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最新の日記 


更新作業中

2005/12/31(土) 午後 

 なんとか拍手おまけを変更できました。ネタ的なものですが……ぶっちゃけ小説を書くより時間がかかったような気がします。10種類のランダム表示なんで、なにかのついでにでも押してみてください。というか、さっそく連打してくださった皆さんありがとうございます。
 こないだまで使っていたおまけを倉庫にアップするために画像捜索中です。めんどい。

 キリリク小説は年が変わった瞬間に倉庫行きにするつもりです。結果的に隠しページっぽくなっていたほうは表に残ります。けっこうアクセスありました。携帯版のほうでも同じような感じにしてるんですけど、だれひとり読んでくれません(笑)。ゼロとは思わなんだ。これの公開を正月の更新ってことにしよう。

 フリーcgiを使って試しにお遊び的なコーナーを作ろうとしています。いきなりエラーがでてどうやっても動作しなかったので調べてみたら、別のサイトで

>Mac(マッキントッシュ)の一部の解凍ソフトで、記録ファイル等が作成されない場合があるみたいです(T_T)
>その場合は、お手数ですが他の解凍ソフトでやってみてくださいです。
>(たいていの場合、作成されないのは空のファイルなので、自分で作成できる方は作成してもらっても構わないと思います。)

 こんな一文が……。
 なんだよソレだれを責めたらいいの?と思いながらフリーの解凍ソフトをダウンロードしてきて再試行してみたら、いくつもファイルが増えました。PC購入時に最初から搭載されてる解凍ソフトが使えねーのかよ。てか空ファイルって本文なしで名前さえつければいいものなのかしら……。とにかく今度はふつうに動いたので、デザインのカスタマイズをやってるところです。企画倒れにならないといいなー。

 親から本尊というかご神体がある部屋の掃除を命じられています。神棚の中身とかも全部やっていいみたいだから、ちょっと徹底的にやってきます。ふだん触らないところだし。蝋燭の煤で真っ黒になりそうだなー。デジカメでいろいろ撮ってやる(笑)。

 ではでは皆さん、良いお年を。





数日遅れのメリクリ

2005/12/28(水) 朝 

 とくになにも更新してなくても拍手ぽちっと押してくださる皆さん、ありがとうございます。

 クリスマスはダイエットを意識して生クリームの少ないケーキを選んでみました。ケーキっていうよりタルト系でした。5種類のベリーのなんとか。後味さわやかで美味しかったけど、やっぱなんか物足りないので、冷蔵庫にあったクリームチーズを室温に戻し中。チーズケーキを焼くようです私。痩せるわけがない。

 冬の本番はこれからだってのに、すでに除雪に飽きつつあるし。キリがねーよ。ノー・モア・除雪!
 また脱線事故がありましたね。見た目のわりに死傷者が少ないのは乗客が少なかったからでしょうね。現場わりと近いですよ。TVご覧になりましたか、あんな天候なんです。事故も怖いけど、救出待ち状態の寒さもシャレにならないと思う。亡くなった方のご冥福をお祈りします。
 てか除雪よー。ヒマさえあれば雪かきしててなにもできないんだよー。年末年始で両親の仕事が休みになれば私がやらなくても大丈夫になって、いろいろ片づけられます(←それでいいのか)。部屋の掃除をしたいのです。大掃除ってほどでもないけど……不便なのは耐えられない。中型の鏡が必要かなぁ。

 私に憑いている月に一度の悪魔は三週に一度の悪魔に改名しやがればいいと思います。聖なる夜とかでもお構いなしにやってきますなコイツ。こればっかりですいません。くっそー。





もうすぐクリスマス?

2005/12/23(金) 昼食前 

 うちのネコたんは激しいプレイがお好みです。金属製のけっこう痛いブラシで全身をガリガリやってやると恍惚とします。ブラシを手にしただけで床や地面に伏せてブラッシング待ちの姿勢をとるくらいです。両手を使って骨を潰すぐらいの勢いで撫でてやると喜んじゃってしょうがない。そして毛も抜ける。
 そんなネコたんが欲求不満に陥る季節がやってきました。ちょっと彼女に近づくだけで静電気がバッチバチに弾けて火花がみえるくらいになり、触ることができないのです。こちらの足元にすりよってきてもズボン越しにチクッときます。帯電してますよ。冬のネコは存在自体が凶器と化します。

 クリスマスに合わせての更新はあきらめました。ってか正月も無理っぽ。ほかにやることをためすぎていて気力がありません。メールのお返事まだ何通か残ってるし、登録してるサーチがいくつか閉鎖したりリニューアルして再登録が必要なのに対処してないし、それ以前にしばらく更新してないサーチも多いし、拍手の乗り換えもやってないし……。
 携帯版の拍手はcgi設置型にしてみました。初めてやったんですけど設置だけならだれでもできそうな感じですね。中身をいじろうとすると面倒なのかな。一度のエラーもださずに動作するようになってしまって逆に不安です。でも新たな可能性(笑)が広がったので、無料配布されてるcgiをチェックしてみます。

 先週のジャンプを読んでフラフラとネウロ系のサイトを回りました。したら、サイト閉鎖された方が名前を変えてべつのサイトをもっておられるのを発見。以前の作品も公開してるからすぐにわかってラッキー。アイシーですけど阿雲じゃなくてヒルまもとかルイヒルの方ですけどね。また会えて嬉しいわ……。
 べつのサイトさまの裏に入るパスワードが、ヒントをみてもわからないんですけど(簡単だから問い合わせには応じないそうで、ますます情けない)、作品が表裏共通の通し番号で管理されているため、アドレス指定すれば読めてしまいます。いいんかなーと思いながら堪能しました。面白かった。

 いまさらなネタですが、桂木弥子魔界探偵事務所を見て笑う。ネウロ本編に出てきた事務所のホームページを再現したものですね。クリックすると弥子ちゃんの身体が飛び散るアレです。

 モヒカンチェック!という自己診断をやってみたら、結果はタイプ5でした……。私はモヒカン族の一員らしいです。モヒカン族とはなにかをネタ的に解説してある『私の彼はモヒカン族』を読んで自虐笑いしてみました。
 ところで詭弁のガイドラインってうまくまとまっていますよね。目立つところに貼っておきたい気分です。自分がなにか書くときに気をつけたいって意味で。というか日常を「面白めな話」に演出しようとするときは、この詭弁のテクニックのどれかを使うのも有効ですよね。時と場合によって使い分けようという話です。

 今週のマンデーナイト、悪天候のため大半が見れませんでした。ショック。冬になると衛星放送だけ映らなくなるんですよね……どうしたらいいんでしょう。雪雲なんかに負けない電波を発してほしいです。





ジャンプ3号の感想

2005/12/20(火) 10時のおやつ 

 甲子園ボウルみました。でもふだんから情報収集してないし試合や中継をみれる環境でもないしで、楽しむための下地が私のなかにないんですよね。関西×関東の試合で関東が勝った、というのは理解しました。日本のアメフトは関西が強いとはききますけど、具体的にどのくらいの差があるのかはわかってません。
 エースランナーが目立ってたのはどちらでしたっけ、ランプレイが好きな私はその辺を中心にみてました。あと選手の体格データで185cm 100kgとか日本人でもけっこういるんだなと感心したり。そんなレベルですが、戦力が均衡した試合で面白かったと思います。

