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最新の日記 


ジャンプ18〜22号の感想

2006/04/27(木) 夜明け前 

 ゴミほとんど出せました。すっきり〜☆
 ジャンプ4冊分の感想を書こうとしてみます。今週はゴールデンウィーク合併号か……。

●ToLOVEる(新連載)
 非常にわかりやすいラブコメが始まりましたね。すべてがなにかの焼き直しのようにもみえますが、べつにそれは面白さとは関係ないので、ベタベタかつ軽く読める作品を期待します。恋愛の物語は感想が書きやすいですし(笑)。絵が話と合っていて良いと思いました。きらきらトーンが似合いそうって意味ね。
●ワンピ
 バトルやってるとあまりコメントすることがないんですよね、この作品。いや面白いんですけど。それぞれキャラの能力に制限をつけるのが巧いなあと思います。そげキングとゾロのやりとりに笑いました。久しぶりにスパンダムの姿がみれて満足です。この作品はどんなキャラもみんな考えてることがすごくわかりやすくてわからない人がいないんですけど、それが良いことなのか悪いことなのか、そこはわかりません。
●ブリチ
 一護に修行つけてくれてる皆さんの目的は、孤立しがちな例外的突然変異として徒党を組み、仲間を大事にしていこうという、そういうことなんでしょうか。なんというか、この作品らしい集団だとは思う。
 小学生の隊長はソウルソサエティの隊長のなかで一番まともで有能ですよね。苦労性だなあ。開きなおったようにガンガン後付け設定が追加されていくのが可笑しい。きっと王族とやらも威厳があるようにみせかけて仲間内ではフレンドリーな人たちだったりするのでしょう、新しいキャラの登場はこの作品の醍醐味のひとつですから、非常に楽しみですね(この辺は本気で褒めてるんです……)。さいきん絵が荒れ気味?
●ナルト
 サイがナルト菌に感染し、手の施しようのない状態です。惜しい人を亡くしました。合掌。
 敵の本拠に少人数で潜入する場面なのに、なんでこんなに緊張感がないのか不思議です。主人公たちに忍者としてのプロっぽい行動があまりにも欠けていて引率の先生に連れられて遠足してるようにしかみえないからなんだけど。でもこの辺はキャラ設定に則っての描写だから間違ってはいないか。
 このキャラたちは私情で動くばっかりで、なにか大きな組織や思想のために献身しようという考えがないんですよね。まあ主人公は下っ端だからそれでいいし、そういう兵隊をなにかのために役立つようにうまく使うのが上司の役目で、そうやって社会が成り立っているんだと思うんですが、それぞれの領分が曖昧というか、絶対に崩れるはずのない前提が気軽に可変なあたりが……うーん、うまくいえないや。
●21
 雪さんの出番、これで終わり〜!? でもこの作品らしい活躍で個人的には満足です。オンサイドキックで小結がボールを押さえたときもそうでしたが、一般的には弱点とか欠点となるような部分が工夫次第で強みとできるような戦い方が、この作品の特徴ですよね。ものは考えようというか、頭を使えという。そこが好きな私はいつも楽しく読んでおります。
 しかし阿含がいってるようにホントに一発芸ばっかりですね泥門の作戦は。まあそれの連続だけで一試合を乗り切れれば問題ないっていうかむしろ立派なもんですが、バリエーション豊富に作戦を用意しようとしたらひとつひとつ練習しなきゃならなくてそれが大変、ということのはずなので、ぶっつけ本番でやってるようにみえてしかも失敗してないのがさすがにちょっと……チームの心がひとつになっていて基本的なチームワークはできているってことなんでしょうけども。神龍寺側が雲水の渇ですぐに動揺から立ち直るなど、まともに実力のあるチームぶりをみせているので、泥門がこんな調子で勝てるようには思えないし、むしろ勝つべきじゃないようにさえ思います。栗田さん成長しないなあ。ヒル魔さんの負担が大きすぎです。本当にジリ貧になってきた感じ。神龍寺をチームとしてまとめているのは雲水のようだし、ぶっちゃけ阿含より雲水を潰したほうがまだ勝機がみえてくるような気がしませんか? ここで阿含と一休にばかり警戒しているのが泥門の敗因になってもおかしくないと思います。最初に王城と対戦したときにセナvs進の戦いになり、「試合は負けたけど勝負に勝った」という結果で話をまとめたのが脳裏をよぎったり。
 いままで泥門に負けた人たちは「相手にアイシールドという天才がいたから負けた」みたいな印象をもっていると思うんですよね。じっさいはヒル魔さんがセナを最大限に活用する方法を考えてやってきたのが大きいわけですけども。神龍寺ってそれによく似たチームです。この試合のデビルバッツ側は、いままで自分たちがしてきたことをそのまんまやり返されてるようなもんじゃないですか。最初からナーガは極端な実力主義の面などが泥門と類似していましたが、マジで主人公チームのアッパーバージョンにみえてきました。自分たちに似た相手の弱点を探して攻撃しようとすると、それは同時に自分たちの弱点をも露わになることを意味したりするんですよね〜。なかなか面白い組み合わせの試合なんじゃないでしょうか。
