはふつうに友人になれるような子ってことかな。なぜ春歌ちゃんの双子の兄とか、それこそ翔ちゃんに、その役が振られないのかも疑問に思ってしまったり。あと長谷部くん作のサラダのときも思ったけど、食べ物がぜんぜんおいしそうじゃないのが寂しい。早くアシスタント補充されるといいね。
 ネウロ。人物紹介にアカネちゃん登場! 今回は自信喪失しちゃった弥子ちゃんが探偵役をやめたいといいだす話。いつものようにただ脅迫するだけじゃなくてネウロらしい魔界の道具を使ったり、ちゃんとネウロが考えていることを話してきかせる回でした。ラブい。先週の予告にいうようなデートかといわれると首を傾げちゃいますが(笑)、今後もいいコンビでやっていけそうな感じで微笑ましかったです。
 リボーン。ハル……お馬鹿な子(笑)。いわゆる男性読者に媚びたような天然じゃないのは好きです。でも私の目はクッションの上に寝っ転がって肘をついている子供イーピンに釘づけでした。
 デスノ。掲載順がえらい後ろなんですけど、今回の内容は凄かったので心配いらないって感じ。生き残ったマフィアの短髪のほうがボスかと思ったら違いました。ノートを下敷きにしてるヤツがボスだ。メロの本名が判明!ということで、なんで月がさっさと殺さないのかと思ったら、顔がみえてないんですね。Lのときは名前を知ろうと必死だったこともあって、もう勝ったような気がしちゃいました。メロが次長からうまくノートを取り返して逃げ延びれば、まだまだ退場しそうにないですよ。総一郎さんが持ち前の正義感を発揮して月の思い通りにならないのは良い展開です。月がメロを危険視するのは感情にひきずられるタイプで行動の予測がつかないからでしょうし。理詰めで動くLとかニアは、むしろ想定外の行動をとらない相手なんじゃないですかね、月にとっては。初期のミサミサも月の計画を狂わせる要素で面白かったんですが……。敵だけじゃなく味方にも厄介な人物を抱えているという展開は楽しいです。次長の正義感は後づけの性格なんかじゃないから読者に違和感ないですし。こういった問題の対処が後手後手なのは、本来の月が単独行動だったせいだと思います。神とかいって人の上に立とうとするならその辺のスキルも身につけようという話。というか全員を自分の思い通りに動かそうなんて不可能だと思うんだけど、月はそうは考えてなさそうです。日本の捜査本部は親しい身内だけで構成されてるようなもんなんだから、もちっとうまく采配してほしいですね。
 こち亀。祭ちゃんの話はいつも似たような展開なんだけど、彼女のキャラが好きだから楽しめます。小学生くらいの読者にとっては両親や祖父母の時代ですよね。それを綺麗に描くのは好感がもてますです。
 切法師。掲載順ピンチ。そして内容もヤバイ。このミケとポチのデザインは私には致命的に見える!
 ミスフル。やっぱギャグない回は読みやすいです。剣菱くん(と凪ちゃん)は顔が好みじゃなくて……どうしても中宮兄弟ばかりを目で追ってしまいます。彼らは可愛いよ。現在の九印さんは行き過ぎだと思うけど。なにがあったら、こうなっちゃうの……?
 カイン。前回の緊縛チャイナは軽くスルーした私も、今回のメイファには「ぅわ!」と思いました。元からノーパンでしたっけ?
 いちご。最終回おめ。先輩の作った映画に感動していた真中たちが数年後、後輩たちから同じように思われているという描写は少し感動的。たぶん最初から決まっていた最終回の一コマなんじゃないでしょうか。美鈴ちゃんが可愛い……! 最終的には西野エンドでした。いちごは作者の主張とか夢とか理想とかいったものがあまり見えない作品だと思ってたんですけど、真中のような性格の男が4年越しの遠距離恋愛(?)を成就させるというラストで初めて河下先生の姿が少し垣間みえたような気がしました。マンガとしては面白かったと思いますし、次回作には素直に期待です。これの後釜となって恋愛を担当する作品ってどんなんだろう、想像つかない。描かれていない脇役たちのその後が気になるので、赤マルでのフォローを願います。
 ジャガー。怪談話で次回に続く。霊のシルエットが最初にでたときは「ハマー?」と思っちゃいましたが、言葉遣いからして違うみたいですね。ピヨ彦の親父をみると、将来ピヨちゃんもこうなっちゃうのかしら……と浮き世の無常をかみしめたくなります。
 ……なんか足りないと思ったら、ハンター休載だ! いいとこなのに!

 ちょっと時間できたんで気合い入れて書きました。長〜い。読みにくくてスミマセン!





夏!

2005/08/01(月) 入浴前 

 庭の額紫陽花がまだ綺麗に咲いてます。この紫陽花って真ん中は咲かないんですってね。知らなかった……なんか中途半端でイヤ、小さい花の紫陽花のほうがイイ、とか思ってましたよ。

 ノートPCオタクの父がまた新しいマシンを購入したようです。それはべつに自分の小遣いをためて払ってるんだから構わないんですが(膝のうえに乗せて作業してたら夏で熱いから、もっと小さいのを買う、という理由はしょーもねーと思うけどさ。古いのを処分するわけじゃないからどこに置くつもりかと母はご立腹)、いままで無線LANの暗号化?がうまくいかなくて……とくに私のMACが……私の部屋にすらアンテナ増設しなきゃ電波が届かないとかいってんのにセキュリティなんかどうでもいいわ!隣の家でさえなにもできんし!と主に私がキレて暗号化はナシでやってたんですが、新しい子は暗号しないとネット使えないそうで(本当かよ?)これまで何度も失敗してきた設定にまたチャレンジし直すそうですよ。その間はネットできないから、と軽い調子でいわれてしまいました……困るんですけど。

 そういうわけなので取り急ぎ更新が止まるかも?という連絡でした。まったく予測のできない状況なので、どうなるかは私にもわかりません。父のすることは正直わけわからんし。








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