 なんか先週の感想を書いたのはつい昨日のような感覚です……。

●ボーボボ
 第二部スタートですね。仕切り直し感がかなりあってよかったと思います。このコアラは新キャラってことかー、うーん、設定的にはほかのキャラと大差ないようにも。ビュティに惚れているという要素を全面に押しだしてくれることを期待します。第一部で仲間と別れた新宿から話が始まって、また仲間を集めていくという展開。まずは各キャラの修行の成果をみせていく感じになるみたいです。
●ナルト
 ゆっくりだなぁ。それが主要読者層へのわかりやすさに繋がった結果、この掲載順なんでしょうか。
●ワンピ
 ロビン母が登場! てか一度は捕まったって、どうやって逃げたんだよ。泳がされてるかスパイであるかのどちらかしか思い浮かばない。さらに小さな2才のロビン、ここまでくると幼女とかいうレベルじゃないな。数年ぶりにすれ違った親子が互いに相手の顔がわからないって描写とか、涙の予感がビシバシと!
●ムヒョロジ
 お化け同士の戦いがキモいしダイナミックで良いですね。どちらかに肩入れするのは難しいから緊迫感とかは感じないんですが。ウィスキー30年物レベルな敵の演出はホラーな話で見たい感じかな。場所が生活感のある狭い屋内なんだってわかるように描くことによって悪霊の異常さが際だっているのは巧いです。ソフィーのときも書いたけど霊の扱いの酷さ(明らかに人権ない)のはどうかと思います。感性とか感情とかの部分はいいんだけど、法や組織など理屈っぽい部分の設定がアレな作品だって印象が続いています。
●ブリ
 日番谷にはまだ伸び幅があるという設定が投入されました。インフレを続けるつもり満々です。卍解の持続時間が本人にわからないわけないと思うんですけど、氷の華は敵にタイムリミットを知らせちゃう以外の働きはないんでしょうか。こんなに流血してんのに痛々しく感じないので(笑)、まったり見守ってます。
●アイシ
 セナが静かに嬉し泣きしてる描写がいい。雪光くんにも忘れずに焦点があたり(これから活躍するっていう伏線だよねコレ)、キッカー対決へのフォローも入り、アイシールドの問題もそれなりの決着がつき、セナと鈴音との恋愛フラグも立ちまくり、すかさず東京大会決勝も開始されています。密度濃すぎです。個人的には美点だと考えていますけどね、この生き急いでいるとしか思えない展開の早さは。
 盤戸戦、とくにキッカー対決から感じたことを、この記事の最後に書きます。長いので。
●World 4u_(読切)
 以前にも何度か登場した読切のシリーズ。面白いですよね。連載するにはネタ収拾が厳しいのかなぁ。都市伝説って微妙に昔で現代社会には存在しないアイテムが登場したりして、けっこう好きです。
●Dグレ(再開)
 想像していたより早く復帰してくれました。嬉しいけど心配でもあります。ちゃんと治ったんでしょうか。内容は、ふっつーに話が続いております。鬱展開の真っ最中だったので、まあそんな感じで……さすがに絵の質という点では改善されていて美しかったですね。状況を見守ります。
●ネウロ
 弥子ちゃんたちがハメられた理由については、きちんとした説明がありました。ここはありえなくてもいいけどここはちゃんとしないとダメだ、っていう判断がけっこうできている作者さんだよなーという印象です。ユキくんの技の秘密が明らかになりました。この安っぽさが素晴らしい! ネウロの世界です。初登場のとき吾代に与えたダメージはこんな鋭い切り傷だったかなあとか、気にしませんよ。きっと吾代は服に引っかけたソレで後ろに倒され、後頭部を強打したのでしょう。あっさり勝負はついちゃったのかな? 望月の想像する弥子(黒)がふつうにステキ。絵は……決して下手じゃないんだよ、いつも作者の意図を読者に伝えるのには成功してる。予想どおりネウロが雑魚を一瞬でちぎって捨てたとき、なにげに弥子も攻撃されてるのが美味しすぎます。早坂さんはいつぶっちゃけてくれるんだろうか、期待してますよ?
●銀魂
 中盤まではネタのほとんどが予想できてしまったんでイマイチでした。神楽が登場してからが意外な展開で面白かったです。落書きなのか本当の顔なのかが絵的に判断しにくいのがアレだなぁ……。
●テニス様
 この内容に1話まるまる使うところが凄い。いわゆる一般的なストーリー作りのセオリーとは完全に別次元の世界。才能だけで描かれている作品です。とにかく跡部さまのご登場で期待に胸が高まります。
●こち亀
 「視点となるキャラには恋人がいない」って少年マンガとしてはまあ正しいんだろうけどなー。感覚が古い気がしないでもありません。少女マンガだと小学生でも同級生とふつうにつきあっててヤることもやっている話とか、たまにあるんですけどね。小学生の頃から恋愛に必要なテクニックや考え方が自然に身につくような作品のほうが好きです。先週の年賀状ネタでも思ったけど、この作品ってキャラたちが主張することはネタの一部であって、なにかを批判するような描き方をしていてもそれは作者の意見から完全に乖離していることが多いですよね。嫌いじゃないけど、ネタへのアプローチがやっぱちょっと古いというか……。
●タカヤ
 うーん、実況&審判(だよね?)デンジャラスゆうかりんの試合終了宣告に従ってないって点では、一晃も同じだし。つーか審判の指示に従わなかったら罰則があるでしょ当然。次の試合が出場停止になっても変じゃないと思うんですけど。その辺は「強い者がすべて」という校風によってOKということにするつもりかな。格闘技からルールを奪ったらただの殺し合いであって、正義感もクソもないんですけど。
●リボーン
 掲載順が落ちている……。ネットでの評判は悪くないけど個人的には日常ギャグに戻ってほしいと願ってるので(というかシリーズが冗長だと思う)、これを機会に方向転換してくれると嬉しいってのが本音かなあ。レオンがアイテムを生むってのは、よく考えたら弾丸を作るような生物なんだから不思議じゃないか。毛糸の手袋は可愛いです。バトル展開になってもツナの個性が決して損なわれないのは素晴らしいと思う。
●べしゃり
 新キャラがふたりとも微妙です。外見が。せめて女の子くらいもっと可愛く描こうよー。
●もて王
 今回もパロネタ控えめで。そうでもないか。ふつうに面白いです。真白木さんはさすがに引くよ。でもやられた本人が攻撃はしたけど平然としてるんだから凄い。この辺のリアリティのなさがいい塩梅です。マジメな恋愛フラグっぽい描写は狙っているのは間違いないだろうけど誠実に描かれているなーと思います。
●みえるひと
 順位が回復しないなあ。マンガやライトノベルのキャラクターってさ、読者がだれかに「このキャラは○×なヤツ」みたいに一言で説明できるような特徴があるかないかって大事だと思うんですよ(私見では一言ではなく二言で説明できるのがベストじゃないかと思います。薄っぺらくないって意味で)。この作品のキャラはそういう個性づけが足りないんだよね。ガクだけは「ストーカー」で説明できるかな。
●ポルタ
 うわ、一気に大転落! そしてテコ入れらしき新展開! 低年齢向けにいろいろ簡略化してるだろうと思うんですが、“信用”や“情報屋”の扱い方が、それこそ低年齢層にも受けいれにくい方向にいってるような。ネット社会で育った子供は情報の重要性を常識として理解してるんじゃないかと私は想像するわけですけど。盗賊シュナイダーを悪役として描くのが目的でしょうか。悪と無能はイコールじゃないっつの。
●じゃんぷるの後番
 絵がジャンプというより……なんだ? ファミ通っぽいというか。以前のほうがよかったです。
●ビックバン(読切)
 つい先日の赤塚賞佳作。けっこう面白かった。ちょっと薄いけど、そのぶんわかりやすいです。
●ジャガー
 このパターンはけっこう飽きてきましたよ。ネタ切れ気味なんでしょうか。トーン貼ってないし。
●アイシの続き
 盤戸戦、とくにキッカー対決から感じたこと。
 栗田がセナに初めてアメフトのルール?を説明したとき「野球のように攻守交代制になっている」といいましたが、アメフトは野球と違って攻撃と守備のメンバーが別々なスポーツです。野球マンガでピッチャー同士がライバル関係になったら、彼らが同時にマウンドに並んでボールを投げ合うことは不可能ですが、バッターとして相手のボールを打つことは可能です。でもアメフトでQB同士がライバルになっても、自分が活躍してるとき相手はサイドラインで休憩している時間なので、直接対決は基本的にできません。キャラクターがライバルをもつのは、ストーリーのなかで重要な部分です。でも同じポジションの選手がライバル関係になるっていうのは話としてわかりやすいんでしょうけど、じっさいにマンガとして試合の様子を描こうとすると、ものすごく難しいことになってしまうはずです(ラインだけ例外。厳密には違うけど)。
 主人公セナのライバルとして最初に登場した進はラインバッカーですよね。ランプレイでボールを渡されたランニングバックは敵に向かって突撃します。敵のディフェンスは三層構造になっていて、第一陣がライン、第二陣がラインバッカー、最後がセカンダリー(コーナーバック&セイフティ)です。これらを全て突破してタッチダウンできればベストですが、じっさいには三回で10ヤード進むのが第一の目的です。まずはラインですけど、ここは味方のラインマンたちがせきとめてくれるのが前提ですので、抜けたことにします。するとランニングバックが頻繁に対決する相手はラインバッカーということになります。最強ライバルという扱いで進が登場したときは、ぶっちゃけラインバッカーなんて超地味なポジションなのになんでまた……と思わないでもありませんでしたが、主人公がランニングバックであり、直接対決できるのがラインバッカーだからなんですね。いまさら気づきました。巨深ポセイドンはラインたちの身長が高いという印象ですけど、セナとライバルになった筧はラインバッカーです。小結とライバルになった水町はラインでしたから、どちらもふつうに対決することが可能でした。
 一方、描くのが難しい同じポジションのライバル。ワイドレシーバーのモン太と鉄馬、クォーターバックのヒル魔とキッド、ランニングバックのセナとパンサー、あるいはセナと陸などが思い浮かびます。どれも解決法として「泥門は部員が少ないため攻撃と守備を兼任している」という状況が使われているようです。たとえばレシーバー対決だと、モン太がワイドレシーバーとして活躍しているとき鉄馬はサイドラインにいますので対決できません。なので鉄馬がワイドレシーバーとして登場、モン太はそのパスキャッチを妨害するディフェンスのコーナーバックというポジションの選手として対決しました。モン太のいうレシーバー対決はポジション名ワイドレシーバーの腕を競うというよりは「キャッチの達人」としての腕を競う意味だったので、勝負が成立しました。ほかの組み合わせも似たような感じで……ヒル魔とキッドのQB対決は投球技術だけではなく指揮官の頭脳を競うという要素が付加されていたり。つまり主人公側は本来のポジションについてないときにしか対決できないため、なにか別の視点が必要なんです。陸は泥門と同じように攻撃と守備を兼任していますからセナがランニングバックとして対決できます(今週のラストで進vs陸となっています。正当な対決です。過去に描かれた進vsセナの様子と比較することで、同じポジションのセナと陸のライバル関係を深める描写になるかもしれません)。作者サイドの苦労と工夫が垣間見えるようです。
 で、盤戸戦における武蔵とコータローのキッカー対決。どちらかが蹴るとき敵の選手がキッカーに肉迫してキックを妨害するとか、あるいは蹴られたボールをカット(ハエ叩き)するのが「直接対決」ってことになるでしょうか。キッカーはほかにメインのポジションのある選手が兼任していることが泥門でなくてもありえるので、それも不可能ではないんですが、武蔵もコータローもキッカーに特化することでキャラが立っており、ほかに際だった能力はありませんから、そういったプレイをすることはありません。じっさい試合のなかでもキッカーに襲いかかる役を担当したのは足の速いセナであり赤羽でした。そういうわけで、過去の対決で使用してきた手法がキッカー対決では使えなかった。その結果こんな感じになったんだと思います。キックによる得点がこうやって結果に響いてくる展開は、リアリティという点では正しいんじゃないでしょうか。必要なのは今週のように「ちゃんと決着はついたんだ」と説得力のある言葉で読者に伝えることだったと思われます。原作者の稲垣先生はそういうのが得意な人なので、あまり心配もしていませんでしたが。
 今後の試合でも泥門のメンバーとだれかとで新たなライバル関係が発生すると予想されます。それが直接対決の可能なポジションなのかどうかは注目したいです。今回ちょっと大変そうだったもんね(笑)。