●銀魂
 お妙さんを救出するために一同に集結する場面はきっと、立場も性格も違う者たちが同じ目的のために協力しあう姿を描いているんだと思うんですが、もともと私はこの作品って似たような性格のキャラばっかりだなあという印象をもっていたので、むしろ「そこ強調しちゃっていいの?」という戸惑いを覚えました。本当は彼女はこんなこと望んでいないかもしれないからこれは俺たちのエゴだから〜という辺り、わからなくもないんですが、世の中そういうときこういう行動をとる人間ばかりじゃないと思うの。ちがうタイプの人間の姿も比較する形で少しは描かないと、突入したキャラたちの良さは際だたないんじゃないでしょうか。もしかしてもっと利口に立ちふるまう人がいたらもっと効果的にお妙さんを救出できてしまうとわかっているから、それだと突入した人たちの良さが描けなくなると考えてのことなのかしら。あと救出される側も救出する人と同じような感性の持ち主ですから、こういう形で助けないと彼女の心を動かせないということかな。こう考えると仲間内で揉め事おこして仲間内だけで解決しちゃう傍迷惑なだけの人たちにみえてきた……(笑)。いやでもマジメな話、信念が強い系の人たちばかりが集まるとケンカが多くなるし、ちがうタイプの人が仲間にいるのは重要なことですよね。わかりやすい例が戦隊物かな。ブルーやグリーンが5人いたってチームは成立しないのです。でも信念さん本人たちはそれを理解してないことが多くて困ります。
 この作品のシリアスな話は、主人公側が「本当に大事なことをわかっている人」で、敵キャラやゲストキャラなど「わかっていない馬鹿な人」に教え諭す形になっているわけです。さらわれた仲間を救出するという話をやることになった今回、お妙さんもふだんは「わかっている人」に属しているはずなのに、急遽「わかっていない人」に変貌しなきゃならないんですね。面白いんですけど、発展性のない世界だなー。
●リボーン
 体育会系が苦手〜ってノリが面白いです。ツナが「本当にこれでいいのかな…」と考えてるところが非常に好印象でした。この作品は嫌いなキャラがいません。作者の根本的な感性が私に合ってるってことでしょうか。未だにこのバトル展開に慣れないんですが、順位はいいみたいですね。
●メゾペン
 うーん、なにかが足りない……。
●謎の村雨くん(先週の新連載)
 読切は面白かったし、今回もそのときのテーマがそのまま引き継がれていて嬉しかったです。ここから話をどう広げていくつもりか、どうとでもできそうな状況なので、期待と不安が入り交じった気持ちで見守ろうと思います。全体的に好みな感じで楽しみです。
●テニス様
 再開おめ。ラブコメしてもテニプリはテニプリでした(笑)。
●こち亀
 今回の話と両さんがモデルをやる話が面白かったです。多芸多趣味は良いことだ。
●デスノ
 クライマックスでしたね〜。ライトがどうぶっちゃけるか期待してたんですが、こうなるのかー。というか彼にはぶっちゃける思想的な言葉なんてありませんからね。暇つぶしでやってるだけで。キラのおかげで世界から犯罪が減ったとかいうのもこの場にいる人間を説得したいだけで、ライトが本気でそう考えてるわけじゃないし。その辺が好きだったので(え?)よかったです。べつにそういう人が作ったものでも結果的に多くの人の役に立ったりすることはあると思うんですよ。道具とかシステムの価値は、制作者の信念とは関係のない独立したものだという話。物は物であり、使う人しだいです。だからまあ、この結末は残念です。しかし面白かった。いろいろキモくて(笑)。
 第一部と第二部の繋ぎにあった作者へのインタビューで、日本警察の脇役の皆さんが登場したとき原作ではあまりキャラをつめてなくて、作画されたデザインの印象から設定を深めていったというようなことが書いてあったと記憶してるんですけど。そうやって生まれた松田が最後にこういう役割を果たしたのは原作者と作画者の共同作業って感じで面白かったです。でも正直これじゃ最終回でチンピラに刺されて死ぬ定番のラストと同じノリに思えてしまって、物足りないです。もう少し善悪についての観念的な問題を考えるキャラクターがいてもよかったと思う。次回センターカラーですから、最終回だよね?
●ボ
 それでビュティとへっぽこ丸の仲は進展するんですか、どうなんですか。期待してるんですよ。
●ムヒョロジ
 こういう展開になると、魔法律や霊についての具体的な設定やルールがファジィかつユルいのが痛いです。面白さ半減。まさに少女漫画バトル。私は腐女子ですがバトル燃えもする読者なんですよう。
●ネウロ
 なんで順位が下がり気味なんでしょう、めっちゃ面白い展開になってると思うのに。由香たん家族の話は、松井先生はよくあるテーマでも自分の話で扱うにあたって自分なりに咀嚼したうえで使っているのがわかって好感度アップしました。家族愛とかなんとか身近にあって普遍的に存在してそうなものって、そういうもんだという曖昧な印象だけでわかった気になっている人がけっこう多いし、それが正しい場合も多いんですけど、そういったことに対してわざわざ改めて考え直してみたような、そういう過程が見え隠れしているような気がしたんです。サイの内面描写に萌え。笹塚さんが死ななくてよかった。