 来週は河下水希先生の読切が載るそうです。ふつうに楽しみ。ではでは。





脳内活動は活発です

2005/12/18(日) 朝 

 寒い日が続いておりますが、皆さんお元気でしょうか。ありえない積雪量なんですけど……。

 さっきNFLウィークリーとか見ましたよ。スティーラーズがベアーズに勝ったので一安心です。ビデオを少しずつ消費する毎日……感想は第10週で止まってるんですけど、第11週と第12週の6試合は見終わってるんですよね。感想を書いてたらいつまでたっても追いつかないから、後からフォローするつもりで一旦とばすしかないかなーという感じ。ここまで来たらコンプリートしたいのに(笑)。まあ追々。

 TVの前に長居すると、ふだんTVを見る習慣がない私でもそれなりに眺めてしまうわけで。土曜の午前にワイドショーのような番組でさいきんのニュースについての三面記事的な情報を仕入れてみました。友人が姉●元建築士はヅラだと断言しています、そうなんですか? たしかに私もそう感じており……いやまあ。しかしマジメそうな感じですよね優等生っぽい。それとイーホームズの社長の顔が良いです。かつてOウム真理教がワイドショーの主役だった頃、某幹部信者たちに生萌えして作られた女性向け同人誌をどこからか手に入れたワイドショーのリポーターたちが、それを本人に突きつけてコメントを求めていたのを思いだしてしまうわけですよ。勘弁してください。「病弱な妻のために」とか美味しいコメントは控えてほしいものです。
 えっと個人的には建築偽造問題より株の誤発注のほうが興味あります。どうするんだろうね。その問題でも5億円の利益を得た個人投資家の話が……24才の会社役員で、ここぞとばかりに数十億の資金を注ぎこんで利益をあげたとか、マンガのような才覚過剰な人間の存在が垣間見えて萌えました。←結局それか。

 塾講師が生徒の小学生を殺害した事件で、このような事件をひきおこす自意識が肥大した人間についてスタジオで議論?している番組があったんです。ずっと自分の思い通りになってしまうような環境で育った人間は社会にでて遭遇した些細な障害にも対処できなくて、相手を殺すしかないというような短絡的な結論にすぐに直結してしまう、とかなんとか……まあワイドショーなんで掘り下げは浅いんですけど、コメンテーターのTリー伊藤が「そういう人はブログとか書いてるよ」と言いだして……「お笑いや音楽をやる人を見てても思うんだけど自分の家(領域)のなかでばかり語っているとその狭い視点がすべてになって、その家を外から見るようなことができなくなり、家のなかにいる自分について、なぜここにいるんだろうとか、そこにいることによる喜怒哀楽を題材にしたものしか作れない」てな話で、それはいいんだけど「ブログなんか書いてるヤツはみんな犯罪者予備軍だ」みたいな言い方はどうなのか。ワイドショーとしては正しい姿勢でしょうか。
 Tリー伊藤はどうでもいいんです。子供が自分の思い通りに生きれるような環境で育つことについて。以前新聞の投書欄で学校の先生の意見だったと思うんですが、「マンガやTVの影響で子供が気軽に『死ね』とか口にするのをなんとかしたい。もし相手が本当に事故などで死んだらどうするのか。言葉で他人を殺せるという迷信じみた意味ではなく、本人が『あんなこといわなければよかった』と心に深い傷を負うことになるからやめさせたいのだ」という話が載ってたのを思いだします。優しくて良い大人っぽいでしょ? でもそうやって少しでも危険なものをひたすら子供から遠ざけていると、その子は「すべてが自分の思い通りになる環境で育った」ってことになってしまうんではないか、と感じたんですよね。言えばわかる子はいいけどわからない子はじっさいに少し痛い目に遭うことによってそれが危険だと学習していくと思うので、適度に傷つくような(生命に関わるようなことがないような)環境を整えてやる必要があるってことなんかなー。考えるのは簡単ですけどね。難しい問題です。伝統的な童話なのに残酷描写を検閲するような親御さんはさすがにやりすぎだと思う。童話を研究してる専門家が子供に悪影響はないっていっても無視だもんな。
 ちょっとTVを眺めただけでこんなに考えまくる自分の理屈っぽさを矯正したいです。

 数日前の新聞にアメリカの大学院生をしている日本人のコラムがあって、カレッジフットボールの話題がとりあげられてました。アメリカの大学アメフトは多額の収益を生む巨大産業になっているのですが(ほかのスポーツもそう)、その裏側では、学業面でついていけずドロップアウトする選手が多いという話でした。TV中継でタッチダウンを決めた選手の提出したレポートに私はいまCをつけた、みたいな書き方で。
 実力社会ですからねー。そこを乗り越えてプロになるエリートが素晴らしく高く評価される社会は悪くないと思うけど。だからこそ小さくまとまらずにビッグになってやろうと志す若者がいなくならないんだし(それ大事だよ)、べつにだれかに強制されたわけではなく自分の意志でやってるんだから。結果プロになれなくても上を目指すバイタリティのある人は自分で人生を切り開いていけそうじゃない? まあ全部がそうだというわけじゃないけどさ。あとアメリカ人の場合、それを目指すことによって生じるリスクを本人わりとシビアに把握してると思うんです。スポーツ選手なんていうと「夢」って感じだけど、身も蓋もないお金のこととかも下手に隠さずに(その問題を低く見ないで)たとえ子供相手でもふつうに説明したり話題にしたりできるのがアメリカ合理社会のイメージなので……詳しく知らないから先入観に近い印象ですけども。
 NFL選手がフットボーラーを目指す若者を相手に講習会を開いたというニュースを読んだりすると、そのプログラムにプロ選手の経済事情を教えるような時間がけっこう設けられているみたいなんですよね。日本でも有名な野球選手やサッカー選手が子供たちのコーチをするイベントがあったってニュースをTVで見る気がするけど、そのときお金の話なんて絶対してないと思うんですがどうか。私が知らないだけ?
 土壌の違いを感じます。もちろんただ真似しろっていってるわけじゃなくて、日本人に合う方法があるはずではないのかな〜みたいなね。

 さらに新聞を読み進めたら、消費者生活センター(だっけ?)に有料オンラインゲームに関する苦情が増加しているという記事を発見。いちばん多い苦情は「運営している会社が違反者を管理しないこと」のようですね。なんだ、有料でもそんな感じなのかよ。ダウンロードが必要なゲームはmacに対応してないのがほとんどなので私は個人運営の無料ゲームばかりをしているんですが、違反者や荒らしに対処するのは管理人の第一の仕事で、それができてないサイトは本当に困るんですよね。金を払っても同レベルかい。
 無料のゲームはある意味底辺だからダメなところのダメさが傍目にも嫌になるほど明らかで、逆に面白いと思うくらいです。私が知ってるのはRPG系、シミュレーション系、育成系くらいですけど。
 いちばんアレなのは管理人が不正をしているケースかな。じつはけっこうあります。友人に自分のサイトを紹介して、最初から所持金や経験値に莫大なボーナスをつけてあげちゃうのがありがちです。大きなサイトであれば廃人プレイの果てに高レベルに達しているキャラがゴロゴロしてるので目立たないけど、小さなサイトだと一般の参加者にバレバレだったり(笑)。あげくに管理人とその友人がケンカでもしたのか不正によって強化されたキャラのIDとパスワードが掲示板などに公開され「だれでも使ってイイよん☆」という置き土産が残されたりとか。荒らしの人がまたそういうのをすかさずゲットするんですよね。
 それの延長みたいなものですが、強すぎるチームがあって常に優勝を独占したり世界を征服してだれも対抗できない帝国を築いてしまっているとか、ゲームが成立しなくなるような状況になっている場合もあります。たいていのゲームはそうなったらデータをリセットして仕切り直し〜とかするようになってるのに、管理人がそれをしないので、ゲーム自体がつまらない。参加者がどんどん減っていきます。
 フリーウェアやシェアウェアが集めてあるサイトでゲームcgiをダウンロードし、それをアレンジして運営している場合、単にそのアレンジが不出来でつまらないってケースもあります。目標がないとか。同じcgiを利用したサイトがほかにも複数あるから、比較されて余計にダメさがわかりやすい。レベルアップと同等の効果を得られるレアアイテムの出現頻度をいじって上げてしまうとかが、ダメな改造の典型ですね。ほかの類似サイトに比べて出やすくて嬉しい!と最初は思うんだけど、すぐに飽きます。レベルアップにはほかのキャラ(ほかの参加者)との交流が不可欠なのに、そのアイテムが簡単に入手できるためにレベルアップの必要性が低くなり、参加者の交流が全体的に薄れてそのゲーム本来の特色が失われているケースもあります。
 とにかく交流用の掲示板は標準装備だから常にチェックをして荒らしによる書き込みを削除しなければならないみたいです。これだけで管理人が手一杯になっていて、ゲーム内で新しいアイテムや職業を作ったりイベントを行ったりするような余裕がない場合もある。アク禁くらわしてもキリがなくて困っているのとか見ると気の毒になりますね。大きいサイトは管理人が複数じゃないと運営が厳しいかもしれません。
 “無料”って言葉は印象よりも遙かに重たい影響力があるんだなーと思いながら、今日もレベル上げに励んでいます。ここは良ゲームかと。ここここはまだ様子見かな。2chのノリが大丈夫な人ならここもいいし、小さいサイトだけど管理人さんがしっかりしてるって意味ではここもいい(macだと内部の表示が崩れるかも)。
 逆に管理人の不正?&放置により荒れまくっているのがここ(笑)。荒らしの人たちもだいぶ飽きてきたみたいで収束しつつあるけど、もうダメでしょうな。閉鎖されないのが不思議なくらい見事な荒れ方で、生温く見守っています。

 なんで私こんな長文で語ってるんだろう。これからメールや拍手のお返事を書くかも?書けないかも? という感じ。生きててゴメンナサイ。





ジャンプ1〜2号の感想

2005/12/15(木) 日付が変わった 

 窓の外では猛吹雪〜!
 除雪の季節になりました。いまだに一週間以上前の法事の疲れがとれない私です。年をとると疲れが後からくるとかいうレベルを超えた貧弱さ加減だと思います。推定肉体年齢は70才です(失笑)。

 メール等のお返事は半分ほどつけたところで力つきています。キリリクの末尾にひっそり追加です。

 NFLのビデオがたまりまくってどうしようって感じに。見たあと書きたいことをまとめたメモも4枚ほどモニターの下に積まれています。いずれ一気に書くと思われ。攻撃にムラがあるチームは不利でございます。
 NHK教育の「知るを楽しむ」とかいう番組で大槻ケンヂが江戸川乱歩について語っていて、いまさらなんだけど見てみたらけっこう面白かったです。全四回で昨日の第二回をみのがしてしまったので再放送をチェックしないとね。午前5時とかですが。本放送は火曜日の22時20分あたりから(憶えろ私)。NHKは基本的に好きです。でも紅白はあんまり見たことありません。ノリが苦手……。

 あと母が国民年金の付加年金を支払えと仰っている。必ずもらえることが前提なら確かにお得な内容のようです。どうなんかなー。一年分を一括払いしているので、とりあえず来年度からの話ですが。しかし物価スライドなしなんですね。インフレする社会では貯金なんか無力だし……やっぱ投資信託?「るいとう」とか純金積み立てとかどうかと……まあリスク分散のために財産は三つくらいに分けるのがセオリーですから併用すればいいんでしょうかね。といっても私このままだと年金が唯一の資産になってしまいそうですよ(笑)。
 プロスポーツ選手って十年で一生分を稼がないといけないから大変ですよね。それで得たまとまった資金をどう運用できるか、その手腕の差で老後が決まってしまいそうな感じ。潰しの効かない職業だから人並み以上に要領がよい人じゃないとマズイと思うんです、いろんな選手のケースを知るたびに。一球入魂というかそれしかできないって感じの人が日本人のスポーツ選手には多い気がして、痛々しいときがあります。国民性? そういうのがもてはやされてしまいがちだからかな。観客は無責任だ(私も含めて)。