●みえるひと
 コモンの造形がもう美形萌えなんかさせてやらねーぞ俺は元々スカした美形なんか好きじゃねーんだという作者の本音が滲みでていて楽しいですね。本来なら現世にとどまる悪霊を往生させる案内屋さんに絶対の理があるはずなのに、その主人公サイドにも成仏しない幽霊がたくさんいるもんだから、いまいち説得力がない。その辺の設定をもうちょっと煮詰めたほうが面白いんじゃないかなあ。
●ミスフル
 よく知らない相手なんだから「楽しくなさそう」とか決めつけるのはどうか。感情を顔にださないタイプなだけかもしれないじゃんか。つーか自分が噛みついて険悪な状態を作りだしてるくせに〜。などと思いましたが、スポーツ物としては初心に返るのは悪くない展開ですよね。こちらも次回センターカラー。ついに終焉を迎えるようです。さいきんホントにギャグが入る余地がなくて、好きな人は寂しいんじゃないかな。
●ツギハギ
 いま12話目か……来週また新連載が投入されるし、抜けるのはデスノとミスフルは決定? デスノは掲載順だけみると、めちゃくちゃ悪いわけじゃないんですけどね。もうひとつはどれだろう、危ないの一杯あって判断つきません(笑)。そのなかでもツギハギはかなり死臭が漂っています。個人的には残ってほしいです。マンガの手法の部分が既存の作品の影響をうけすぎですが、話を作れる人にみえるし(って、いつものことだが私えらそうだなー)。しかしここでボッコリ親父をだすのはマズかろう。あの話で作品自体を不快に思った人も多いみたいなんだから。作者としてはむしろ善人より変人を魅力的に描きたいんだろうけどね。
●もて王
 この改編期を乗り切れることを祈ります。キャラの人間関係の面で進展しないかなあ、ギャグ作品にそんな期待してもダメかな? 意外とそうでもないみたいなんだけど。今回はキャラそれぞれの個性にあったプレゼントのチョイスが面白かったです。先々週(だっけ?)に新登場した紋ちゃんは、けっこう好きなキャラだ。それだけに太臓とつきあえない設定がついてるのは惜しかった……そこが限界か?(なにの?)
●べしゃり
 ますます少年誌っぽくなくなってきたなあ。好きなのに、この下がりよう。まあ休載が多いのもあるけど。今回のソバ屋をネタにした話、内容的には上妻が校長のカツラをネタにしたのと大差ないですよね。いわゆる人を笑わせるのと人に笑われるのは違うというのとか、ウケがとれてもイジられてネタにされた人によっては本気で傷ついたり怒ったりしていることもあるとか、そういうテーマに主人公がどう挑んでいくかって話なのでしょうか。面白そうなんだけど小中学生男子に受けいれられるかなー、むしろそういう笑いが全盛期の年頃だし。……全体的には展開が早いようで遅いような印象です。
●タカヤ
 ロランさんが魔石を作るときに失われる大事なものって髪の毛? いやベタな展開としてはそういう……。しかし“触媒”という言葉の意味を理解しているのか甚だ怪しい気配が。“原料”とは違いますよ? ノリが軽くて楽しいのは良いです←なんど書いたろうコレ。
●メッケ
 Dグレのグッズが発売されますね。いつ企画されたものかわかりませんが、本編の再開の目途は立ってるんでしょうか。まだけっこう内容は憶えてるし、まってます。
●ジャガー
 うすた先生はどうしてダメ人間のなんたるかダメ人間の真の姿をここまで理解しているのだろう。といってダメ人間がたどる人生に対する愛情あるいは嫌悪があるわけでもないし……私が感じとれないだけ? 自嘲は感じますが。
●HAND'S(18号の読切)
 赤マルだかに載っていた内容とほぼ変わらない焼き直しの話でしたが、そのとき欠点だと思った画面の白さなどが大幅に改善されており、素晴らしい進歩の痕跡を感じました。ちょっと感動した。今後に期待したいと思います。以前の話は高校のハンドボール部の試合が翌日にあるからそこで活躍する姿をみせろって展開ではなかったかな。それがヤクザ同士の試合に参加する形に変更で、主人公が自分の嘘を自分から告白する場面も彼の気持ちがわかりやすいような形に変わっていたと思います。主人公と友人との関係がホントにありそうな感じで可愛いですよね。読切と連載はまったく別物だって話ですが、ガンガン前進してほしいです。
●スネークハンター(18号の読切)
 冨樫杯作品かな。いかにも代原ぽい。まだ良いとも悪いともいえないような段階の作品でした。
●GALAXY(19号の読切)
 連載経験者ですから巧いんですけど、後半がなんともやりすぎっていうかなんていうか……なんていったらいいんだろう。主人公の内面描写が足りないわけじゃないのに、表面をなでただけって印象です。なぜかな。読切だからか。えーと、すべてのキャラクターに魅力が足りないと思います。好みの問題ですか?
●めらりにょん(20号の読切)
 この作者の以前の作品より着実によくなっているのは感じました。