 ともあれジャンプ2週分です。

●ムヒョロジ
 巻頭カラーの見開き扉が、なんか結婚式のようだ……! 人気投票は今井さんに一票を投じたい気分。〆切前に寒波が去ったらポストまで行けそうです。
 でまあ本編でありますが、ふつうに役に立つロージーに違和感ばりばり。ちょっと褒められただけで士気があがって能力が発揮できちゃうってのはな〜、いままでなにしてたんだと余計に思ってしまったり。もう少し厳しい試練を与えて乗り越えさせてほしいところです。てゆうか技術的な問題じゃなくて心構えさえ変えられればいいんなら、ロージーを3ヶ月ほど陸上自衛隊に体験入隊させれば済む話ではないかと(笑)。あとこの合宿は設定的にツッコミどころが多くて今後に響かないか心配です。冥王のデザインが面白いですね。
●ワンピ
「子供が秘密守れるわけねェでよ〜」とか可愛いなー。作者が子供のときの視点を忘れてないっていうか……こういうところ好きです。泣かす要素が着々と揃いつつあって期待が膨らみます。
●ブリ
 死神さんたちの力関係の変化がむちゃくちゃですな。でも先週のハゲが良かったからオッケーです。そんな柄にはみえない人が強い忠誠心を胸に秘めていたりすると燃えますよね(あえて萌えとは書かない)。剣八とやちるも出たし。今週もウルルたんが活躍したのでオッケー。とことんキャラの魅力に支えられた作品です。この敵の美形さんが意外と下品なのが良い感じ。ジン太はなにしてるんだ、次は君の番だよ。
●ナルト
 綱手のときも思ったけど、この作品は周囲の正論に主人公たちが友情に基づく感情論で対抗するのが善とされているのでしょうか。マジメに考えだすと深いテーマです。仲間だと思う範囲がどのくらいかって問題になりそうかな。あんまり狭いとただの排他的な人たちだし、広すぎると年少の読者たちがついてこないと思うし。うーん、私としては少し狭すぎるように感じるのに主人公にそれを広げようという意識が薄いのが気に障るのかしらん。本人が自覚的に努力しているわけでもなく自由気侭にふるまっているだけで、周囲が勝手に仲間になっちゃうみたいな。そういう素の部分にすでに魅力があるって描写なんだろうけど、それにしてはナルトの言動がちょっと共感できないっていうか、嫌いな人は絶対に受けいれにくいタイプだからなー(サクラもだけど)。もう少しだれにでも好かれるような人柄にすればよかったのに。サイやヤマトのキャラがどんどん立ってきて、その辺の描写は楽しんで読んでいます。さすがです。でも腹は隠してほしい。
●アイシ
 勝負がつきましたねー。武蔵の語るヒル魔さんが良かった。そうなんですよ、かれは身体的には大したことないんだけど頭脳がズバぬけているのが魅力なんで(だからヒル魔が真アイシールドであるって説はいちばん萎えると個人的には思うところです)。キックチームがメインの相手にパントリターンタッチダウンで勝負を決めるって展開には文句のつけようがないです。敵の突きぬけた長所が見方によっては弱点になるというのも巧いなあ。それを考えるためにいるキャラですからねヒル魔さんは。先週の夏彦がすぐ調子こいて鈴音につっこまれたのも面白かったです。馬鹿のままでよかった(笑)。しかし爽やかすぎて感想が書きにくい作品でもあります。ここで負けるとも思ってませんでしたしね。新展開に期待したいです。
 追記:アップしたあと感想サイト巡りをしたら「ぜんぜんキック対決って感じがしなかった」という感想が多かったですね。オフェンス&ディフェンスのほかにキックチームというのがいて、試合中に「オフェンスとディフェンスの皆さんは休んでくださいね〜キックチームの出番で〜す」という場面があって、最後にセナが得点を決めたのはそういうシーンだっていう説明が足りないようです。そうか……まあ泥門は部員が少なくて全てが兼任だから仕方ないか。最後のセナはキックチームのパントリターナーというポジションの選手として走ったんですよ。PRはRBだけでなくWRやCBがやることも多いとか描いてほしいところです。要するに「“リターン”もキックチーム対決でしか見られないプレイで、通常のランとは違うものだ」という前提が世間にはなかったみたいですね。
●銀魂
 先週までのシリアス展開は意外とあっさり終わりましたね。エリザベスばかりが印象的だったっていうか。高杉が改心しなくて本当に安心しました。もしそうなったらコミックスの購入を辞めるところでしたから。しかしムヒョロジのエンチューの事情が明かされたときのような気持ちになってしまって消化不良です。べつに嫌いじゃないけど、様づけで部下から崇拝されるようなタイプの悪役ではないと思うんですよー。銀さんの過去に迫る展開はまた見たいです。シリアス風味が薄めならなお良し。でも掲載順が上がってるんですよね……久しぶりに土方が出たのでオッケーですけど。鉄子たんのレギュラー化を望みます。愛い。
●ネウロ様
 ヤヴァイです。腐女子的に萌えまくってます。冨樫神に似た確信犯臭を感じないでもないので踊らされたくないんです。でも最近のジャンプでいちばん面白いと思ってます(ここはアイシサイトです)。でもあんまり順位が上がりすぎるのはアレな作品なんで、今週くらいの位置をキープしてほしいなぁ。ユキの「寒さ」とか望月と早坂の「白」と「黒」とか、キーワードの使い方も何気に巧いですよね。こういう状況で足手まといでしかないはずの弥子ちゃんがビュティポジションにいるのも巧い。しかしユキって男の子の名前ではないと思うんだが、正式名称なんかなー。フルネームが私の本名と同じになってしまうんで呼びにくいったらないです。親しみを感じればいいところなんでしょうか。それともうちの裏山が雪崩を起こすという予言かコレは。ありえそうで縁起悪いです。追記:や、同じなのは読みだけです
●タカヤ
 むー、これも感想を書きにくい。戦って勝った相手はすべて仲間になってヤムチャ化するのか。敵も味方もキャラの性格がシンプルだから(褒めてない)逆に納得いかないことにはなってないので、全体的に不快感を覚えないのは良いことだと思います。内容が薄いという意味でもありますが。
●リボーン
 おお、ホントにレオンから何かが生まれますよ! 憑依弾ってことは骸さん死んでないのね。それって死ぬ気弾みたいに回数制限とかないのか。このシリーズが終わったあとツナがどうなるかは興味あります。
●テニス様
 すべてにおいて爆笑。シンクロ恐るべし!
●フォールン(読切)
 なんか懐かしい作者さんですね。いま私が思い浮かべているのは同じ作者の十年以上前のボクシング物なんですが、主人公が友人たちから崇拝されている→だれかに負けて公衆の面前で大恥をかく→友人たちの態度が手のひらを返したように冷たくなる→主人公が努力して真の実力を手に入れ、友人たちの崇拝をとりもどす→という展開がソックリ同じだったような印象です。少年マンガ的にはベタな展開かもしれませんね。男の子の人間関係ってそんな感じのところあるみたいだけど、女の私としては「それって友だち?」とか思ってしまうので入りこめないタイプの作者さんです。元の状態に戻ったって主人公は嬉しくないんじゃないの?って思わない? おまえらなんかこっちからお断りだよって言いたくなる感じです。後半MTBのレースの入ってからの展開が妙に前半の空気と断絶しているような気がしてしまいました。前半を連載の第一話でやって、後半を第二話から長く丁寧に描いていけば面白そうかな。絵柄は嫌いじゃないけど、冒頭の女友達とか変に浮いてるので、ビミョーな感じです。
●ポルタ
 横取り屋ジャックの変装は光学迷彩をアレンジしたハイテクノロジーとしか思えません。いろいろアレなんですけど、どこから突っこんでいいのかすらわからなくなってきました。順調に下がってます。
●デスノ
 でもデスノのほうが更に下なんだよね。それが現実。先週ニアが、飛行機の搭乗手続きとかひとりでやったことないから帰ってきてって仲間に頼んでいるのが良かったと思います。一芸に秀でていて他の部分がダメな人って天才にはありがちですね。そういう人材が役に立っている状況って基本的に好みなんで。さいきん状況整理と会話ばっかりで話が進行している気がします。展開上しょうがないのはわかるんですけど、もっとこう……うーん。クライマックスが近づいてきてるみたいなのに、なぜ盛りあがらないんでしょう。
●こち亀
 先週も今週も序盤はいいんだけどなー。ネタが最初にあってオチが後付けって感じが露骨すぎます。
●みえるひと
 え、もしかして新展開! 続くんですか? ヒメノの顔がもう少し可愛ければいいのに。
●ミスフル
 先週の屑桐の家庭描写が……いつの時代だ……いや現代日本にも貧困にあえぐ家庭はあると思うけど、服や室内の様子があまりにも現実離れしています。ギャグとしか受けとれなかったんですが、それでいいのかな。それで今週。忘れられていたようなキャラを再投入ってことですよね? やっぱり打ち切りはナシ? そして次の対戦校は何県なのかが気になります。どうか私には無関係な土地でありますように(笑)。
●もて王
 この掲載順はいったいどうしたことでしょう。入稿が遅れたとかですか。そうであることを願います。今週のツボは「急げ宏海!ボケが流れっぱなしになってるぞ!」ですかね。自分ではツッコミ入れないのか、悠。先週はさいきんのジャンプからのパロディが多くて、でもこれ一般の読者は喜んでるのかなー。ジャンプ感想界がメイン読者層のように思えてきました。反応が多かった部分ばかり使われてるしね。
●ジャガー
 うーんビミョー。ナス太郎とマス太郎をハマーとハミィに置き換えても成立しそうなネタをこういう世界でやるというのはわかるんですけど。なにかが足りない。絵の本格っぽさかな。なにかに似せるつもりのときは普段より丁寧な仕事をしてほしいです。先週は文句ナシ、ハミィがちょっぴり好きになりました(ぇ
●赤マル冬の宣伝
 武装錬金ピリオドは65ページか。1月16日発売の420円。せめて390円とかにならないかな。そういえば先週の最後に違う別冊のことが載ってましたね。月刊ジャンプと合同とかいう。こちらはスルーかなぁ。いやもうどうしようもない臭がぷんぷんしてたし。なんでだろ?
●べしゃり
 先週の上妻と辻本が仲良くなっている描写はなんか良かったですね、突っこみどころもあるけど安心した。すかさず次の展開に繋げてるし、作品自体は嫌いじゃないほうです。掲載順が下がってて心配。
●破天荒(読切)
 うーん、以前の読切は記憶に薄いけど、同じ印象だったのは憶えています。読切としてはけっこう面白いと思います。キャラの描き分けとかの点で連載は厳しいかなって感じ。長谷川がいじめられるタイプには見えないっていうか黒塚が女の子をいじめるタイプには見えないっていうか、その辺は違和感でした。
●僕とハカセ(読切)
 ハカセのほうが自分の悪い部分を知ってるのに改めないんだから、主人公が信じてあげられないのも当然と思います。だいたい初対面に近いんでしょう。他人を信じるためには互いの積み重ねが必要なのに、友だちという言葉を使えばその努力を省略できるとでもいうつもりか。ってまあギャグ作品なんで、その辺の不条理も笑いどころってことなんかな。絵は見やすくてよかったし、ある水準は超えていると思いました。

 感想をアップするボーダーは水曜日でしょうか。木曜から早売りの感想が出始めるし、アクセス数もガクンと減るような気がする。でも更新してなくても来てくれている人もいるので来週も頑張ります。





本の感想

2005/12/10(土) 朝 

 うあー、気分が乗らないのでレスとか後回しにして(最低)いつか書こうと思っていた感想をば……って、まだ読み終わってないっつーの。

 『デーモン・アゲイン』
 三話収録されているうちのコレを目当てに買ったといっても過言ではありません。単行本になってくれるなんて、あきらめていただけに感動で指が震えんばかりです(嘘)。
 これはTRPGのリプレイ(実際にプレイした様子を編集して読み物にしたもの)です。以前その手のものを作っていた会社でバイトしていたのでゲームについても知ってるんですが、純粋に読み物として好きなジャンルです。ゲーム自体はずいぶん前に流行ったり廃れたり……したらしい。そんなのとは関係なしに購入しておりましたので。リプレイだけでなくルールブックもけっこう所持しています(高いんですよ!)。主に世界観の資料として活用しています。でもシステムの数字的な部分にも感動できる人間ですから。たとえば今回の『デーモン・アゲイン』で使用されている『ソードワールドRPG完全版』、一見して面白いのはサイコロで自動失敗をだすと経験点10点がボーナスとしてもらえることでしょうか。微々たる点とはいえサイコロ運が悪い人ほどレベルが高くなるというシステム。なんて美しい。能力値が6の倍数でボーナスが増えるのは六面サイコロを使用するからなのかなとか、読みこめば読みこむほど味のあるルールブックだと思います。

 いろんなゲームのかなりの数のリプレイを読んできたつもりです。作者によって個性があるなか、個人的にいちばん面白いと思っていたのが清松みゆき氏のバブリーズのシリーズ。ソードワールドRPG旧版リプレイの6〜9巻にあたります。たしか五つくらいのパーティが代替わりしていったうちの三代目パーティでしたかね(うろ覚え)。この四冊だけが新装版として復刊されたので人気もあったみたいです。

 なにが面白かったのか。第一にゲームマスターの視点でゲーム的に解説したことだと思います。
 ロードス島戦記あたりからストーリー重視のリプレイが主流になってきて、でもソードワールドのリプレイは山本弘氏の書いた一冊目から良い意味で行き当たりばったりで、なんというか素人でもやれそうな身近なシナリオ展開をしていました。世界の行く末に関わるような大げさな冒険ではなく。ソードワールドというシステム自体がそういう生活感あふれるコミカルな冒険に向くようにできているわけですけど。それでも主人公となるのはプレイに参加したキャラであって、進行役のゲームマスターは存在を主張しないものでした。それはTRPGというゲームの性質がそういったものだからです。シナリオを用意したり判定をしたり全体を仕切るのはすべてゲームマスターの仕事ですが、ストーリーの主役はプレイヤーの操るキャラクターたちです。
 清松氏のリプレイはプレイヤーが知り得ないようなゲームマスターの裏事情まで書いてあるのが特徴だったと思います。これだけの選択肢を用意してありこのように情報提示してみたらプレイヤーたちはこんな行動をとった、それによって予想外の展開になってアドリブで話を繋いでなんとか軌道修正した、みたいなことまで赤裸々に描かれています。むしろそれがメインであったといってもいいでしょう。ある意味ゲームマスターが主人公のリプレイです。従来の作品はキャラクターの視点で描かれており、べつの選択をしたらどんな結果になったのかを知ることは基本的にできません。このジャンルにおいて画期的な手法だったと思います。