 さて、久しぶりにジャンプ感想サイト巡りしてきます。





ここ数週のナーガ

2006/04/25(火) 丑三つ時 

 ネタバレ注意報発令中ですよ〜。

 何号から書いてませんでしたっけ。あたまがマンガモードにならなくて18号は買ってきた状態のままコンビニ袋から出されずに一週間放置されて19号と一緒に読んだりしてました。
 ぶっちゃけデスノートがクライマックスなんでそればっかり注目してたんですが、その影でひっそりと雪光先輩の出番がありましたね。ものっそい地に足の着いた描写で、とても秘密兵器の登場とは思えませんでした……改めてこの作品って地味だなーと再確認しました(褒めてます)。
 ナーガは阿含と一休が可愛いなあマジ可愛いなあ、雲水さんは真の黒幕じみてきたけど白いのか黒いのかがはっきりしないなあ、などと感じ入ってほわーんとしてました。阿含と一休はホントに年相応にみえて可愛いよ……雲水は呼び捨てできない雰囲気になってきましたね……監督は試合中はなにもしないのかなあ(笑)。雲水が「確率の問題だ」とかいってるのをみると、もっとヒル魔と比較されてもいいキャラのような気がするんですが、この試合のメインは阿含と一休ってことで最後までいくんでしょうか。

 んで今週のナーガ。雲水さんがチームの精神的な支柱である的な描写が続きますね。ぐふふ。なんでキックチームに入ってるんだとか突っこみたいところもありますが、とにかく活躍してますし。良い傾向であります。いま第3クォーターでしたっけ。あと何週くらいこの試合やってくれるんかな〜。神龍寺が非常にまともに実力のあるチームっぽく描かれていて、私は嬉しい。雲水さんがやたらと美人に描かれているのも嬉しい(初登場時にはそんなキャラとは思わんかった)。みんなが動揺している場面でひとりだけ冷静だったりするといかにも強そうです。あー、いいなあホントに。
 ところで「冷静に対処すればどうということはない」ってのはアレですか? 「当たらなければどうということはない」という……シャア大佐ですね。ファーストガンダムのファンなのかしら(だれが?)。

 とりあえずこんなもんかな。
 お片づけは急にまた寒くなったので車庫にいられず中断してます。三日くらい前なんて積もるほどの降雪がありました。昨日は氷点下だし……いちど暖かくなってから冬に逆戻りされるとキツイっすね。
 これからメルフォや拍手のお返事を書くつもりです。拍手のログって2週間分なんですよね、いままで気をつけなきゃいけないほどネット落ちしたことなかったから忘れてました。6日以前にコメントくれた方がもしいましたら、確認できなかったと思います。申し訳ありません……。
 そのあとにジャンプ感想を書くのだ書くのだっ。





タイムスリップ

2006/04/19(水) 丑三つ時 

 おおおお何日ぶりの日記でしょうか。お久しぶりです。みなさんナーガしてますか?

 完全にネット落ちというかPC離れしてました。べつに二次創作に飽きたとかジャンプ本誌でのアイシーの展開に不満だとか体調が悪かったとか身内に不幸があったとかいうわけではなく、単に春だから忙しかったのです。
 きっかけは母の一言でした。

「19日に粗大ゴミの回収があるから物置のオルガンと足踏みミシン頼んだからね。コタツとガスオーブンは車で大きいゴミ捨て場に自分でもちこめば安いし、それは17日にやる予定」

 私はそれに答えて、こう言いました。

「じゃあやっと物置の整理できるじゃん。車にまだ積めるよね。ほかにも捨てる物ないか探してみる」
 
 これが……無限地獄の始まりだったのです(ドキュメンタリー風に)。
 まだ途中ですが、トラック一杯分くらいのゴミが出ましたよ? 母のいう大きいゴミ捨て場とはリサイクルセンターのことで、家電リサイクル法などで有料で引き取られるゴミ以外の物はほぼすべて捨てさせてもらえます。山奥です。うちから車で片道45分くらい。車ごと計量してからゴミを降ろし、また計量して重量差で料金を調べるような世界です。トラックの過積載検査かよ。10kgで140円と非常にリーズナブル。うちの自治体は指定ゴミ袋が20枚で千円という暴利ですから、絶対にお得です。2往復して約二千円ほどでした。それのほかに明日回収されるオルガンと足踏みミシン(骨董品だ!)があって、さらに指定ゴミ袋が燃えるの燃えないのとりまぜて10袋以上が残っており、少しずつ捨てている毎日です。
 そして暖かくなったということは、冬のあいだ物置や車庫に適当に放置していた貰い物の野菜が一気に傷みだしたということなんです。白菜4玉は母もずっと前から気にしていたので積極的に片づけてくれましたけど(それでも1玉まるっと処分しました)、大根10本とかジャガイモ50個とか暇さえあれば調理調理で。もう冷凍庫も限界なんですよう。
 てゆうか毎日12時間以上、へたすると15時間くらいフル稼働して片づけてるのに、二週間たっても終わらないって、なんかおかしくない? パトラッシュ……ぼくはもう疲れたよ……。