 第二に、ゲームマスターのミスから後のシナリオ全体を左右するような大トラブルが発生したこと。
 バブリーズのシリーズは第一の理由であげたような手法で書かれていても、最初のうちはそれほど際だった面白さはありませんでした。大きく変わったのは、ゲームマスターがシナリオの途中で気軽にマジックアイテムを渡したらそれがとんでもない値段で売却できることが発覚し、プレイヤーたちがレベルに似合わない大金を労せずして手に入れてしまってからです。全員の装備が軒並みアップし、彼らのレベルよりも高い難易度の事件を用意しなければ簡単に解決できるようになってしまいます。敵が強くなればそれだけ高い経験値や報酬が与えられますのでますますパーティが強化されていくという構造的なインフレに陥ってしまい、ついに最後まで解消することができませんでした。このリプレイはゲームマスターの視点で描かれていますから苦悩しまくるゲームマスター側の事情がクローズアップされ、手を変え品を変え事態の解決をはかろうとする様子、そしてしまいには開きなおっていく様子が描かれているわけです。これは楽しいですよ(笑)。バブリーズというパーティ名は冒険者たちにバブルの波が到来したことからつけられています。

 第三に、策略や小細工を弄するのが好きで得意なプレイヤーが複数いたこと。
 さっきも書きましたが、ソードワールドRPGは生活感のある冒険を楽しむファンタジー世界です。時間が経過するだけでガンガン生活費が徴収され、お金がないお金がないと騒ぎながら仕事を求めなければいけないようになっています。逆にいうと、お金の使い道というものがあまり用意されていません。店で買える最強の装備を揃えるために必要な金額は、わりと低めです。だぶついた資産をどうするか。お金の使い方には個性がでますよね〜。バブリーズはそこに笑える工夫をこらす能力と嗜好のある人たちでした。このシステムを使用していたら通常ではありえないような戦術を編みだすことだって可能だったのです。

 このような要素が絡みあって生まれたのが伝説的なバブリーズのシリーズだったわけですね。『デーモン・アゲイン』の表題作は、このバブリーズが八年ぶりに再結成されてのリプレイです。まあ短いシナリオの読み切りですけど、傍若無人なお大尽アタックは健在でした。読めてよかった。
 清松氏はその後も違うパーティでリプレイを書きましたが、第二第三の要素が揃いませんのでパッとしないまま終了。とくに第二の要素は偶然の産物ですから、バブリーズを超えるリプレイが現れることはないだろうと考えていました。

 ところが。
 ルールの完全版が出版され、新ソードワールドリプレイシリーズがスタート。ぶっちゃけバブリーズ以上のヒット作だと思います。こないだ(といっても数ヶ月前)完結しましたが、全10巻。多少のメンバー交代があったとはいえ同じパーティでここまでシリーズが続いた事実からも、その人気ぶりが伺えます。
 監修は清松氏で、リプレイの基本的なスタイル、つまりゲームマスターの視点であることは変わりません。するとやはり想定外のトラブルでも発生してくれないと、真の面白さが発揮できませんよね。なかなかそんな事態にはならないでしょう。

 そう思っていたところに新たな第二の要素が投入されました。それは「ゲームマスターが初心者である」ということです。
 なるほど巧い! それならどんな小さな出来事でも「予想外の大トラブル」として扱えます。右往左往するゲームマスターの心情を描くことが可能なわけです。脱帽ですよ。しかしこれは両刃の剣でもあって、全体を管理する役目の人が初心者だとゲームそのものが成立しなくなる危険があるのです。既存の作品でも、プレイヤーが初心者なのはよくあることですがマスターが初心者なんて見たことありません。いや一度だけあるか。パーティのメンバーが持ち回りでゲームマスターを担当するというアンソロジーを読んだことがありますが、初心者が担当した回はそれは困ったことになっていたんですよ。そもそもシナリオの作り方がわからなくて、ほかのプレイヤーに相談したりしてたし。そんな難しい係をだれにやらせるのか。
 ソードワールドを制作した会社には、うってつけの人材が存在したのです。秋田みやび氏。執筆担当と事務担当が明確にわかれている会社で事務(経理と受付)を担当していた社員なのに、テストプレイヤー等にかりだされるうちにゲーム適正の高さを発揮して社内の大会で優勝しちゃうような珍しい人材です。社会人としての年季もあるし、初心者といってもやればできるのがわかっている人だったんですね。うーん。

 さらに第三の要素も新たに加わります。秋田氏の「サイコロ運の異常な良さ」です。
 TRPGはサイコロをふって得られたランダムな数字を自分のキャラの能力値に上乗せしたりして判定するのが基本です。たとえば重い物をもちあげるときは、まずゲームマスターが「5以上で成功」とか決めます。で、腕力が1のキャラはサイコロで4以上をふれば成功、腕力が3のキャラは2以上をふれば成功みたいな。なのでキャラのレベルや能力値だけでなくプレイヤーのサイコロ運がそのキャラの強さ(お役立ち度)を左右するわけです。どういうわけか常に運の良い人と悪い人が存在するんですよね、いやホント。運が良いほうがクリティカルを連発したりしてプレイ中は頼りになるんですけど、面白いかっていったらそれほどでもないんですよ。むしろ肝心なときに失敗する人のほうがウケがとれて美味しかったりします。
 でもそれはプレイヤーの話であって、ゲームマスターのサイコロ運が良いのはマズイんですよね。なぜならプレイヤー側が負けちゃったら話にならないからです。最終的には勝利しなければゲームになりません。互角に戦えて適度なスリルと達成感を味わえるような、ちょうどいい強さの敵を用意するのがゲームマスターの仕事です。それで全力で戦って運悪く負けちゃったら仕方ないですけど、ゲームバランスが悪くて負けるようなシナリオは失敗作です。
 なのに秋田氏のサイコロはクリティカルばかりを叩きだしてくれるわけですね。プレイヤーのほうにもサイコロ運の悪い人が何人もいるもんだから余計に差が目立ってしまうんです。軽く勝てるような雑魚モンスターを用意したつもりなのに攻撃を避けまくったりして、なぜか妙に強い。予定外にプレイヤーたちを殺しそうになって内心で半泣きのゲームマスターの姿とか(笑)。美味しすぎ。これまた面白いリプレイですよ。このシリーズのパーティ名は「へっぽこーず」ですけど、マスターが強すぎるせいもあるんです。

 そんなわけで、へっぽこ冒険者のシリーズは非常に面白い仕上がりになっていると思います。
 秋田みやび氏のリプレイも『デーモン・アゲイン』に収録されています。残念ながらパーティはへっぽこーずではないんですが、彼女のサイコロ運の良さは相変わらずでした。キャラを立てようとするシナリオ作りの巧みさは単発のリプレイでは発揮されにくいのが残念かな。話の雰囲気は可愛くて好きです。

 そして現在。次のシリーズが進行中なわけですが、これがちょっとねー。今度は正真正銘の初心者をゲームマスターに起用しているんです。もともとルールブックを売ってこのゲームのプレイ人口を増やすのが第一の目的ですから、ホントに慣れない人でもなんとかゲームを遊ぶことが可能なんだという事例を示していくようなコンセプトで作られているようです。単純に読み物として楽しみたい私のような人間には厳しい方針転換であります。何冊か買ってはみたけど……って感じ。
 でも代わりにゲームマスターを補佐するプレイヤーたちがベテラン揃いで、キャラクターを作成した際に少し問題のある能力値をそのまま採用し(あんまり極端な場合はサイコロのふり直しが認められるのに、初心者マスターがそれをやらなかったんですね。でもプレイヤーたちはそのまま進行させたんです)、どうすればこのキャラを活躍させられるかプレイ後に素に戻って議論する様子などがリプレイに収録されており、その辺はなかなか興味深いです。主役を張るべき戦士タイプのキャラのHPが低すぎて戦闘の前線にも後方にも参加させられないドウシヨウってことで、パーティ名は「ぺらぺらーず」。どうなのかなコレ(笑)。
 この初心者マスター藤澤さなえ氏のリプレイも『デーモン・アゲイン』には入っています。パーティはやっぱり違うんですけど……このリプレイを読むかぎりではそんなに稚拙な感じはしないんですよね、監修が手を加えているのかな。編集の仕方によってこんなに違うのかと思いました。