 整理整頓って、まず第一段階として物の置き場所を決め、第二段階として毎日それを使ったら指定の場所に片づける作業になると思うんですけど。うちの祖母も母も第二段階はともかく第一段階が苦手な人みたいなんです(父はどちらも論外です)。5年くらい前に私が物置の大掃除をしたんですが、そこからなにも変化してないうえに物が増えたら適当な隙間になにも考えずに積み上げていくだけの収納でこれまできたらしく、自分がしまった物の場所がわからないのなんて当たり前、その存在すらも忘れて新しく買い足していたようです。私自身の荷物は自分の部屋と隣のいまは物置と化した弟の部屋に置いていたので、その物置は使ってなかったんです。だからこれまで文字通り足の踏み場もないなぁと思いつつ知らないふりをしてきたんですが、ついに手をだしてしまいました。暖かくなってヒーターのない部屋にいても大丈夫になりましたからね。
 イメージとしては“土蔵の大掃除”が限りなく近いと思う。うちの物置、12.5畳あるんです。家業の物が大きいからってのもあるんだけど、それは割合でいうとせいぜい六分の一くらいです。土蔵なら日用品や食料のストックを入れることはないと思いますが、うちの物置は全部一緒くたですから……。そして隣に12畳の車庫があり、そこも合わせて片づけると、本当に無限地獄です。

 この柳行李なにかなーと開けてみたら蚊帳がでてきた、なんてのは序の口です。ていうか、うちは築三十年のボロ屋なんですけど、どの部屋を探しても蚊帳をつるすフックやそれを打った跡なんてないんですよ。三十年以上も前の物が手つかずのまましまわれていたんだわ。もうね、湯飲み茶碗とか70個くらい捨てました。急須は5個、徳利は20本くらいかな。わけわかんない部品とか捨てらんないのだれだよ。
 曾祖父さんが軍隊に入隊したときの写真がなかなか綺麗に写ってました。戦争っていうと赤紙とか強制的に徴兵されて死んでいくような悲惨なイメージが強いですが、私の曾祖父は太平洋戦争の頃はもう老人でして、彼の入隊といえばもっと昔の日本がイケイケだった時代ですから、にこやかなもんです。その息子たちの世代ですね、大東亜戦争は。私の父方の祖父は若くして病死しているし(そもそも教員だ)、母方の祖父も病気持ちのうえ公務員だったから、どちらも戦争にはいっておらず、いわゆるお爺さんの戦争話というものをきく機会がないんですよね。好奇心キラキラした目で漁ってしまいました。軍が発行した絵ハガキに「検閲済み」というハンコが押してあったり。几帳面な性格の人がいたらしく手帳に従軍中の日記をつけている人がいます。名前が書いてなくてだれだかわかんないんですけど、面白そうだから読んでみよう。
 私の祖母の代では祖母の一番上の兄が後継ぎの予定で、ちゃんと神主を養成する大学にもいったのに、どうやら嫌だったらしくて戦争が終わっても帰ってこなかったんです。ま、やりがいのある仕事とか能力が必要な仕事とはいえないですからね。そのうち曾祖父が死んでしまい、子供たちはみんな嫁や婿にでていて末っ子の祖母しか残っていなかったため、仕方なく祖母が跡を継いだんですよね。そのあと失踪していた長男が戻ってきたらしいんですが怒っていた祖母が追い出しちゃって、彼は九州まで流れていって就職して結婚しました。ここは山形ですよ。近所に住むほかの兄弟とは連絡をとっていたのに、うちとは完全に音信不通状態で、私の父はその伯父さんの存在を25才頃になるまで知らなかったそうです。何年か前に彼が亡くなったときも葬式は神道ではなく仏教でした。祖母、大激怒(笑)。そんな彼が出征するときの写真が発掘されました。一緒に写っている人たちが白い詰め襟を着ている。戦争物の映画やドラマをみると出てくる服ですよね、汚れやすそうで怖いです。その伯父さんは名前に“診”という字が含まれているんですが、友人が作った旗?に書かれた名前が“珍”と誤字られている。オチをつけてどうするんだ……いちばん大きな旗にのびのびとしたでっかい字で書いてあるので、きっと豪快でお調子者な性格の友人がいたのでしょう。

 祖母の兄弟たちは実家に私物を置きっぱなしのまま嫁にいったり婿にいったり独立したりして、そのまんま亡くなってしまったようです。祖母以外はだれも生き残っていません。これは無断で捨てたらマズイか、子供たちは生きてるんだしね。写真なんかは送りつけましょう。学生時代のテストの答案とかは送られても迷惑でしょうか。教科書の類はどうしたらいいでしょう。『経済學』なんて本をダブり買いしたのだれだろう。旧字体の本が大量に……『人体の解剖と生理』とか『予防医学』とか、だれがなにを学んでいたのやら。数学関係は全て父ですね。『工業簿記』だの『税務会計』だのは母だ。情報処理やコンピューター関係は全て弟です。ほかには『中国語文法』『社会学史』……ヤバイこれは私だ。忘れたし、捨て捨て。

 みなさん、自分の写真にはできるだけ名前と日付を書いたほうがいいですよ。あとから子孫がみてもなにがなんだかさっぱりですから。これダレ?みたいなのが大半です。
 うちのご先祖には学校の先生が多く、卒業写真のような集合写真がやたらたくさんあるんですが、ご先祖は生徒なのか教師なのか全然わかんない。つかホント、名前くらい書いてよ。どうしたらいいのコレ。そういや写真といえば、近所の小学校が代々の校長の写真を飾っていて、うちの曾々祖父が3代目の校長らしく、その顔写真があればよこせと頼まれているんでした。いちおう探しますけど、江戸時代に生まれた人ですからね。小学校というより寺子屋のノリでしょう(うちは神社だけど昔は神も仏もごっちゃだし)。幕末だと新撰組の人たちの写真がけっこう残ってるみたいですよね。都会の人ならともかく、こんな田舎では……。
 日本が極端な男尊女卑になったのは近代になってからでそれ以前はそうでもなかったという話は知識として知っていたんですが、うちのご先祖の家系をみると、たしかに家の後継ぎは性別に関係なく最初に生まれた子だったみたいだと気づきました。まあ公的な書類に名前を残すのは男性なんですけど、ふつうに婿をもらっています。うちの男の子の名前には必ずこの漢字を使う、というのがあるので、婿養子は一目でわかるんです。3代目校長の曾々祖父も婿養子です。
 その小学校も少子化による廃校寸前で、写真なんて呑気なこといってる場合じゃないと思うんですけどね。私が5年生で転校してきたとき全校生徒が170人くらいでした。転校前の学校は人口の多いところで1学年が180人でしたから、なかなか慣れなかったです。父の時代で全校生徒は400人ほどだったらしい。今年は58人だそうです。順調に減っております。

 それで掃除なんですけど、明日やっと粗大ゴミが回収され、ようやく一段落です。でも場所があいたら次は車庫の工具関係を整理して一部を物置に移動したいし、除雪車と除雪用具も片づけたいし、庭に小さな小屋を去年だか一昨年だか作ったんだから車庫のガーデニング関係は全部そちらに移したいし、弟と祖母の部屋も捨てられる物たくさんあるはずだし……居間のTVを新調する予定なんですけど、いま使っているTVはネコが食器棚の上の巣に昇るときの踏み台にされているため、代わりになんかしないといけないし……って、ダメだ終わりがみえない!

 とまあ、そんなわけで。また明日から片づけしてきます。せめて毎週の感想くらいは書けるようになりたいです。たぶん明日が過ぎてしまえば本当に一段落つくので。ナーガ界はどうなっているのだろう。そしてこれから二週間以上分のメールチェックを……! コレクターの気がある私は探している物が多いのでヤフオクのアラートが何種類もかかってるんです、ふだん毎日30〜50くらいのメールがヤフオクから届くんです。土日なんか一気に出品する人がいるらしくて70〜90くらいのメールが。相場をチェックするのが目的のアラートなんてやめておけばよかったと、こういうときよく思います。