 とまあ、私にとって印象的なマスターたちのリプレイが一冊にまとまった本でした。語りすぎです。しかも本の内容の感想じゃないし。だって読み終わってないし〜(笑)。私はバブリーズのスイフリーのファンです。パラサも好きですけどね。へっぽこーずではイリーナかな。ぺらぺらーずはまだ様子見です。





法事より生還

2005/12/08(木) 入浴前 

 画像は「南無阿弥陀仏」と書いてあるらしい。面白いフォントです。

 法事に行って帰ってきました。その二日前くらいから母に伝染された風邪でゴホゴホやってたのでカバンの中に箱ティッシュを忍ばせて……って忍びようがないですけど。思えば学生の頃も授業中は机の上にトイレットペーパーを乗せておりました。ゴミを入れるコンビニ袋も常備です。花粉って杉だけじゃないんですよね。いや今回はいつものアレルギー性鼻炎じゃなくて単なる風邪なんですよ。今年の風邪はノドにきます。皆さん気をつけてください。
 眠ろうとすると咳が出るんですよね〜。久しぶりに近所の診療所に行きました。ここの医者はあまり愛想がいいほうじゃないので待合室がお年寄りの社交場になることもなく、快適です。ホントに良いことです。どうみても急を要するような状態には思えないお年寄りが喋りまくっているともう「私の風邪をもって帰りやがれゴルァ」と心が荒みますからね。マジメな話、抵抗力の弱い老人は病院なんて近寄らないに越したことはないと思うんですけど。ソファとかどんな病原菌がついててもおかしくないんだからさ。
 法事は祖父の三回忌だったわけですが、この祖父も病院が大好きでしかも目が不自由だから付き添いがなくては通院できないため、家族は大変でした。どうやら昔の国鉄(現JR)の職員は交通費が無料だった時代があったみたいなんですよ。乗り放題だったらしい。その感覚を引きずっているもんだから通院するのに運賃を払わなければならないのを物凄く理不尽に感じて文句タラタラ。困ったお祖父ちゃんでした。

 法事のときの坊さんの話は前回よりも短くてよかったです。内容は悪くないんだろうけど一本調子だから、校長先生の話をきいてるみたいなんですよね。僧侶というより商売人って感じだし。
 こうして身内の死という不幸な目にあったわけだけども、この経験を糧にして人間的にひとつレベルアップしてくださいね、そうすればあの世にいる故人もきっと喜びますから、という内容でした。自分の知り合いのお医者さんもたくさん患者の死を看取って遺族の悲しみをわかった気になっていたけど実際に家族の死に直面して初めてどんな気持ちだったのかわかったといっておりました、皆さんも故人の死によって他人の悲しみが理解できるようになったはずです……みたいな。なるほど亡くなった直後ではなく適度に記憶が薄れた頃にする話だなーと感心しながら拝聴いたしました。なんか、キリスト教の「右の頬を打たれたら左の頬をだせ」という言葉を引き合いにだしたんですけど、ふつう右利きの人が相手の右の頬を打つには裏拳というか手の甲を使わないと打てないわけで、これは物凄い侮辱を意味する特別な殴り方なんだと解説してくれたんですよね。本当なのかな、知らなかった。そこまでされても左の頬をだすのはつまり……えーと、なんだっけ、この辺は眠りかけてたので(笑)まあどんな経験からも前向きに学んでいけって感じ?
 仏教は自分の内面を磨けというばかりで、他人や社会に対して働きかけようという方向性が足りないんじゃないですかね。それは七回忌あたりにする話なんでしょうか。相手を気遣う気持ちがあっても具体的にどんな言葉をかけるのかは、またべつのテクニックが必要じゃないですか。相手の性格にもよりますし。そういえば祖父の家族でいちばんの苦労人である叔母さんが、以前は「どれか荷物もつよ」といってもひたすら遠慮して断るのでこちらが強引に奪いとらないと手伝えないタイプの人だったんですけど、今回は素直に渡してきたんですよね。体力的に厳しくなってきたのかな。私は相手の意思を確認して断られたらそれ以上は押さないのが基本の人なので、その叔母さんに対しては「どうなのかな、でも大変そうだよな、もっかい訊く?」みたいな葛藤をしなければならなかったのです。その叔母さんはちょっと極端なんだけど同年代の友人でも似たような反応をする子がいるから「ここは押しても迷惑じゃないんだよな?」と迷いながら接しているわけで……あと親しい仲間うちだけのときは遠慮しないけど他人がいるときは遠慮した態度をみせる人もいますよね。これは尊重して扱うべきなのかそれともツッコミ待ちなのか……とりあえず前者でやってます。うーん。
 坊さんが説教してるあいだ、後ろのほうで木魚を叩く係の坊さんが居眠りしてたのに笑いました。

 法事のあとに食事があって叔父が「次は父の七回忌で……(叔母に)やるんだよな?」と締めたんですが、それより先に祖母が亡くなりそうでした。法事の直前から入院しています。見舞いにもいってきました。もともと肺に影があって水がたまったりする人で、今回もそれだそうです。全体的に具合が悪いのは老齢のせいで治療しようがないから、水が抜けたらすぐ退院だそうですけど。まあ食欲があるうちは大丈夫でしょう。老健施設への入所は四百人まちだそうですけど、もう家庭で世話するのは難しい状態なので、ケアマネージャーに本格的に相談するそうです。叔母も「本人は家がいいって言ってるんだから可哀相」とかいって可能なかぎり面倒みようとする人だから……あそこまで酷い仕打ちをされながらそう思えるのが凄いよ叔母さん。本っ当に冷酷で性悪な婆さんですからね祖母は。姑ですよ? 叔母のことは尊敬しています。
 私と同居の祖母は七十人まちだった老人ホームの順番がきたので、本日転院してきたんです。以前の施設は車で二時間くらいかかったけど今度は近くてよかった。ここに骨を埋めるってことで。
 そういや祖母だけでなくうちの近所一帯を担当していたケアマネージャーさんが急死しちゃったんですよ。三十代独身の独り暮らしで、眠っているあいだに心筋梗塞を起こしたらしい。出勤してこないから家族に連絡がいって様子をみにいったら亡くなっていたという。若い人が死ぬのは嫌だなぁ、ご冥福をお祈り致します。そして「あの人も太めだったからねー、あんた気をつけなさいよ」と母が余計な一言をくれました。うるさいわー。てか、どうやって気をつけろっていうんだ。……ダイエットはします。

 お粥ダイエット(ただの病人食です)は飽きたので今日からふつうの御飯になりましたが、まだ本調子ではないため……各種感想は後回しで……拍手コメントやメルフォのレスからつけていくつもりです〜。
 でも先日夜中に朦朧としながらNFL眺めてたらイーグルスの完封負けを見てしまって、いろんなやる気が失せていきました。法事にいく直前のサンクスギビングデイのライオンズの負け方も酷かったけどさー。書きたいことは山ほどあるんですよね。そして未だに本が読み終わってません。





沈没中

2005/12/01(木) もうすぐ翌日 

 メールでの誤字指摘ありがとうございます、取り急ぎ修正だけ致しました。お返事は後日に改めて。いつも遅くて申し訳ありません。

 月に一度の悪魔がいらっしゃいました。法事の前に降臨してくれという祈りが通じたようです。意外と任意ですかねコレって。
 泊まりがけの法事のための準備は早めにほぼ完了。たった二泊だし。あれはさすがに着れるだろうと思っていた服が入らなかったので多大なショックを受けました。本格的なダイエットの必要があるようですね。でも夕飯に作った牛すじのビール煮が美味しかった……圧力鍋って素晴らしい。食事制限より運動するべきなのはわかっています。散歩しよう。

 ブログのテンプレをクリスマスバージョンに変更。macのIEでは文字化けするのを確認済み。対策法を検索して試したけどダメでした。ネスケだと大丈夫なんだけどなー。
 本が読み終わらない。








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