ジャンプ17号の感想

2006/04/01(土) 丑三つ時 

 ハンターが再開どころか長期休載に入るという噂をききました。たぶん根も葉もあるのでしょう。ナーガについてはひとつ前の日記に書きました。

●ワンピース
 見開きカラー扉がいつもの高品質です。こういった内容のとき、ふだん格好いい系のキャラがアホな役で、ウソップのようなキャラは逆に見栄えがするようなコスチュームを着ているのは、きっと狙ってやってるんだと思います。好きな感覚です。ロビンがスゴイ、腕は自前ですか。
 本編。フランキーのバトルが楽しいです。ワンピのバトルはキャラの能力や武器だけでなく舞台を利用するのが面白いと思う。その舞台が現代日本ではありえないような冒険世界で、しかも野原とか荒野とかじゃなくて人工物が多かったりするのが好きです。バトルに入ると冗長だとかいわれがちみたいですけど、尾田先生の描きたいものと私の読みたいものはけっこう一致しているので、個人的には非常に楽しんでます。
●ナルト
 順番に並んでないと落ち着かないですよね。わかるよ。……A型じゃありません、B型です。絵本の内容がわかりやすくて、しかも江戸時代にありそうな構成なのが好印象でした。
●ブリチ
 本能って闘争心とか殺戮願望とかいう内容ですかね。戦闘力にはソレが含まれているのに、いままで一護はソレ抜きで戦ってきており、白一護はソレをもって戦えるから黒一護より強いって感じ? わかりやすいな。なにが面白いって、その本能が自分の中に存在することを黒一護が認めたくなくて過剰な拒否反応を示してる理由が、ソレに対する恐怖とかなんとかじゃなくカッコワルイからなんじゃないかと思えるところです。この作品でもっとも忌み嫌われる観念は「悪」でも「弱さ」でもなく「格好悪いこと」ですからねー。いやでも、それって大事ですよね、マジメな話。
●21
 神龍寺の生徒は応援にホラ貝を吹くんですか(笑)。阿含はリターンを中断するときもサイドラインに出るだけで、倒れ臥したりは絶対にしないんだな。どんな扱いのキャラかよくわかる描写です。モン太の動き方が特徴的で、顔が判別できないような遠くからでもわかるのが面白い。愛されてる。ところでコミックス新刊を読んで思ったんですけど、盤戸戦での武蔵の「なんかしたか」って一休の「そんなもんか」と似たようなもんですよね。うける印象がぜんぜん違うのは人徳の差でしょうか。今回セナの内面が珍しく描かれてましたね。自分自身の向上心や自尊心が行動の動機になってないところは相変わらずだなあ。これは更なる成長のために足りない部分を示す伏線とみました。神よ、雲水さんにも愛を注いでください。
●銀魂
 マジで昼メロみたいになってきた(笑)。お妙さんの扱いってけっこう微妙です。ギャグでは最強なのに、シリアスなバトルの話になると非戦闘員になるじゃないですか。恋愛の話でも同じっぽい? 男に翻弄される受け身なだけの女になりそうな悪寒。
●リボーン
 着実に話が進行するなかでツナの心だけが追いつけずにいるのが心配です。念写した赤ちゃんな新キャラのあたまにレオンみたいなカエル?が乗ってますね。きっと同じような生物だ。黒い皮の服の光っている部分が白なのが苦手です、目がチカチカして。リボーンの服みたいにトーン貼ってくれないかなあ。
●ボ
 ビルの屋上から下を覗きこむ場面が必要以上に気合い入ってて、そうだよねそういうところを丁寧に書くかどうかが分かれ目だよね、と思いました。へっくんは無事だった模様?
●デスノ
 こっちが笑いそうだよ。すげえ顔だキライトさま。しかし「35秒で勝ちを宣言しよう」は明らかに負けフラグっぽいですけど、ニアが勝つには魅上が隠しておいた本物のノートに細工するしかないですよね。ほかに仲間がいて、自分たちが死ぬことでライトがキラだと証明し、その人にライトを逮捕してもらうとか? じつはメロの死にショックをうけてヤケになっていたりしたら面白いけど、この作品ではありえなさそうですし。このままニアが死ぬとは思えないんですが、どうするのかさっぱりみえません。メロの「俺がこうしなければ」という言葉が気にはなってます。でもマットの思わせぶりな発言がじつは意味がなかったのを思うと、これもなんでもないのかも。次回に超期待。魅上が大好きです。
●メゾペン
 裸の王様が面白かったです。ツキミちゃんがさりげなくバレーボールしてる。
●ムヒョロジ
 子供の作品をコレクションに加えるだけの価値があると扱い、それをとりあげる大人を悪役にするのは、巧い描写ですね。もし自分が子供の頃に読んだらきっと印象的だったと思う。「判例なんか今から作る」とは、ニアの「間違ってたらゴメンナサイでいいんです」と同種の発言ですね。大場先生はわかって書いてると思うけど、西先生は法学的な深い意味を理解してなさそうで怖いです。今週、カブトと魅上とトーマスが微妙にかぶってませんか?
●こち亀
 ウンチク系の話は好きです。今回はオチも悪くなかったし。銭湯のシーンは本気で引きましたが。
●神力契約者M&Y(読切)
 赤マルだかなんだかに載ったのを憶えています。印象は変わらず「ジャンプっぽくない」。でもそのときに比べたら露骨なパンチラ系のサービスシーンがかなり控えられていて、ずっと読みやすくなったと思います。技術的には不安な点がなくてよかったんですけど、ひとつ上の段階に進むと、個性が足りないかな。この人の作品でなければ読めない売りはなにかっていわれると、とくになさそうな感じです。どちらかといえば面白いんですけど、ジャンプで読みたい類の作品ではありませんでした。
●ネウロ
 最初のページの弥子の立ち姿がなんかどっか変で印象的です。カボチャのサイがもってる携帯と笹塚さんの携帯が違うっぽいし、ここまで露骨なミスリードされると気持ちいいですね。トリックは珍しく本格的で拍子抜けでした。ネウロにそんなものは求めていませんが、あればあったで面白いです。窓の外から逆さになって覗くネウロが、もう怖さ不気味さを表すのではなく可愛らしさをアピールするシーンになっちゃってるのには笑いました。警官にオカマさんがいる。意味もなくこういうのを混ぜるのは余裕のある証拠かな。
●タカヤ
 ヒロインの武器が斧っていうかハルバートなのは好印象かも。本人の性格にあった武器や能力を登場させるのはジャンプらしくていいです。でもそういう設定って使いこなすの大変ですよ? なんかこう、脊椎反射で行動するだけじゃなく、もう少し内容のあるテーマがひとつでも含まれていれば、ずいぶん違うと思うのに。好きな人を守るとか弱い人を助けるとか、たしかに大事なことだけど話としてヒネリがなさすぎます。
●ツギハギ
 タカヤより下かよー。ありえない。でも連載陣の長期休載が多いから、みえるひとみたいに生き残れるかもしれません。今回の目玉の話とか個人的には非常に好みなんで頑張ってほしいです。とはいえキャラがどこかでみたようなのしかいないのは本当に困る。名前もなんとかならないのか。
●もて王
 ……なんでこんなに下なのかなあ。こういう脇役に焦点をあてた話は地味だけど面白いです。あいすが花見らしい服を着てるのもいい。男の乳首は描かなくていいと思います。矢射子が可愛い。真白木が以前、貧乳は本人がそれを気にしているのがいいとかいってたじゃないですか。あいすはそれをそのまま体現しているわけですけど、真白木が妄想した様子とはハッキリ違うのが良かったです。人間の描き方がリアルというか、いや設定的にはぜんぜんリアルじゃないんですけど、そのキャラの人格を尊重していて、だれか(主人公など)に都合がいいだけの存在になってないのが凄く好きです。
●みえるひと
 キャラが薄いなあ。うーん。これだけ話数を重ねてきたのに、読者は姫乃のことをサッパリ知らないんですよね。べつに数ページに渡る本格的な回想シーンじゃなくても、ふつうに生活している姿を描くだけでキャラクターの過去はかなりわかると思うんですよ。以前コメントから「アパートで共同生活する話なのに、姫乃が家事をしているシーンがない」という指摘をいただいたことがあるんですけど、まさにそんな感じ。いま登校途中に寄り道している状態じゃないですか。そのときの彼女の反応は「学校どうしよう」みたいな困った顔をみせただけです。これじゃ如何ともしがたいと思う。たとえば「中学では皆勤賞とったから高校でも狙ってたのに」とか「どうせ中学でもサボリまくってたから、いいか」とか「中学までは保健室登校で高校からはやり直したいと思ってたのに、最初からこれじゃまた友達できないよ」とかさ。どれでもいいよ、なんか言うことあるでしょう。どうやら母親がいなくて、けっこう辛い子供時代を送ってきたっぽいのが匂わされてますが、だったらいま下水道で倒れて制服が汚れたことについて一言あってもよくないですか。もし祖父母の家で愛されて育ってきたなら「年金暮らしなんだから余計な出費したくないのに」ロビンのように親類に引き取られて仲が悪かった場合は「また叔母さんに嫌味いわれちゃう」あるいは中学時代にバイトしまくって現在の学費と生活費はすべて自分で捻出しているなら「この制服、私の労働20時間分なのに!」とか、彼女のこれまでの人生が一発でわかるような台詞が入れられると思うんですよ。この作品そういう描写が一切ないんです。姫乃だけでなく全てのキャラがです。ガクの過去回想などからきっと姫乃にも魅力的な過去が用意されてるんだと期待できるんですが、それが現在の行動にまったく反映されないので、話が現在に戻るといきなり薄くなる。映画の撮影で主演女優がケガをして急遽ピンチヒッターの女優が連れてこられ、監督から「この役は高校生の女の子で上京したばかり。一緒にいる人たちは同じアパートの仲間。性格はこれこれこんな感じで、いまこういう状況ね。詳しい過去は説明するヒマないし、気にしなくていいや」という話だけをされて、この性格ならこの状況でこういう対応をするだろうという、それだけを考えて演じている。そんな感じなんです。
●べしゃり
 ああ、ちょっとずつ成長しようとする主人公の姿が。いい作品だあ。
●ミスフル
 こっちも主人公が苦しい状況で全力を尽くそうとしている姿が描かれていて好印象です。さいきんギャグが入らないせいか読みやすいですね。
●ジャンプ魂
 友達になりたいキャラ。利用価値のあるキャラってことなのか(笑)。まあネタにするならそういった内容じゃないと面白くないからでしょうけど、そのなかで「我愛羅と砂のお城をつくる」が和みました。
●ジャガー
 題字が巧い。嘘というか冗談をいうのも、相手の性格や自分がどんなキャラだと思われているかを考慮したうえでないとマズイという話。マジメに考えると読者のイタイところを突いているのは相変わらず。
●目次
 小畑先生のコメントが良くできた教訓話になっている件。鈴木先生の趣味はいつもわかりやすい。

 来週は目指せ火曜更新(目標も低め)。なんか書き忘れてるような気がする……。








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